パナソニック コネクトのプライド月間の取り組みについて ~「Pride Action30」推進と「Tokyo Pride 2025」最上位スポンサーを継続~

パナソニック コネクト株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 執行役員 プレジデント・CEO:樋口 泰行、以下、パナソニック コネクト)は、LGBTQ+などの性的マイノリティの方々の人権問題を啓発する2025年6月のプライド月間(Pride Month)に、LGBTQ+へのALLY(※1)(支援者)を増やす様々な活動を行います。
企業連携による当事者にとって安心・安全な会社と社会の実現をめざし―
1. 2024年比3倍以上となる65社の参加による、企業連合プロジェクト「Pride Action30」
2. 誰もが働きやすい環境について共に考える「Pride Action30」セミナー
3. Tokyo Pride 2025へのレインボースポンサーとしての協賛
4. レインボービジネスネットワークの推進
5. ALLY1000活動の推進
―などを行います。
これらは日本社会におけるLGBTQ+の方々の平等と権利向上を目的としており、企業の枠を超えてALLYを増やす活動を推進します。
■背景
近年、複数の高等裁判所において、同性婚を認めない民法の規定を違憲とする司法判断が出るなど、性による差別を問題視する動きが社会的に高まっています。
一方で、日本の職場環境では未だに性的マイノリティへの理解が進んでおらず、“職場で生きづらさを感じる”というLGBTQ+当事者は非当事者の約1.5倍(※2)といわれています。こうした状況から、特に日本の職場環境での理解と支援が求められるケースは今後さらに増加すると予測されます。
■プライド月間における主な取り組みの詳細
パナソニック コネクトでは、社内の啓蒙活動を強化するとともに、各団体や企業とのつながりを通じて日本のダイバーシティを前進させていくために、プライド月間に下記の取り組みを実施します。
1.「Pride Action30」プロジェクト(2025年6月1日から)
LGBTQ+をはじめとするマイノリティの方々にとって働きやすい環境づくりを前進させることを目的に、特定非営利活動法人プライドハウス東京と共同で「Pride Action30」プロジェクトを展開します。2025年6月1日より、当事者の方々への理解と支援を示す30個のアクションを提示し、実施を促すものです。2024年に引き続き2回目の開催となりますが、2024年比3倍以上となる65社(企画:特定非営利活動法人プライドハウス東京・パナソニック コネクト株式会社、有償パートナー:15社、無償パートナー:48社)が参画する予定です。
本プロジェクトは2025年6月1日付の新聞広告への掲載(予定)を皮切りに、特設サイト(※3)を公開し、広く社会への発信を行います。誰もが日常生活の中で実践できる具体的なアクションを提示し、意識向上を図ります。

「Pride Action30」特設サイト(※3)
https://connect.panasonic.com/jp-ja/brand/prideaction
2. 誰もが働きやすい環境について共に考える「Pride Action30」セミナー(2025年6月11日)
「Pride Action30」プロジェクトのパートナー企業を中心に勉強会・意見交換会を実施します。同じ思いを持った企業同士が連携してLGBTQ+への理解と支援を深めるアクションについて議論を深め、誰もが働きやすい環境をつくるために各企業ができることを模索します。
日時:2025年6月11日(水)18時から20時
会場:プライドハウス東京レガシー
人数:15~30名参加予定(有償パートナー15社が対象)
内容:同性婚に関わる制度などをテーマに含むディスカッション(予定)
登壇:特定非営利活動法人プライドハウス東京 代表理事 五十嵐 ゆり氏
パナソニック コネクト株式会社 取締役 執行役員 シニア・ヴァイス・プレジデント 山口 有希子
3. Tokyo Pride 2025にレインボースポンサーとして協賛(2025年6月7日~6月8日)
2025年6月7~8日開催のアジア最大級のLGBTQ+関連イベント「Tokyo Pride 2025」に、最上位であるレインボースポンサーとして協賛します。
2025年6月8日のPride Paradeには、パナソニックグループ社員を含めて250名で参加を予定しています。またパナソニック コネクト経営戦略の柱としてのDEIの推進を行っている中、役員12名(パナソニック コネクト役員数の75%)も参加する予定です。
イベント当日は代々木公園内の会場に特設ブースを展開。取り組み1)に関連する30個のアクションの中から発信したい「声」を選択し、技術部門と連携してパナソニック コネクトの物体認識技術を応用し、球体プロジェクターに来場者に作成いただいたオリジナルアバターを投影、「ありたい自分と発信したい声を特大に放つ体験」やアバターとの記念撮影が可能です。また、ブースではパナソニック コネクトがこれまで約8年間かけて取り組んできたDEI活動のパネル展示も行っています。
Tokyo Pride 2025 公式ウェブサイト


4. レインボービジネスネットワークの推進
パナソニック コネクトは、企業でのLGBTQ+理解促進をめざし、ALLY企業のつながりの場として発足した「レインボービジネスネットワーク」の発足趣旨に賛同し、全面的なサポートを行っています。
詳細は、<開催レポート> 第1回「レインボービジネスネットワーク勉強会」を浜離宮本社にて開催“ALLY(アライ)企業”のつながり・学びの場を創出し、社会を動かす1歩に(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000005644.000003442.html)をご参照ください。
第4回勉強会(2025年2月開催)では、90の企業・団体、168名が参加し、講義、参加者同士のDEI活動の紹介やディスカッションなど、より多くの企業がともに行動を起こし、社会に向き合う大切さを共有しています。
2025年度においても同様にサポートを継続し、2025年7月14日の勉強会はパナソニック コネクト 代表取締役 執行役員 プレジデント・CEOの樋口 泰行も登壇予定です。
<レインボービジネスネットワーク 第5回勉強会 概要>
日時:2025年7月14日15時から
会場:住友不動産汐留浜離宮ビル 11階 COMMONS
5. ALLY1000活動の推進
パナソニック コネクト社内におけるALLYの可視化と拡大を目的として、2024年から以下の活動を行っています。社員一人ひとりの意思表明が、誰もが生きやすい社会づくりへの第一歩であると考え、2025年もさらに活動を継続・拡大していきます。
1)LGBTQ+への理解を深めるために「コネクトDEIフォーラム」等の関連アーカイブ動画視聴等を促進
2)CONNECTers(パナソニック コネクト社員)によるALLY宣言と社内公開
3)パナソニック コネクトALLYステッカーを使ってALLYを可視化
ALLY宣言を行ったCONNECTersにALLYステッカーを配付、PCやスマホ、その他身の回りのものに貼って、日常的にALLYであることを表明。

■今後の展望
パナソニック コネクトでは、年齢、国籍、障がいの有無などに関わらず、すべての人が安心して能力を発揮できる環境づくりに取り組んでいます。今後も、働く「現場」の生の声に向き合い、一人ひとりが活き活きと働き最大のパフォーマンスを発揮できる社会の実現に向けた取り組みを継続していきます。
■パナソニック コネクト取締役 執行役員 シニア・ヴァイス・プレジデント 山口 有希子のコメント
「少数であること」やその他の理由で、人の権利が守られていない状況に対して、何をおいても妥協できない「人権」の問題として取り組んでいく。そんな多様性を尊重できる企業が、この変化が激しいビジネス環境において、イノベーションを起こし、レジリエンスを持ち続けることが出来るのだと思います。
LGBTQ+への理解と支援の声を企業が上げることで、LGBTQ+をはじめとするマイノリティの方々にとって働きやすい環境を前進させ、よりよい社会へとつなげたい。「Pride Action30」はそんな思いから始まり、プライドハウス東京様と共に、1年以上の期間をかけて様々な方々と議論を重ねた末にスタートしました。2年目の2025年は、同じ思いを持つ企業が合計60社以上となり、その輪は着実に広がっています。
私たちの企業パーパスは、「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」です。アライ企業のみなさまと志でつながることで、企業から 社会を動かし より良い未来をつくれると信じています。
※1 LGBTQ+当事者の味方として共に行動する人々の総称
※2 Indeed Japan株式会社「LGBTQ+当事者の仕事や職場に関する意識調査」(2023年実施)より
※3 ウェブサイトは、2025年6月1日に2025年の参画企業・内容に更新される予定
【「Pride Action30」について】
企画:
特定非営利活動法人プライドハウス東京
パナソニック コネクト株式会社
Pride Action30 有償パートナー:(15社・順不同)
RGA日本支店、EY Japan株式会社、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン・ジャパン合同会社、キンドリルジャパン株式会社、株式会社サニーサイドアップ、株式会社JTB、シスコシステムズ合同会社、株式会社資生堂、ディップ株式会社、株式会社日本経済新聞社、ネットアップ合同会社、パーソルテンプスタッフ株式会社、ホテルグルーヴ新宿、株式会社ラーニングサイクル、ルネサス エレクトロニクス株式会社
チームPride Action30 無償パートナー:(48社・順不同)
フリー株式会社、株式会社アイネット、外国法共同事業法律事務所リンクレーターズ、株式会社BAMIRI、株式会社レゾナックホールディングス、パーソルキャリア株式会社、東京海上日動火災保険株式会社、ティー・ロウ・プライス・ジャパン株式会社、マンパワーグループ株式会社、森永乳業株式会社、TIS株式会社、シミックグループ、株式会社ルネサンス、株式会社東光高岳、MS ADインシュアランスグループホールディングス株式会社、JFEエンジニアリング株式会社、日本航空株式会社、富士通株式会社、talentbook株式会社、株式会社 明治、日興アセットマネジメント株式会社、田辺三菱製薬株式会社、キリンホールディングス株式会社、ランスタッド株式会社、ムーディーズ、オイシックス・ラ・大地株式会社、株式会社WDI JAPAN、スポーツX株式会社、株式会社AC福島ユナイテッド、東急不動産株式会社、日本ロレアル株式会社、日本電信電話株式会社、三菱ケミカル株式会社、株式会社イトーキ、パナソニックオペレーショナルエクセレンス株式会社、ANAホールディングス株式会社、三井住友トラスト・パナソニックファイナンス株式会社、日本たばこ産業株式会社、大日本印刷株式会社、株式会社PHONE APPLI、沖縄タイムス社、株式会社ポーラ、株式会社琉球新報社、アクセンチュア株式会社、三菱マテリアル株式会社、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ、他、2社
【特定非営利活動法人プライドハウス東京について】
「プライドハウス東京」は、セクターを超えた団体・個人・企業などが協働するプロジェクトです。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されるタイミングを契機と捉え、LGBTQ+などの性的マイノリティに関する情報発信を行うホスピタリティ施設を設置し、多様性に関する様々なイベントやコンテンツの提供を目指しています。
【パナソニック コネクト株式会社について】
パナソニック コネクト株式会社は2022年4月1日、パナソニックグループの事業会社制への移行に伴い発足した、B2Bソリューションの中核を担う事業会社です。グローバルで約28,200名の従業員を擁し、売上高は1兆3,332億円(2024年度)を計上しています。「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」をパーパス(企業としての存在意義)として掲げ、製造業100年の知見とソフトウェアを組み合わせたソリューションや高度に差別化されたハードウェアの提供を通じて、サプライチェーン、公共サービス、生活インフラ、エンターテインメントのお客様をつなぎ、「現場」をイノベートすることに取り組んでいます。また、人と自然が共存できる豊かな社会・地球の「サステナビリティ」と、一人ひとりが生きがいを感じ、安心安全で幸せに暮らすことができる「ウェルビーイング」の実現を目指しています。
また、「人権の尊重」と「企業価値の向上」を目的に、DEI(Diversity, Equity & Inclusion)推進を経営戦略の柱のひとつに位置づけ、多様な価値観を持つ一人ひとりがイキイキと力を発揮できる柔軟性の高い企業文化の改革に取り組んでいます。
▼パナソニック コネクト株式会社 ウェブサイト
▼パナソニック コネクト Newsroom
https://connect.panasonic.com/jp-ja/newsroom
▼パナソニック コネクト DEI(Diversity, Equity & Inclusion)
https://connect.panasonic.com/jp-ja/about/sustainability/dei
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