「都電(TODEN)車両リニューアルプロジェクト」を始動します!
~「楽しい都電」をコンセプトに、特別なデザインにリニューアルした車両が誕生します~
東京都交通局(所在地:東京都新宿区、交通局長:堀越 弥栄子)では、東京さくらトラム(都電荒川線)の更なる魅力向上と沿線地域の活性化を図るため、長年使われてきた車両1両を、特別なデザインにリニューアルするプロジェクトを始動します。
本プロジェクトの実施に当たっては、数多くの車両デザインを手掛けられているデザイナー・イラストレーター水戸岡鋭治氏(株式会社ドーンデザイン研究所:東京都板橋区)にデザイン協力をいただくとともに、この特別な車両の運行を皆様と共に実現したく、都営交通初のクラウドファンディングを実施します。
リニューアルした都電車両を、皆様とともに東京の新たな名物として走らせるため、本プロジェクトへのご協力をよろしくお願いします。

1 「都電(TODEN)車両リニューアルプロジェクト」について
運行開始から30年以上が経過した都電の車両(8500形)1両を、特別なデザインの車両にリニューアルすることで、地域に根差した路線として走り続けてきた都電の更なる魅力向上と、沿線地域の活性化を図ることを目的としています。
リニューアルに当たっては、コンパクトながらも機能性や多様性を備えたデザインとすることで、都電を日々の交通手段だけではなく、観光目的で楽しみながら移動できる空間へと生まれ変わらせます。
2 リニューアル後の車両デザイン
「楽しい都電」をコンセプトに、デザイナー・イラストレーター水戸岡鋭治氏から、本プロジェクトのために提供いただいた特別なデザインを採用します。
<リニューアル後の車両デザイン>※完成予想図
(外装)昔の都電を彷彿させる山吹色の車体カラーを導入します

(内装)木材を豊富に活用し、多様なパターンにデザインされた座席を導入します

3 クラウドファンディングの実施
この車両を皆様と共に作り上げるため、都営交通初のクラウドファンディングを実施します。
本プロジェクトのための特別な返礼品もご用意していますので、皆様のご支援をお待ちしております。
【実施概要】
●プロジェクト名:都電車両リニューアルプロジェクト!都電(TODEN)を東京の新たな名物にしたい
●目標金額 :17,000,000円 ※支援金は改装費用の一部に充当します。
●支援金額 :3,000円~500,000円
●実施期間 :令和7年5月23日(金)正午~令和7年7月22日(火)
●URL :クラウドファンディングプロジェクトページ(株式会社CAMPFIREのサイトに遷移)
https://camp-fire.jp/mypage/projects/819044
※プロジェクトページは令和7年5月23日(金)正午から閲覧可能です。

●ご支援いただいた方への返礼品(例)
・車両デザイングッズ詰め合わせコース
・車内に名称記載権コース
・お披露目式ご招待&テープカット参加コース
・お披露目式ご招待&一番列車乗車コース
※お礼の品の一例です。詳細はクラウドファンディングのページよりご覧ください。

4 リニューアル車両の運行開始時期
2026年(令和8年)春頃に運行予定
水戸岡鋭治氏プロフィール

1947年 岡山市生まれ
1966年 岡山県立岡山工業高校デザイン科卒業
1972年 ドーンデザイン研究所設立
1988年 「アクアエクスプレス」(JR九州)で鉄道デザインに進出
1993年 787系電車「つばめ」(JR九州)でブルーリボン賞受賞
2010年 交通文化賞受賞、毎日デザイン賞受賞
2011年 第59回菊池寛賞受賞
2013年 「ななつ星 in 九州」(JR九州)デザイン
2017年 「THE ROYAL EXPRESS」(伊豆急・東急)デザイン
2019年 「IKEBUS」(東京都豊島区)デザイン
「楽しい都電プロジェクト」
来て見て乗って楽しいみんなの都電が、これからも持続可能な公共交通機関でありつづけるために!
35年間走った8500形(8501号車)をリニューアルします。
私が15歳のとき初めて東京駅で見た山吹色のかっこいい路面電車が大変印象的でした。今の車両を見るたびに、あの懐かしい色を想いつついつか都電のデザインを手がけてみたいと願っていました。
この度8500形をよみがえらせるプロジェクトに参加できることになり、都民だけでなく日本中の路面電車ファンの皆さまに、懐かしくて新しい都電の姿をお見せしたいとデザインを進めているところです。
この夢の都電リニューアル事業に皆さまからクラウドファンディングによる応援をいただき、一緒に新たな都電のある風景をつくりだしてゆけたらと思います。
デザイン担当
水戸岡鋭治
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像