エスコンフィールドHOKKAIDOの照明で第43回日本照明賞を受賞

パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社(以下、パナソニック)は、2023年3月に開業したエスコンフィールドHOKKAIDOにおける照明で、第43回日本照明賞を受賞し、2025年8月26日に受賞式が実施されました。
日本照明賞は、一般社団法人照明学会が日本の科学、技術、産業、芸術、文化の水準を高め、世界に誇りうる照明に関わる優れた業績を顕彰するものです。2024年は受賞事例が無く、2023年以前も年に1~2件のみが選定されるなど、厳しい審査を経て選定されています。昨今では、パナソニックは2022年に国立競技場のナイター照明、2023年に阪神甲子園球場のスタジアム照明設備で同賞を受賞しています。
エスコンフィールドHOKKAIDOの照明は、「プレイヤーファーストに基づく最適な光環境」「光・映像・音響による非日常体験」「街のランドマークとして内・外の光を繋ぐ」をコンセプトとしています。
フィールドを照らす354台の照明器具は、パナソニック独自のVR技術により1台1台の角度を緻密に調整し、まぶしく感じやすい箇所を抑制することで、選手目線でのプレーのしやすさに配慮しています。さらに、競技用照明には1台ごとに調光・明滅を制御できるシステムを導入しており、球場内の大型ビジョンや音響などと連動し、フィールド内を光が駆け巡る演出など、試合を盛り上げるこれまでにない照明演出を可能にしています。また、周辺の街のスタジアムを核とした将来的な発展に向け、照明についてもスタジアムに連動した演出を周辺地域に拡張していけるインフラを備えています。
【一般社団法人照明学会による選定理由】
「プレイヤーファーストに基づく最適な光環境」、「光・映像・音響による非日常体験」、「街のランドマークとして内・外の光を繋ぐ」ことをコンセプトに、地域コミュニティの創造起点となる光空間を実現している。スタジアム照明はDMX512による制御システムにより、調光を自在に制御することで、競技用照明の照明器具を演出照明にも活用している。さらに演出照明と、大型ビジョンや音響設備との連動により球場全体に一体感を与える大迫力の演出を実現している。またバックヤードの充実した施設も、機能性だけでなく、チームの一体感や選手の高揚感を高めるチームカラーの“ブルーの照明”を要所に取り入れ、選手だけでなくスタジアムツアーに参加したファンも楽しめるように照明で演出されている。競技・演出・都市景観を融合した持続可能な照明環境を実現し、スポーツ施設として世界に誇りうる優れた業績である。
【表彰名】第43回(2025年)日本照明賞
【受賞テーマ】ES CON FIELD HOKKAIDO ~スポーツエンターテイメントのあかりが街をつくる~
【受賞者】
企画・計画チーム:株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメント、株式会社大林組
設計・施工チーム:株式会社大林組
開発・製造チーム:パナソニック株式会社
<関連情報>
・一般社団法人照明学会 受賞者発表ウェブサイト
https://www.ieij.or.jp/award/syomeisyo_his.html
・スポーツVRによるシミュレーションで選手の妨げにならない照明演出を実現 エスコンフィールドHOKKAIDO
https://www2.panasonic.biz/jp/lighting/plam/works/esconfield-hokkaido/
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