祝!加藤シゲアキの最新にして、最高傑作『なれのはて』発売即、3刷重版決定!
加藤シゲアキの最新長編『なれのはて』、売れ行き好調のため、発売1週間未満で重版が決定いたしました!
発売前に予約注文殺到により、異例の発売前重版を行った本作。
発売後もその勢いは収まらず、早くも3刷が決定です。
9月に先行して発売された『なれのはて』全文掲載の「小説現代10月号」も、創刊60周年の歴史の中でも史上3回目となる「完売御礼」という偉業を達成!
10月24日に行われた発売記念記者会見の場でお披露目されたPERIMETRONのOSRIN氏制作のPVも大変好評です。
3刷にあたり、帯も一新いたしました。
ノンフィクションライター石戸諭氏、書評家の大森望氏、杉江松恋氏、吉田伸子氏のコメントを抜粋し、モノクロのカバーとの対比が美しい黄色の帯となります。
紀伊國屋書店新宿本店、ブックスタジオ大阪店、三省堂書店アトレ上野店、紀伊國屋書店札幌店などには懸垂幕や大型看板を掲出しており、これからも『なれのはて』旋風は止まりそうにありません。
紀伊國屋書店全店ベストセラー【総合】(2023/10/23~10/29)第1位
丸善ジュンク堂書店【小説・文芸】ランキング(2023/10/23~10/29)第1位
三省堂書店【文学・ノンフィクション】ランキング 第1位
未来屋書店【文芸・文庫】(2023/10/23~10/29)ランキング 第1位
八重洲ブックセンター 週間総合ランキング 第1位
楽天ブックス 週間ランキング(日本/小説・エッセイ部門)第1位
その他、各店舗の週間売上ランキングの第1位となっています。
<あらすじ>
ある事件をきっかけに報道局からイベント事業部に異動することになったテレビ局員、守谷京斗(もりや・きょうと)。異動先で出会った吾妻李久美(あづま・りくみ)が祖母から譲り受けた、作者不明の不思議な古い絵を使って「たった一枚の展覧会」を実施しようと試みる。ところが、許可を得ようにも作者も権利継承者もわからない。手がかりは絵の裏に書かれた「イサム・イノマタ」の署名だけ。守谷は元記者としての知見を活かし、謎の画家の正体を探り始める。だがそれは、秋田のある一族が、暗い水の中に沈めた秘密に繫がっていた。
1945年8月15日未明の秋田・土崎空襲。
芸術が招いた、意図しない悲劇。
暴走した正義と、取り返しのつかない後悔。
長年秘められてきた真実は、一枚の「絵」のミステリから始まっていた。
戦争、家族、仕事、芸術……すべてを詰め込んだ作家・加藤シゲアキ「第二章」のスタートを彩る集大成的作品。
「死んだら、なにかの熱になれる。すべての生き物の成れの果てだ」
<加藤シゲアキさん コメント>
前作『オルタネート』の執筆時から考えていた本作が、構想からおよそ3年の歳月を経てついに完成しました。
『なれのはて』は自著のなかで最も壮大なテーマに挑んだエンタメ作品であり、また問題作でもあると考えています。
三十代半ばとなる(なった)私が何を書くべきか、問い続けた結果がこの作品です。
舞台を2019年の東京と、私の母の地元である秋田にしたのは、私自身がこの物語に深く没入するためでしたが、その過程で日本最後の空襲のひとつといわれる土崎空襲を知り、自分がこの小説を書く宿命を感じました。
この小説を書いたのは本当に自分なのか、それとも何か見えざるものによって書かされたのか。今はそういった不思議な気分です。
作家活動が十年を超えた今だからこそ、全身全霊で書き上げることができました。
一枚の絵の謎から広がる世界を、どうぞご堪能いただけると幸いです。
<書籍情報>
■タイトル 『なれのはて』
■著者名 加藤シゲアキ
■発売日 2023年10月25日(水)
■判型 四六判ワイド上製
■定価 2145円(税込)
■448ページ
■ISBN 978-4-06-533143-9
<公式サイト/公式X>
「なれのはて」公式HP http://narenohate.kodansha.co.jp
「なれのはて」公式Xアカウント @narenohate_kds
<加藤シゲアキさん プロフィール>
1987年生まれ、大阪府出身。青山学院大学法学部卒業。2012年1月『ピンクとグレー』で作家デビュー。2021年『オルタネート』で第42回吉川英治文学新人賞、第8回高校生直木賞を受賞。「NEWS」のメンバーとして活躍しながら作家としても精力的な活動を続けており、評価を高めている。他の著書に『閃光スクランブル』『Burn.−バーン−』『傘をもたない蟻たちは』『チュベローズで待ってるAGE22・AGE32』(全2冊)、エッセイ集などに『できることならスティードで』『1と0と加藤シゲアキ』がある。
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