1/17(日)WOWOWで放送!初ミニアルバム『period』発売直後に行われた、清水翔太の日本武道館2DAYS。初期曲から最新曲までを網羅する豪華セットリストで実証した、ソウルシンガーとしての成熟。

「清水翔太 BUDOKAN LIVE 2020」1月17日(日)夜7:00~[WOWOWライブ]

株式会社WOWOW

2020年11月、懐かしい初期曲から最新曲までを網羅する豪華セットリストを披露した清水翔太の日本武道館2DAYS。WOWOWでは11月14日(土)に行なわれた公演の模様を1月17日(日)夜7時から放送する。この公演のオンエアに先がけて、振り返りインタビューを行った。

――収容人数の半分という新型コロナウイルス感染症対策の集客基準を守った上で、日本武道館公演2DAYSを無事終えられました。

未知のことなので、「実際にやってみないと分からない」という心配はありました。正直、1日目の途中ぐらいまでは、やっていても「まだ分からない」というか。いつもの僕のライブは、お客さんの声援があったり、皆に歌ってもらう恒例の場所があったりするような雰囲気なので、「いつもとは全然違う」というのが心配な部分ではあって。でも、初心に帰るというか、全部自分が歌って、歌い終わったらお客さんに拍手してもらって、歌の部分にすごく集中できたライブではあったな、と思いますね。

 

――客席エリアから登場し、ピアノ弾き語りでスタートする場面には会場が沸いていました。念願の演出だったそうですが、実現してどう感じられましたか?

客観的に自分を見ることができないので、分からないんですけど…4年前ぐらいに考えついて、「やりたい」という気持ちはあったんです。でも、ライブをつくっていく中でどんどん「こうしたい」という別のアイデアが出てきて、これまでは「要らないかな?」となってしまっていた演出だったんですね。でも、演出を絞り込まざるを得なかった今回のライブでは、客席から出てきて真ん中に座っていきなりピアノを弾き出す、というのは逆にカッコいいかな?って。そんな感覚でしたね。

――「My Treasure」「さよならはいつも側に」といった初期曲をふんだんに盛り込んだセットリスト。どんな想いを軸に選曲していかれたのでしょうか?

アーティストというのは基本的に“今自分がやっていること”が好きなので、どちらかと言うとファンサービス的な感覚が僕としては強かったですね。「皆、これをやれば喜ぶんじゃないかな?」みたいな。

――昔の曲を「自分の曲なのか分からなくなる」とMCで表現されていましたが、今だからこそ再発見できた魅力もあるのでしょうか?

一緒にライブをやっているダンサーとか、周りが「やっぱりいいね!」と言ってくれることは多かったですね。

――「花束のかわりにメロディーを」のピアノ弾き語りは、楽曲の宿すピュアさが一層浮き彫りになるパフォーマンスだと感じました。ご自身はどのような感覚でしたか?

この曲では最近はお客さんをステージに上げてその方に対して歌ってあげる、みたいな演出が多かったので、久々にそういう演出無しで歌ったな、という感じはありました。だからこそ余計に、そもそもの曲の持つピュアさをたしかに自分も感じたし、そういう気持ちになりながら歌っていました。曲を書いた時の感覚に近かったですね。

――しっとりしたパートからムードを一変して、ステイホーム期間中に生まれた楽曲群をトークを交えながら披露。飾らない素顔をさらけ出すコミュニケーションをされていました。どういう想いで組み込んだコーナーだったのですか?

あのタイミングで歌わないと、もう一生歌わない曲たちだろうなと思って(笑)。どの曲も割と気に入っていたので、披露しておきたいなと思ったんです。芸能人ってつくり込まれたイメージがあるものだし、素の部分を人前で見せることは基本的にはないわけじゃないですか? でも、それはそれで僕はちょっと恥ずかしいというか、「自分みたいなもんが…」という気持ちもあるんですね。ライブの時だけサングラス掛けて出てきてカッコつけて、みたいな“つくられた感じ”でいすぎるのも嫌だし。アーティストさんは芸能人とは違って割とステージでも素に近い人もいて、自分もたぶんそういうタイプなんだろうなとは思うから、デビュー5年目ぐらいからはMCでたくさんしゃべるようになっていて。ただ、曲でふざけることはこれまでなかったので、今回が初めてでした。遊びでつくっている曲もたくさんあるし、そういうのもちょっとやってみようかな?という気持ちになったんですよね。こういうタイミングだからこそ。

――歌詞はユーモラスでしたが、やはり生粋のメロディーメーカーだな、と感動する場面でした。

遊びとはいえ、つくっている時は真剣ですからね。

――「『歌いたい』とまた思った曲」との紹介から、カバーアルバム『MELODY』から「Forget-me-not」(尾崎豊)を選曲。実際に歌ってみてどう感じられましたか?

カバーするにあたって、「歌手としての感情移入がどこまでできるか?」というところが僕の中ですごく大事で。「自分が共感できるか?曲の世界の中に入り込めるか?」ということで言うと、共感できるし自分の感性に近い…というとおこがましいですけど、すごく大きく揺さぶられる曲だと感じていたから、カバーさせてもらったんですね。ライブで久々に歌ってみて、やっぱり、曲の世界の中に入り込める感覚がすごく強かったです。それが強ければ強いほどパフォーマンスとしてのクオリティーは高くなるし、観ている人を感動させられるものになるから、いいですよね。

――客席からは、感染防止対策のため、大きな声を出しての応援が出来ない状況でした。「声が聴けなくて寂しい」「いつももらっている分、返さなきゃと思った」など、観客の存在への感謝の言葉も多々口にされていましたね。

安心感はすごくありましたね。基本的には人って、失敗だったり、「どう思われるか?」というのが怖かったりするわけじゃないですか?もちろん僕も怖いんですけど、失敗を絶対にできない状況と、したとしても笑って許してくれる状況の中とでは全く安心感が違うし。僕は緊張しすぎると良くないタイプなので、アウェーよりはホームでやるほうが得意なんですね。やっぱり、温かく観てくれている皆がいるというのは、こういう状況だからこそ、すごく心強かったです。

――本編ラストには「キミノセカイへ」を選び、願いを込めるように歌唱する姿に胸を打たれました。

僕自身は、現状との深い関連性というのはそんなに深くは考えていないんですけどね。もちろん、歌詞的にリンクする部分があって、今の状況との関連性を考え得るというのは理解していますし、観ている人はそういう気持ちにもなるだろうな、と考えてはいるんですけど。僕自身がそことリンクを持たせると、曲自体の力が無くなりそうで…僕は常に、つくった当時の気持ちを思い出して、曲自体が持つピュアなストーリーをそのまま表現するだけでした。受け取る人が今とリンクさせて、「あぁ、それでも頑張ろう」とか、いいほうに変換して受け取ってくれるのは全然いいですし、それが狙いでもあるんですけどね。

――2月には32歳のお誕生日を迎えられます。30代を歩み始めた中で、アーティストとして芽生えた新たな意識、目標などがあればお聞かせください。

新たに、というのは無いですね。僕の目標は常に、「もっと多くの人に聴いてもらう」「もっともっと長く語り継がれる曲をつくる」ということだけなので。もちろん、自分のやりたいこと、自分の表現をした上で、ということですけどね。どんなに「いい作品ができた!」と自分が思っても、結局聴かれずに誰も知らないんだったら何の意味も無いですから。

――清水さんは作品ごとに音楽的な実験をしてこられた印象がありますが、最新作の初ミニアルバム『period』で模索の期間に一旦“終止符”を打たれました。今興味があること、今後取り入れたいジャンルなど、意識が向いている先を教えていただけますか? 

ここ5、6年というのは、“自分という素材”をこねくり回したくなっていた時間だったんですね。例えるなら、刺身のままで美味しいのに、「炒めて〇〇ソースで味付けてみました」とか「揚げちゃいました」とか(笑)。そういういろんなことをやってきて、ファンもそうだし世間的にも「いや、そのままで別に美味しいんだけど?まぁ、これも美味しいけどね…」という感じが強かったと思うんです。僕はそれが楽しかったし、それをやってみたかったからやったんですけども。でもここで1回“素材自体”にもっと向き合って、「一番美味しいのは何なのか?」に向き合ってみたいですね。まぁ、素材が一番美味しいのは自分でも分かっているんですよね。でもそれに飽きているから、いろんなことをやってみたり、自分が好きな食べ物っぽくしてみたり、というのをずっとやってきたんですけど。素材の部分をもうちょっと強く出していきたいな、という気持ちは今あります。

――2020年11月14日(※未配信・初放送となる2日目公演)の模様が1月17日にWOWOWライブにてオンエアされます。改めて、番組の見どころをお聞かせください。

“全部入り”感はありますよね。歌って踊る感じもあれば、ピアノ弾き語りもあり、SNSでファンと普段遊んでいる中でできた曲もありますし。これを観れば「清水翔太がどういう人で、実際どういう音楽性なのか?」というのも見えやすいライブになっているかな?と思いますね。基本的には全部楽しめる内容なので。

――コロナ禍でエンターテインメントを自由に楽しめない状況下で、この放送を楽しみにされている視聴者の皆さんに一言、メッセージをお願いします。

僕自身も不安がある中で、ひとまずは成功という形で終われたライブです。テレビで観る分には何のリスクもなく観られますから、安心してエネルギーを受け取ってもらえたら嬉しいです。

【番組情報】
清水翔太 BUDOKAN LIVE 2020
1月17日(日)夜7:00~[WOWOWライブ]

収録日:2020年11月14日
収録場所:東京 日本武道館

【番組サイト】
https://www.wowow.co.jp/shimizushota/

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