シニア・プレシニアと社会参加活動をつなぐマッチングサイト 「100年活躍ナビ」の運用開始

都は、アクティブな長寿社会を目指し、高齢者の社会参加の促進に取り組んでいます。このたび、シニア・プレシニアの興味や関心に応じて、身近な地域等での趣味活動、健康づくり、ボランティア活動等とマッチングを行う新たなオンラインプラットフォーム「100年活躍ナビ」を立ち上げ、令和7年4月18日から運用を開始しました。
高齢期以降の社会参加を継続的にサポートするため、令和4年度より「人生100年時代社会参加施策検討委員会」を設置し、社会参加のきっかけづくり、マッチング等の効果的な事業実施のあり方の検討を行ってきました。令和5年9月には、オンラインプラットフォームの先行実施として、東京ホームタウンプロジェクト「地域参加のトビラ」を開始しました。今回、機能や連携を大幅に強化し、令和7年4月18日から「100年活躍ナビ」として、本格的に運用を開始しました。(「地域参加のトビラ」のサイトは4月17日をもって終了)
「100年活躍ナビ」は、東京ボランティアレガシーネットワークや区市町村等の募集情報との自動連携により、情報量の充実を図るとともに、登録時に入力した情報に基づいて、新着情報をプッシュ型のメールで受け取れるほか、イベント等への参加により東京ポイントがもらえるなど、より気軽に地域と繋がり、活躍できるようになります。また、区市町村がサイトから各地域の地域参加活動の統計情報を閲覧できるようになり、地域の状況に応じた活動の活性化にもつながります。
「地域参加のトビラ」のコンテンツとして、令和6年度に追加した「Chot(ちょっと)介護」については、「100年活躍ナビ」にも引き継がれ、簡易な作業に手伝いが必要な介護現場と、地域のシニア・プレシニアの方をつなぎます。

1 「100年活躍ナビ」の特徴
(1)お住まいの地域や興味関心に応じた情報を提供
特定の地域や、興味関心のある分野で情報を検索することができます。
新たにプッシュ型の配信機能を備え、利用者の興味関心等に応じた情報をタイムリーにお知
らせし、社会参加のきっかけを提供します。
(2)気軽に参加できるイベントも多数掲載
「100年活躍ナビ」には、1日単位のイベントやボランティア活動を中心に掲載しているた
め、初めての方でも気軽に参加することができます。
(3)区市町村のボランティアサイト等との自動連携により情報を充実
区市町村や民間団体等が運営する情報提供サイトと連携し、他サイトのボランティア募集や
イベント開催等の情報を自動的に転載することで、情報量を充実させ、利便性が向上していま
す。
(4)ボランティア参加等に応じて「東京ポイント」を付与
利用者登録を行った方がポイント対象イベントに参加した場合や、サイトアンケートに協力
した場合に、東京ポイントが取得できます。
・「Chot介護」のボランティア:1,000東京ポイント
・その他のボランティア:500東京ポイント
・趣味活動等イベント、アンケート回答:100東京ポイント
2 「100年活躍ナビ」の利用方法
(1)地域の活動に参加を希望する方
利用者登録を行うことにより、ご自身の興味関心に応じた情報をプッシュ型のメールで受け
取ることができます。
(2)参加者を募集したい地域団体等
団体登録を行うことにより、イベントやボランティア活動の募集情報を無料で掲載すること
ができます。団体紹介ページや活動レポートを掲載することも可能です。
なお、介護施設等でのボランティア活動の募集記事は、「Chot(ちょっと)介護」のページ
に掲載されます。
(100年活躍ナビ)
https://100nen-navi.metro.tokyo.lg.jp/

参考資料
令和元年度在宅高齢者の生活実態調査、令和2年度インターネット福祉保健モニター「高齢期における地域活動等の意向」においては、シニア・プレシニアの社会活動等への参加希望は約8割あるものの、実際の社会参加は約半数にとどまっており、その理由として、きっかけがない、興味のある活動内容や活動情報がない等の理由があげられました。*1また、令和4年7月の区市町村向けアンケートにおいては、シニア・プレシニアと社会参加活動のマッチング事業について約7割弱が実施していないという結果でした。
令和4年度より、高齢期以降の社会参加を継続的にサポートするため設置された「人生100年時代社会参加施策検討委員会」において、社会参加のきっかけづくり、マッチング等の効果的な事業実施のあり方の検討を行いました。
高齢者の社会参加促進を図る区市町村・中間支援機関等の取組を支援するとともに、高齢者がいつまでも元気で心豊かに自分らしく過ごし、希望に応じた社会参加ができるよう、区市町村と連携した環境整備を図る必要があると考え、都内全域の様々な活動の情報を一元的に集約したオンラインプラットフォームの構築を検討しました。
構築にあたっての事前調査として、令和4年10月に都内に住む 50 歳以上の社会参加活動に関心がある男女約2,000人を対象にアンケートを行った結果、「利用したいと思う」割合は全体 6割、プレシニアに限定すると「利用したいと思う」割合は約7割となっており、シニア・プレシニアからの利用ニーズが高いことがわかりました。*2


参考:人生100年時代における社会参加施策に係る検討のとりまとめ(概要版)
この結果を受け、令和5年9月にオンラインプラットフォームの先行実施として、東京ホームタウンプロジェクト「地域参加のトビラ」を開始しました。参加者からは、初めてでも楽しく良い経験になった、これまでの自分の経験や学びを活かすことができた、交流できる良い機会となったなどの声が多くあげられ、退職後に何か新しいことに挑戦したいと思い参加された方のきっかけづくりの場にもなりました。
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