重傷を負いながら13日間遭難した登山者はどうやって生還したのか。『ドキュメント生還2 長期遭難からの脱出』刊行
インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:二宮宏文)は、『ドキュメント生還2 長期遭難からの脱出』(羽根田治:著)を2024年5月17日に刊行いたしました。
長期間遭難して生還した登山者たち。彼らは遭難中に何を考え、どうやって生き延びたのか――。
長年にわたり山岳遭難事故の取材を続ける羽根田治氏の「ドキュメント遭難シリーズ」最新刊は、「長期遭難」がテーマです。
2016年10月、ひとりで大峰山・弥山を登っていた53歳の男性は、下山中に道に迷い、滑落して重傷を負ってしまいます。立つこともままならず、「ここで助けを待つしかない」と考えた男性は、傷の回復を図りながら救助を待ちました。しかし、一週間経っても10日経っても救助隊は現われません。そこで彼が取った行動とは――。
大峰での遭難は、遭難者本人が現場で綴った手記のほか、遭難現場を6年ぶりに訪問した原因検証、別の遭難で14日後に生還した登山者との対談を掲載しています。
また、2023年9月、北アルプス不帰ノ嶮で8日間遭難して生還した事例。2017年8月、北アルプス祖母谷で7日間遭難して生還した事例。2022年8月、熊本県国見岳で6日間遭難して生還した事例について、遭難者に話を聞いて、遭難の状況や原因を探ります。
そのほか、過去の長期遭難の事例も検証し、サバイバルの秘訣を考えます。
◆著者紹介
羽根田治(はねだ・おさむ)
1961年、埼玉県生まれ。フリーライター、長野県山岳遭難防止アドバイザー、日本山岳会会員。山岳遭難や登山技術の記事を、山岳雑誌や書籍で発表する一方、沖縄、自然、人物などをテーマに執筆活動を続けている。『ドキュメント生還――山岳遭難からの救出』『ドキュメント 気象遭難』『ドキュメント 滑落遭難』『ドキュメント 道迷い遭難』『ドキュメント 単独行遭難』『野外毒本』『これで死ぬ』(以上、山と溪谷社)、『山はおそろしい 必ず生きて帰る! 事故から学ぶ山岳遭難』(幻冬舎新書)など著書多数。
◆書誌情報
書名:ドキュメント生還2 長期遭難からの脱出
著者:羽根田治
発売日:2024年5月17日
定価:1,760円(本体1,600円+税10%)
判型:四六判並製
ページ数:248ページ
ISBN:978-4-635-34046-5
https://www.yamakei.co.jp/products/2823340460.html
【山と溪谷社】 https://www.yamakei.co.jp/
1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心とした山岳・自然科学・アウトドア・ライフスタイル・健康関連の出版事業のほか、ネットメディア・サービスを展開しています。
さらに、登山やアウトドアをテーマに、企業や自治体と共に地域の活性化をめざすソリューション事業にも取り組んでいます。
【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:松本大輔、証券コード:東証スタンダード市場9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「航空・鉄道」「モバイルサービス」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。
以上
【本件に関するお問合せ先】
株式会社山と溪谷社 担当:神谷浩之
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング
TEL03-6744-1900 E-mail: info@yamakei.co.jp
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