待ってました！ 第２回「ノーバリアゲームズ ～#みんなちがってみんないい～」をWOWOWが２年ぶりに開催！！
「パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM」東京パラリンピック完全版 11月27日（日）午後3:15［WOWOWプライム］、ほか
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WHO I AM PROJECTサイト https://corporate.wowow.co.jp/whoiam/
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11月21日（日）、東京・豊洲エリアにあるTOKYO SPORT PLAYGROUNDにて、「ノーバリアゲームズ ～#みんなちがってみんないい～」が開催された。これは、2016年からWOWOWが放送・配信を行なっている「パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM」発の新しいカタチのユニバーサルスポーツイベントで、今回で２度目の開催となる。《#みんなちがってみんないい》をテーマに、性別も年齢も国籍も障害の有無も問わない多様な参加者たちが、スポーツの楽しさを感じながら、みんなで体を動かすことのできるイベントだ。
この日は2019年の初開催に引き続きMCを務める松岡修造さんのほか、ゲストとして髙阪剛さん（総合格闘家）、東尾理子さん（プロゴルファー）、安永聡太郎さん（日本人初のサッカースペインリーグ出場選手）、大西将太郎さん（ラグビー元日本代表）、亀海喜寛さん（元OPBF東洋太平洋ウェルター級チャンピオン）、一ノ瀬メイさん（パラリンピアン[水泳]）、木村潤平選手（パラトライアスロン日本代表）、瀬立モニカ選手（パラカヌー日本代表）、豊島英さん（車いすバスケットボール元日本代表）、鳥海連志選手（車いすバスケットボール日本代表）ら10名が参加した。
開会式では、MCを務める松岡さんが登場するや否や、いきなり今回イベントに出場する子どもの名前を叫ぶと、その子が今日のこのイベントのために長野県から一人で上京したことに触れ、「すごく怖かったと思う。でもできたことは本当にすごい！おめでとう！」と祝福し、会場全体が拍手の渦に包まれた。その後、会場のみんなで「ノーバリアゲームズ！」と叫び、ピンク、イエロー、ブルー、グリーンの4チームに分かれてイベントがスタート。
まずは出場するゲストたちが、本大会に対する意気込みを表明。今回が２度目の出場となる髙阪さんは「今回も全力で楽しみたいです！」、子どもたちから元気をもらったという東尾さんは「子どもたちの元気に負けないように頑張ります」と笑顔で宣言。安永さんは「“みんなちがってみんないい！”今日は頑張ります！」と元気いっぱいに語った。また一ノ瀬さんは「とにかくチームに貢献できるように全力で頑張ります」と、強く宣言。シャドーボクシングをしながら登場した亀海さんは「心から楽しみたいと思います！頑張ります！」と高らかに宣言。東京パラリンピック以来、久しぶりに闘争心が燃えたぎっているという瀬立選手も「頑張ります！」と力強く宣誓。大西さんはラガーマン精神を重んじ「それぞれチームは分かれていますが、楽しむという目的は一つ。ワンチームの精神で頑張りましょう！」と声を上げた。木村選手はシンプルに「皆さん今日は楽しみましょう！そして勝ちましょう！」と、元気いっぱいに叫んだ。また豊島さんは笑顔をたたえ「今日は笑顔を忘れずに全力で頑張ります」と宣言。鳥海選手は「みんなで楽しみましょう！今日は僕がいるチームが勝ちます」と、力強く声をあげた。
最初の競技は、風船選びゲーム『みんなで作ろう！～風船ツリー～』から。ジェスチャーゲームに正解した人が、二人一組になり、バスタオルの上に風船を乗せて所定の位置まで運ぶというもの。ゲーム内容を聞いた松岡さんは「これはかなり難しいから途中でルールを変えるかも」と危惧していたものの、蓋をあけてみたらそんな心配もどこ吹く風。皆さん風船を上手に運んでいた。ジェスチャーゲームの問題が子どもには難しかったこともあり、松岡さんがヒントのアシストをする姿が微笑ましかった。
続いて、バスケットボールをベースにした体内時計を計るゲーム『みんなで競おう！～バスケットボール タイムバトル～』は、1秒の差を競うほど接戦に。途中開催されたエキシビジョンでは、豊島さん&鳥海選手のシューティングを披露。東京パラリンピック、銀メダルの実力を間近で見ることができ、会場が大きな歓声に包まれた。
３つ目の種目である障害物リレー『みんなで繋ごう！～障害物大玉リレー～』は、他チームからの攻撃を防いだり、大きなボールを二人一組で運ぶなど、チームワークが試される競技。早く走るため、チームごとに様々な趣向を凝らして臨んでいた。ブルーチームの大西さんは「めっちゃ走りました（笑）。チームワークも良く、楽しめました」とご満悦。
４つ目の競技は『みんなで入れよう！～かごが動く球入れ～』。球が軽すぎて遠くまで届かないなど小さなアクシデントはあったものの、松岡さんのアイデアにより、各チームに得点が入りやすいルールを臨機応変に取り入れてくれたことで、ゲームも大盛り上がりだった。また、記憶力と反射神経が試される『みんなでつなごう！～ボディパーカッションリレー～』では、「パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM」のオリジナル音楽を手掛ける音楽家・梁邦彦さんが、このゲームのために制作した楽曲に合わせて各チームがダンスでリレー。イエローチームのあまりの集中力の高さに、松岡さんも他のチームもびっくりする一幕も。
最後の競技は『みんなで走ろう！～280mリレー～』。子どもから大人まで、全員がトラックを全力で駆け抜けた。最終走者が無事にゴールをするまで、チームの垣根を越えて全員で応援する姿が印象的だった。
閉会式では集計の結果、グリーンとイエローが同点１位ということが判明。優勝チームはジャンケンでの決戦となり、結果イエローチームが優勝！大盛況のなか最後に、松岡さんを中心に今大会のテーマである「みんなちがってみんないい」を参加者全員で叫び、みんなが笑顔で楽しんだ第２回大会は閉幕した。
大会後、松岡さんとゲストたちに今回のイベントの感想を語ってもらった。
鳥海：普段は、他種目の選手の方や子どもたちと触れ合う機会があまりないので、すごく貴重な時間を過ごすことができました。老若男女、様々な人と一緒に競技をしたことで、色々な意味でノーバリアというものを体験できたような気がします。僕たち自身も子どもたちから多くのエネルギーや楽しむということを学ばせてもらった１日でもありました。僕自身もすごく楽しかったですし、今後こういったイベントがたくさん開催されることが楽しみになりました。
豊島：コロナ禍がだいぶ落ち着いているとはいえ、不安の中での開催であったと思いますが、皆さんの、一つになって楽しみたいという思いが、今回の成功に導いたのだと思いますし、僕自身も一緒になって楽しむことができました。競技は少し難しかったと思いますが、これは各人が工夫をしながら、自分にできることを考える良いきっかけになったのかなと思います。子どもたちが今後も生活をしていくうえで、本当に重要なことを今回のイベントで学ぶことができたと思うので、今後もこうしたことを続けて、次の世代にも繋げていきたいです。
木村：なかなかリアルでのイベントが難しい中、WOWOWさんをはじめ、イベントに携わってくれた皆さんが頑張ってくれたおかげで、素晴らしい大会を開催することができたと思います。改めて感謝します。今日は僕らを含めたアスリートや、一般参加の皆さん、運営に携わってくれた学生の皆さんに至るまで、みんなが同じ目線で楽しくはしゃげたということが、すごく良い思い出になりました。こういったイベントがもっと増えていったらいいなと思いました。
松岡：昨年中止になって以来、ずっと待ち望んでいたイベントだったので、今回実現ができて本当に良かったです。開催できるか相当不安でしたが、最後はWOWOWさんを含めたチームの「やり遂げよう」という思いだけで、完遂できたという気がします。競技の中には、相当難しいものもありましたが、逆にそれがよかったのかなと思います。言葉だけで説明をしてもわからないルールも、実際にやってみることでみんなが理解して、それが繋がっていくことがノーバリアなのだろうなと感じました。そう言った意味ではノーバリアゲームズらしい競技内容だったのではないかなと思います。今回のイベントを通じて、参加者もサポートした人も、ノーバリアに対する思いが強くなったと思いますので、この気持ちをどんどん繋げていけたら嬉しいですね。僕自身も含めて「ノーバリアとはどういうことなのか」、「みんなちがってみんないいとはどういうことなのか」と考える良いきっかけになると思います。ただ、単に考えるだけのことではない、みんなが一緒になって楽しみ、笑顔になることが大事なのだということを、今回のイベントを通じて感じることができました。
◆◆◆WHO I AM番組関連情報◆◆◆
「東京パラリンピック完全版」
パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM WOWOWとIPC（国際パラリ
ンピック委員会）の共同プロジェクトとして、世界最高峰のパラアスリートに迫る大型シリーズのシーズン5のうち7作品と、過去シーズンより国枝慎吾（車いすテニス）、木村敬一（水泳）、上地結衣（車いすテニス）の日本選手3作品に、東京パラリンピックの映像を加えた完全版を放送。
11月27日（日）午後3:15［WOWOWプライム］、ほか
「パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM」
（シーズン1～5全40作品）
公式サイト＆WOWOWオンデマンドにて配信中
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