パナソニックASアメリカ社がVirtual SkipGen(TM)を発表、AWS Marketplaceで利用可能に
ジョージア州ピーチツリーシティ、2023年11月28日(米国時間)— 本日、AWS re:Invent 2023にて、Tier1サプライヤーであるパナソニックASアメリカ社(以下、PASA)は、車両開発サイクルの初期段階から自動車開発者を支援するためのクラウドネイティブ車載ソフトウェア開発環境Virtual SkipGen(TM)(vSkipGen(TM))がAWSのオンラインソフトウェアストア AWSマーケットプレイスで利用可能になったことを発表しました。PASAは2020年に次世代のコネクテッドデジタルコックピットソリューションとしてSkipGen(TM)3.0を発表しました。vSkipGen(TM)はこのSkipGen(TM)3.0を仮想化してAmazon AWS上で利用可能にしたもので、これまで車載ハードウェアがないと開始できなかったソフトウェア開発を車載ハードウェアなしでも可能とします。PASAとAmazonはこれまでeCockpitの進化を共同で推進してきましたが、このvSkipGen(TM)は自動車開発を「Shift-Left」するための最新成果となります。vSkipGen(TM)は、自動車においてこれまで一体であったハードウェアとソフトウェアを分離し、それぞれを独立して進化させることで、市場投入までの時間を短縮し、ソフトウェアの品質を向上させます。
PASAのvSkipGen(TM)は、IT業界や自動車業界で標準となっている仮想デバイスインタフェースVirtIOによって仮想化を行い、インフォテインメント用のAndroid Automotiveと、車両クラスタードメイン用のAutomotive Grade Linuxをサポートします。また、最新のコックピットシステムの開発に必要な自動車周辺機器とセンサーシミュレーションをサポートしています。vSkipGen(TM)が提供する仮想プラットフォームは自動車コックピット開発の真の「クラウドネイティブ」を可能にし、クラウドサーバーの計算能力を活用してマルチメディア、グラフィック、オーディオ、ディスプレイレンダリングのためのハードウェアアクセラレーションを提供し、優れたパフォーマンスとプレミアムな体験を提供します。
パナソニックASアメリカ社のCTOであるAndrew Poliakは、「AWS上のvSkipGen(TM)は、現在最先端のSDV(Software Defined Vehicle)の機能を利用したいと考えている方々のために設計されています。」と述べています。「AWSとのパートナーシップにより、クラウド上でコックピットドメインを仮想マシンとして運用することは、開発チームがシームレスで並列に作業し、サードパーティのサービスを活用したアプリ開発を可能にし、開発プロセスの初期段階でシステム統合とテストを実施するうえで非常に重要です。」と続けています。
パナソニックグループは、市場の拡大だけでなく、Panasonic GREEN IMPACTの達成に向けた取り組みをサポートするため、SDVの進化に投資しています。この自動車ソリューションvSkipGen(TM)は、ソフトウェア開発や試作段階におけるハードウェアプラットフォームを不要にし、資源やコストを節約することで、パナソニックグループの環境目標に貢献していきます。
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全文は以下プレスリリースをご覧ください。
▼[プレスリリース]パナソニックASアメリカ社がVirtual SkipGen(TM)を発表、AWS Marketplaceで利用可能に(2023年11月29日)
https://news.panasonic.com/jp/press/jn231129-1
<関連情報>
・Automotive Solutions
https://na.panasonic.com/us/automotive-solutions
・Panasonic North America