<東京都が調査、冬の室温ストレスとその対策>「高齢の家族のヒートショックへの心配」を悩みに感じる約8割が“お金を払ってでも解決したい”と回答
~冬の室温ストレス軽減へ 住まいの温活セミナーを開催中・解説動画も公開~
東京都は既存住宅における省エネ改修促進のため、高断熱窓・ドア等への改修に対して助成事業を展開しています。その一環として、持ち家に住む・所有する人を対象に「住まいの室温に関する実態調査」「断熱リフォーム普及啓発における調査」を実施しました。
調査の結果、多くの人が高齢の家族のヒートショックなど健康への影響にストレスや悩みを抱えており、お金を払ってでも解決したいという意欲も見られる一方、冬の室温ストレス軽減につながる断熱リフォームについては認知度が低いことも明らかになりました。
こうした状況を踏まえ、断熱リフォームのメリットだけでなく相談先や支援制度の情報をより多くの方に知っていただくため、「家族の健康を守る!住まいの温活セミナー」を都民向けに無料で開催しています。また、どなたでもセミナーの内容を学べるよう、解説動画として公開しましたので、是非ご覧ください。
室温ストレスの調査結果サマリー

① 【お金を払ってでも解決したい「ヒートショックへの心配」】
冬の室温ストレス・悩みについて、高齢の親と同居する人(N=400)に調査したところ、「高齢の家族のヒートショックなどのリスクが心配なこと」と答えた人は約4割(39.3%)であり、回答者のうち8割(79.6%)は「お金を払ってでも解決したい」と回答しました。そのうち約3人に1人(36.0%)は、悩みを解消するためであれば「月額5千円以上払える」と回答しました。
※回答者属性(高齢の親との同居の有無)による大きな差は見られず、高齢の親と同居していない人を含めた場合(n=1200)でも、同様の悩みを抱えると回答した人のうち約8割(80.5%)が“お金を払ってでも解決したい”と回答しました。


② 【子育て層の冬の室温ストレス】
冬の室温ストレス・悩みについて、小学生以下の子どもがいる親(N=400)に調査したところ、「子どもが寒さで布団から出たがらず、朝の支度が進まないこと」に約3人に1人の親(37.1%)が悩んでいることが判明しました。また、この悩みについて「お金を払ってでも解決したい」と回答した親は約7割(67.6%)となり、回答者のうち3割(30.0%)が、「月額3千円以上払える」と回答しました。



③ 【断熱リフォーム 実施者は効果を実感する一方で認知度は約2割】
断熱リフォームとは、窓を二重にしたり、壁や床に断熱材を入れたりすることで、外の暑さや寒さを家の中に伝わりにくくする住まいの改修です。それによって夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるようになり、冷暖房の効きも効率的になり光熱費の節約や、結露、カビを防ぎ健康に暮らせるようになるなどの効果があるとされています。
2025年8月に東京都が公表した調査結果では、断熱リフォーム実施者は「室温が一定に保たれるため、快適に過ごせるようになった」と回答した人が約8割(75.5%)となり、満足度の高さが伺えました。
一方で、東京都が2025年7月に実施した「断熱リフォーム普及啓発における調査」では、生活者の「断熱リフォーム」の認知度は約2割(19.9%)であることが明らかになりました。また、窓断熱リフォームに関して、興味はあるが実施検討をしなかった人の理由として「費用が高そうだから」が最も多く(54.6%)、費用の認識が普及への課題となっていることが分かりました。
さらに、「信頼できる業者がわからなかったから」が2番目、「補助金や助成金の制度を知らなかったから」が3番目に多く回答されていたことから、相談先の不足や制度に関する情報収集ができていないことも断熱リフォーム検討の妨げになっていることがうかがえます。


■冬の室温ストレス軽減へ 「住まいの温活セミナー」アーカイブ動画を公開!

今年9月27日(土)に行われた「住まいの温活セミナー」第1回について、冬の室温対策や家族の健康に関心をお持ちの方や、セミナーにご参加いただけなかった方にもご覧いただけるようアーカイブ動画を公開しました。
動画内では、住宅に関する専門家として、省エネ設計に精通した一級建築士でもある一般社団法人ロングライフ・ラボ代表理事・清水雅彦氏と冷え治療・温め治療の専門医のイシハラクリニック副院長・石原新菜医師のお二人が登壇し、家族が健康に過ごすための住まいの温活について解説しています。
「住まいの温活セミナー」アーカイブ動画 公開ページ
URL:https://www.tokyo-co2down.jp/seminar/sumai-no-onkatsu/onkatsu-on-demand

セミナー講義内容
①一般社団法人ロングライフ・ラボ代表理事 清水雅彦 氏 『健康と命を守る断熱住宅』
寒い家の危険性や住宅の寒さと健康リスク、省エネで暖かい住宅にするポイント等を統計データや論文を用いてわかりやすくご説明いただきました。
②イシハラクリニック 副院長 石原新菜 氏 『冷えを取り、病気に負けない健康生活』
冷えが引き起こす体への悪影響や日常生活で手軽に取り入れられる温活などをご自身の経験を交えてご説明いただきました。
■住まいの温活セミナー参加者、申込み受付中!
第3回~第5回は引き続きセミナー参加者を募集しています。会場では、実際に断熱窓の展示をご覧いただける他、専門相談員にリフォームや助成金の利用について個別相談が行えるコーナーもご用意しています。

1 開催場所 都内3か所 ※詳細は下記「■開催場所」をご覧ください。
※各会場ともベビーカー置き場あり(お子様とご一緒の参加が可能です)
2 日程 2025年11月13日(木)、11月20日(木)、12月13日(土)
3 時間 10:30~12:30 (10:00開場)
4 登壇者 清水 雅彦 氏 一般社団法人ロングライフ・ラボ代表理事
石原 新菜 医師 イシハラクリニック副院長
5 内容 専門家による住まいと健康に関する講演、断熱窓の展示・体験、個別相談、など
6 費用 無料
7 申込方法 下記のイベント特設ページよりお申込みください。
https://www.tokyo-co2down.jp/seminar/sumai-no-onkatsu
・申込締切:各回3営業日前の17:00(詳細は下記をご覧ください)
※お申し込みは先着順となります。(各回50名)定員に達し次第、受付を終了いたしますのであらかじめご了承ください。
■開催場所
【第3回】家族の健康を守る!住まいの温活セミナー
~健康寿命を延ばす住まいの工夫~
開催日時 :2025年11月13日(木) 10:30~12:30 (10:00開場)
開催場所 :東京都 新宿区西新宿8-17-3 住友不動産新宿グランドタワー 5階
ベルサール新宿グランド RoomE
【第4回】家族の健康を守る!住まいの温活セミナー
~健康寿命を延ばす住まいの工夫~
開催日時 :2025年11月20日(木) 10:30~12:30 (10:00開場)
開催場所 :東京都 世田谷区北沢2-8-18
北沢タウンホール 3階 ミーティングルーム
【第5回】家族の健康を守る!住まいの温活セミナー
~冷え・暑さ・アレルギー対策に。子育て家庭の住まいの整え方~
開催日時 :2025年12月13日(土) 10:30~12:30 (10:00開場)
開催場所 :東京都 新宿区西新宿2-4-1新宿NSビル 3階 NS会議室 3-J
※ 第1回、第2回は開催済、第3回~第5回は引き続きセミナー参加者を募集しています。
■登壇者プロフィール
清水 雅彦 氏 一般社団法人ロングライフ・ラボ代表理事
一級建築士
省エネ建築診断士
大手建材メーカー在籍中に、高断熱住宅の普及啓蒙活動を行うとともに、工務店への支援や施主への提案活動を行ってきた。工務店勤務時代には、省エネ住宅の価値を伝え、健康を守れるハイレベルな断熱住宅の普及に尽力。2019 年にロングライフ・ラボを設立し、住まい・健康・環境分野の課題解決に取組み、持続可能な社会構築をめざしている。

石原 新菜 医師 イシハラクリニック副院長
ロングライフ・ラボ理事
帝京大学医学部卒業後、同大学病院での研修医を経て、父・石原結實のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、さまざまな病気の治療にあたっている。わかりやすい医学解説と親しみやすい人柄で、講演、テレビやラジオ、雑誌、執筆活動などで幅広く活躍中。著書は 80 冊を超える。

■東京都の家庭における断熱リフォームに関する支援策
(1)補助事業「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」
・補助額、上限額:サイズ、性能に応じて定める額(1/3相当額、上限130万円/戸)
・ポイント:国補助も併せて利用すると、断熱リフォーム費用の自己負担を1/6相当に軽減

※ 詳細は下記をご覧ください。
(令和7年度)既存住宅における省エネ改修促進事業(高断熱窓・ドア・断熱材・浴槽)
URL:https://www.tokyo-co2down.jp/subsidy/ene_reform/ene_reform_r07
(2)無料のアドバイザー派遣事業「省エネ点検・改修キャンペーン」
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