Tsunashima SSTで産官学民連携のこども防災フェアを開催 フェーズフリーなまちへ
神奈川県横浜市港北区と「Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン(*)」(以下、Tsunashima SST)のより良いまちづくりを主導する「Tsunashima SST まちづくり運営協議会」(以下、協議会 代表会員:パナソニックグループ)は、同SSTで産官学民連携による「こども防災フェア2024」を2024年3月10日に開催します。
本フェアは、かつて横浜が関東大震災(1923年)に見舞われ、多くの方が犠牲となったことから、同震災から100年目にあたる2023年に初めて試行的に実施されました。近年の東日本大震災(2011年)や熊本地震(2016年)をはじめ、2024年元旦の能登半島地震などの大規模災害から防災への関心が高まる中、協議会に加盟する企業各社、行政、大学、地域住民が一体となって取り組むことで、自助・共助の重要性を学ぶとともに、まち全体のレジリエンスを高めることを目的としています。
これまでもTsunashima SSTでは、ガスコジェネレーションシステムで発電した電気や冷温熱をタウン内施設に供給するタウンエネルギーセンターの設置や、災害発生時のライフライン確保3日間を目標に掲げ、災害に強いまちづくりに取り組んできました。敷地内には災害時に周辺住民も使用できる防災設備が設置されており、普段はベンチとして使い、災害が発生した場合はマンホールを仮設トイレとして使用するほか、ベンチを炊き出し用の「かまど」として使用するなど、防災拠点としての機能を果たしています。
今回は、日常時と非常時の両方の状況で利用できる「フェーズフリー」なサービスや商品、最新の技術などを紹介し、Tsunashima SSTがフェーズフリーを体現するモデルゾーンとなることを目指します。
アピタテラス横浜綱島(商業施設)の「屋上駐車場」と1階「イートイン」、同施設裏手の「バックヤード」、同施設北側「芝生エリア」、また交流・共創拠点である「イノベーションスタジオ」、東西に伸びる「貫通通路」の6ヵ所を会場とし、消防車両や給水車展示、小型電動車両の乗車体験のほか、協議会各社および近隣の企業・大学、自治会など約20団体がブース出展を行います。
まちづくりを推進するパナソニックグループは、引き続き企業、行政、大学、住民と連携し、フェーズフリーなまちへの理解・浸透を図るとともに、安心・安全なまちの実現とレジリエンス強化を目指します。
パナソニックグループの主な出展・取り組みは以下の通りです。
1. 可搬型バッテリー「e-block(イーブロック)」停電時の電源としても有用(屋外駐車場)
バッテリーと充放電器をセパレート型にした、可搬型バッテリーです。小型・軽量で手軽に持ち運ぶことができます。平常時は充電しながら機器に給電、停電時には自動的にイーブロックから給電が可能です。
https://www2.panasonic.biz/jp/energy/chikuden/e-block/feature/
(パナソニック株式会社)
2. USB出力アダプター(電動アシスト自転車用)独立電源としても活躍(屋上駐車場)
電動アシスト自転車の試乗会のほか、電動アシスト自転車用バッテリーを、専用のUSB出力アダプターに取り付けることで、災害時は充電器として使用できるアダプターを出展します。
フル充電で、スマートフォン約20回の充電が可能です。
(パナソニック サイクルテック株式会社)
3. 除菌・脱臭効果が期待できる「オゾンウォーター」で衛生面の向上(イノベーションスタジオ)
除菌・脱臭効果が期待できるオゾン水です。水を電気分解して直接オゾン水を生成します。家庭や様々なシーンで衛生的で安心な環境を実現します。
https://news.panasonic.com/jp/stories/12382
(パナソニック株式会社)
4. ワイヤレス電力伝送システムによる電源の無線化(イノベーションスタジオ)
920 MHz帯のマイクロ波(電波)を活用し、長距離でのワイヤレス電力伝送ができます。電池交換や電源ケーブルが不要で、いつでもどこでも電源供給を可能とする技術。離れた場所に設置された送電機から常に電力を供給できるため、電池切れの心配や電源コードの煩わしさの無い空間を提供できます。※試験用サンプル
https://news.panasonic.com/jp/press/jn220324-3
(パナソニック ホールディングス株式会社)
5. ソーラーランタンによる再生可能エネルギーの発電(イノベーションスタジオ)
無電化地域の人々に無償でお届けしている再生可能エネルギーを利用したソーラーランタンです。3段階の明るさに切り替えができ、最大で90時間程度稼働できます。スマートフォンの充電も可能で、東日本大震災や2023年のトルコ・シリア地震の際にも活用されました。https://holdings.panasonic/jp/corporate/sustainability/citizenship/lutf/akari.html
(パナソニック ホールディングス株式会社)
6. VR(仮想現実)技術を活用した防災クイズ(イノベーションスタジオ)
SDGsや防災について、360度バーチャルツアー体験を通じ楽しく学ぶことができます。バーチャルツアーでは学習コンテンツ以外にも、展示会や会社紹介など様々な空間を創りあげることができ、いつでも、誰でも、どこからでもバーチャル世界にアクセスできます。
(パナソニック システムデザイン株式会社)
*パナソニックグループの工場跡地を活用し、2018年にまちびらきしました。次世代都市型スマートシティとして、産官学民が共創し、事業イノベーション創造と社会課題解決を先取りするまちづくりを進めています。
<こども防災フェア2024 概要>
日時:2024年3月10日(日)9:00~15:00
場所:Tsunashima サスティナブル・スマートタウン(アピタテラス横浜綱島ほか)
住所:神奈川県横浜市港北区綱島東4丁目3-17
※横浜市港北区公式サイト
https://www.city.yokohama.lg.jp/kohoku/kurashi/bosai_bohan/saigai/kodomobousaifair.html
出展:協議会加盟企業、近隣企業・大学他、約20団体が出展
【お問い合わせ先】
パナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社 コーポレート広報センター
E-mail:tokyo-bcpr@ml.jp.panasonic.com
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