プログラムスタートから20年 キッド・ウィットネス・ニュース(KWN)日本コンテスト2023 最優秀作品賞が決定 コンテスト表彰式を開催
パナソニック ホールディングス株式会社(以下、パナソニック)は「キッド・ウィットネス・ニュース(KWN)日本コンテスト2023」の受賞作品を決定し、2024年3月17日(日)にコンテスト表彰式を開催しました。リアルでの表彰式開催は4年ぶりとなり、一部中継での配信も実施しました。
2023年度は、日本全国から小学校・中学校・高等学校95校・158チームが参加し、厳正な審査の結果、SDGs賞など10作品の部門賞と20周年特別賞や佳作など40作品が選出され、さらにその中から以下の最優秀作品賞を決定しました。
《小学生部門》
神奈川県 横浜市立西が岡小学校「みんな大好き」
《中学生部門》
福島県 いわき市立中央台南中学校「Coming Back Home~帰郷~」
《高校生部門》
宮崎県 宮崎日本大学高等学校「ちょっとヒーロー」
最優秀作品校は2024年10月26日(土)に開催されるKWNグローバルサミット2024に日本代表としてエントリーされます。
▼KWNグローバルサミット2023のページ
https://holdings.panasonic/jp/corporate/sustainability/citizenship/kwn/global_summit2023.html
またパナソニック従業員374名が投票に参加した「Panasonic賞」も決まりました。
福島県 南相馬市立八沢小学校 八沢小学校5年生「なくならないよ~私たちの宝物~」
キッド・ウィットネス・ニュース(KWN)は、撮影機材と制作ノウハウを提供し、子どもたち自らが自由な発想で映像制作に取り組むことを通じて、創造性やコミュニケーション能力を高め、チームワークを養うことを目的としています。パナソニックが1989年にアメリカで始めた教育支援プログラムで、今までに、18万人以上の子どもたちが参加しています。プログラムは、国・地域ごとに運営されており、日本では2003年より始まりました。以降、毎年、子どもたちが制作した映像の中から優秀な作品を表彰しています。
以下、各部門の最優秀作品賞とタイトル、子どもたちの伝えたい思いについて紹介します。
【小学生部門 最優秀作品賞】
学校名:神奈川県 横浜市立西が岡小学校 5くみB上級生グループ
作品名:みんな大好き
《児童たちからのメッセージ》
差別を身近に感じる人に向けて、人と違っても大丈夫、それぞれに良さがあり、それを認め合えることが不平等をなくす一歩になる、ということを伝えたい作品です。始めは自分達に悪口を言っている人達に向けて作品作りがスタートしました。しかし、作品を作る際に、自分達のことや特別支援学級のことを調べるにつれて、気持ちに変化が現れました。なぜ悪口を言ってしまうのか、グループのみんなで考えました。自分達はみんなと違うところがあるけれど、悪口を言う人は、自分達のクラスのことを知らないから言ってしまうのかもしれない、という考えに至りました。自分達のことを知ってほしい。自分達はみんなと違うかもしれない。でも、一人ひとり違いがあり、だから人との関わりが楽しくなるんだ、ということを伝えたいという気持ちに変わってきました。さらに、作品が形になっていくにつれ、「他の学校にも自分達のように、違いを馬鹿にされたり、それを理由に仲間外れにされたりして、悲しい思いをしている人がいるかもしれない。僕たちが目一杯お互いのことを好きっていうことを映像で伝えて、悲しい思いをしている子達に大丈夫だよって伝えたい。」と、伝えるための視点が自分達のため、というものから、さらに外の世界に広がってきました。
差別的な言葉を他の人にぶつけてしまっている人にはもちろん、差別を受けて辛い思いをしている人たちにも見てほしい。そんな作品です。
【中学生部門 最優秀作品賞】
学校名:福島県 いわき市立中央台南中学校 放送委員会
作品名:Coming Back Home~帰郷~
《生徒たちからのメッセージ》
福島に生きる私たちは、12年が経過した今でも廃炉に向けた取り組みや処理水放出による風評の懸念など、東日本大震災との関わりを意識せずに毎日の生活を送ることはできません。とはいっても、2010年4月~2011年3月に生まれた私たちに震災の記憶はありません。そこで、「あの日何が起こったのか」「その後どのような日々を過ごしたのか」を知り、「自分たちにできることを考えて実際に行動に移す」ことを目的に、1学年全員で取り組みました。すると、それぞれの考え方や行動は異なっても、故郷の福島への思いはみんな同じだということがわかりました。震災から12年が経って、「復興は進んでいる」と感じている割合が過半数を超えたというニュースもある一方で、私たちが学び、考え、行動できることもあるはずです。これから一人ひとりがどこでどのような生活を送るかはわかりませんが、私たちには福島という帰る場所がある…そのような思いを伝えるためにこの番組を制作しました。
【高校生部門 最優秀作品賞】
学校名:宮崎県 宮崎日本大学高等学校 SUNNY-STUDIO
作品名:ちょっとヒーロー
《生徒たちからのメッセージ》
今回の作品は、SDGsにあまり興味を持っていない人達(特に同世代の生徒)に対してSDGsを知って貰う作品です。私達も実際にSDGsに対して興味があった訳ではなく、作品を制作する為に調べてみて初めて知る事や理解できる面が多くありました。SDGsに対して必死に活動している高校生よりも、大学受験や部活に必死に活動している人の方が多いのが現状だと思います。でも、そもそも世界の状況が今のまま安定していなければ、夢や目標も叶える事はできないと思いました。自分を大切にして欲しいけど、ちょっとだけSDGsを日常に考えて欲しい‼
入賞作品つきましては下記のサイトよりご覧頂くことができます。
■キッド・ウィットネス・ニュース(KWN)日本コンテスト2023結果発表
URL:https://holdings.panasonic/jp/corporate/sustainability/citizenship/kwn/jp_contest2023.html
■キッド・ウィットネス・ニュース(KWN)日本 ホームページ
URL:https://holdings.panasonic/jp/corporate/sustainability/citizenship/kwn.html
<パナソニックの企業市民活動>
誰もが自分らしく活き活きとくらす「サステナブルな共生社会」へ
「事業を通じて人々のくらしの向上と社会の発展に貢献する」を経営基本方針とするパナソニックグループは、企業市民活動においても社会課題解決と新たな社会価値創造に取り組み、事業と両輪で「物と心が共に豊かな理想の社会の実現」を目指しています。企業市民活動では、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の1番でもあり、創業当初から取り組んでいる「貧困の解消」と、世界全体の喫緊の課題である「環境(問題)」、さらに課題解決のベースとなる「人材育成(学び支援)」を重点テーマに設定し、さまざまな「企業市民活動」を行っています。
■パナソニックの企業市民活動について
URL:https://www.panasonic.com/jp/corporate/sustainability/citizenship.html
<お問い合わせ先>
パナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社 企業市民活動推進部
問い合わせ:kid_witness_news@gg.jp.panasonic.com
― キッド・ウィットネス・ニュース(KWN)日本コンテスト2023結果 ―
《小学生部門》
【最優秀作品賞】【ベストメッセージ賞】
神奈川県 横浜市立西が岡小学校 5くみB上級生グループ
作品名:みんな大好き
【ベストメモリー賞】
福島県 南相馬市立八沢小学校 八沢小学校5年生
作品名:なくならないよ~私たちの宝物~
【ベストジャーナリスト賞】
神奈川県 森村学園初等部 Team 2023
作品名:陽だまりのような君たちへ
《中学生部門》
【最優秀作品賞】【アイデンティティー賞】
福島県 いわき市立中央台南中学校 放送委員会
作品名:Coming Back Home~帰郷~
【ベストシネマ賞】
神奈川県 捜真女学校中学部 捜真女学校中学部
作品名:見るもの全てが本当じゃない
【ベストクエスト賞】
京都府 京都府立南陽高等学校・附属中学校
南陽高校附属中学校放送局中3
作品名:地球を包む
【ベストコミュニケーション賞】
広島県 尾道市立瀬戸田中学校 瀬戸田中学校3年生
作品名:中学生がつなげる人とまち~100年後もこの島で~
《高校生部門》
【最優秀作品賞】【SDGs賞】
宮崎県 宮崎日本大学高等学校 SUNNY-STUDIO
作品名:ちょっとヒーロー
【ベストインタビュー賞】
埼玉県 埼玉県立小川高等学校 グローカルメディア研究部2年
作品名:かけ橋
【ベストシナリオ賞】
東京都 聖徳学園中学・高等学校 動画研究部・理科実験部合同チーム
作品名:Reflect
【20周年特別賞】3作品
東京都 葛飾区立金町中学校(アナウンス部)/幸せがふえる選び方
静岡県 静岡聖光学院中学校(きつねうどん)/ハッピーボーイの俺こそがSDG-Men's!!
沖縄県 昭和薬科大学附属高等学校(高校あーとぷ)/選抜
【佳作】
《小学生部門》9作品
東京都 葛飾区立半田小学校(ハンダーマン1号)/みんなに伝われ!!
神奈川県 小田原市立桜井小学校(桜井小学校4年2組)/うみかま探検隊~うみとかまぼこ両方守り切れ!~
新潟県 燕市教育委員会 学校教育課(長善館学習塾)/人・自然・地球にやさしい燕市
静岡県 加藤学園暁秀初等学校(陸海暁秀)/私たちにできる小さなこと
静岡県 加藤学園暁秀初等学校(The power of clothing)/服の力プロジェクト
和歌山県 和歌山市立有功東小学校(6年風組)/どんなにけんかしても
鳥取県 湯梨浜町立東郷小学校(チームゆりはま)/二十世紀梨のすばらしさ
福岡県 学校法人鎮西敬愛学園敬愛小学校(認め合える23人)/THINK&ACTION!~SDGsで解決する世界の現状~
熊本県 南関町立南関第二小学校(さかきっ子)/ぼくは、本が・・・
《中学生部門》12作品
岩手県 岩手中・高等学校(映画部)/夢射る町 雫石
東京都 桐朋女子中学校(桐朋女子中学校放送部)/Recycle with my hands
東京都 順天中学校(1組1班)/環境泥棒
神奈川県 川崎市立川崎高等学校附属中学校(附属中放送部)/「節電」の観点から地球環境と向き合う
神奈川県 青山学院横浜英和中学高等学校(放送部)/水がない!!
富山県 砺波市立庄西中学校(庄西中学校放送部)/美しい空間
三重県 高田中学校(中学放送部)/自販機で!?地球クリーン大作戦
三重県 桜丘中学校・高等学校 放送部(桜丘中学校 放送部)/なくてもだいじょうぶ
兵庫県 加古川市立陵南中学校 放送部(加古川市立陵南中学校 放送部)/夢を乗せたバスー難病の少年は運転手になれたー
熊本県 TECGENIUSデジタル未来塾(Digital Kids Factory)/竹ドラム
鹿児島県 鹿児島修学館中学校(最強卍)/私達の可能性
鹿児島県 鹿児島修学館中学校(Use)/Useー物を大切にするー
《高校生部門》16作品
岩手県 岩手県立一関第一高等学校(ゴージャス)/持続可能戦隊エスディージャーズ
岩手県 盛岡白百合学園高等学校(放送部)/みんなで取り組むSDGs
埼玉県 埼玉県立小川高等学校(グローカルメディア研究部1年)/A&H
東京都 東京都立八王子桑志高等学校(2023年度第3学年自由選択C群映像デザイン)/美を追求した映像
東京都 筑波大学附属桐が丘特別支援学校(プロジェクト桐)/私たちが希望を叶えるには
東京都 東京都立葛飾ろう学校(田舎道)/TOKYOでデフリンピックやるってよ!
東京都 東京都立立川学園(ユーモアFour)/共生社会は素晴らしい!
東京都 東洋英和女学院 高等部(映像制作部)/六本木をより良い街に
神奈川県 捜真女学校中学部・高等学部(捜真女学校高等学部)/Refrain
石川県 石川県立金沢泉丘高等学校(金沢泉丘高校放送部)/分別と暮らす
愛知県 愛知県立大府特別支援学校(チームSDOobu)/未来へつなぐバトン~人と人のつながり~
三重県 高田中・高等学校(高校放送部)/Second Birthday
三重県 桜丘中学校・高等学校 放送部(桜丘高等学校 放送部)/NO COST COMPOST
滋賀県 立命館守山高等学校(RMGL)/アクション起こしてミライを変えよう!~最後まで輝かせるために~
兵庫県 武庫川女子大学附属中学校高等学校(放送部)/ムコDGs~使う責任~
長崎県 学校法人奥田学園創成館高等学校(放送部)/反古紙をどれすに?
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