朝読書にピッタリ! 大人もこわいホラー短編集『5分でゾッとする結末 世にもこわい博物館』が発売!
7月25日に、講談社から『5分でゾッとする結末 世にもこわい博物館』が刊行されました。
5分で引き込まれ、背筋がゾクッとする短編が9話収録された、小学校高学年から読めるエンタメ児童文芸書です。
舞台設定
ここは<悪趣味ミュージアム>。
ここに展示されているのは、どれもおそろしい、いわくつきのアイテムばかり。
そんな博物館にやってきた読者の皆さんに、案内人の<スマイル>が、展示物にまつわるおそろしい物語をご紹介します――。ハッピーエンドはひとつもありません。すべての物語が悲惨な結末を迎えます。
収録作品
『黒い穴』
小学生のさとしはよく物をなくす。原因は自分の部屋にブラックホールがあるからに違いない、と彼は考えた。さとしのなくしものグセは、どんどんひどくなる。そしてある日……。
『長く、おそばに』
小学5年生のタクミの家のとなりに老夫婦が引っ越してきた。老夫婦はタクミに引っ越しあいさつでソバをもってくる。しかしその老夫婦、なんだか気味が悪い。ある夜、悪夢にうなされたタクミが目を覚ますと……。
『降ってきたもの』
小学生の大吾は強風の日、公園で空から魚が降ってくる光景を目にする。しかし友だちはだれも信じてくれない。大吾は自分がウソつきでないことを証明するため、竜巻警報が出た日に友だちを誘って公園で待つが……。
『還暦祝い』
小学生のカケルが住む町では高齢者が行方不明になる。同時に小学生がトイレで襲われる事件も頻発していた。うわさでは犯人はお化けらしい。そしてある日、彼が忘れ物を取りに学校に戻ってトイレに入ると……。
『パラサイト』
クラスメイトのタケオはいつも一人で昆虫をいじっている。女子の話では昆虫で<手術>をしているとか。クラスの人気者・シンヤはなぜかタケオに惹かれ仲良くなる。タケオは寄生虫の研究をしているらしい。やがて、タケオが亡くなったという知らせが届くが……。
『タクシー怪談』
タクシー運転手が夜中に墓地の前でひとりの女性客を乗せた。運転手はこの女性が幽霊ではと不安になる。だが彼女はホラー作家だとわかって一安心。しかし、世間話をしているうちに、だんだん女性客の様子がおかしくなり……。
『大きな靴下』
シロウはクリスマスにサンタさんから欲しいものがありすぎて悩んでいた。だがシロウは「お金が欲しい」とサンタさんにお願いすればいいと考える。そしてクリスマスの朝、彼が枕元に置いていた靴下には大金が入っていた。だが……。
『ブロッケンの悪魔』
ぼくはおじいちゃんと二人暮らし。お母さんは早くに亡くなり、お父さんはずっと出張中。でもぼくはふと思い出した。お父さんといっしょに山登りに行ったときに見たおそろしい怪物のことを。そしてさらに思い出す……。
『誰も持てない宝石』
アリナは宝石が大好きな女の子。やがて彼女は大人になり、某国の女王になってあらゆる宝石を集める。ある日、彼女は誰も持つことができない呪いの宝石の話を聞き、それを求める。そしてやっとそれが届いたとき、彼女は……。
著者プロフィール
黒史郎(くろ・しろう)
小説家。ホラーものを得意としており、実話怪談なども数多く執筆している。アニメやゲーム関係の仕事も多数行っている。
装画:AU
挿絵:akko.
書誌情報
『5分でゾッとする結末 世にもこわい博物館』
著者:黒史郎
定価:1595円(税込)
発売日 : 2024/7/25
ISBN : 978-4-06-535660-9
発行: 講談社
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