配送進捗管理システム ZetesChronos(TM)を強化、物流効率化法の定期報告に活用できる業務日報を出力可能に ~荷待ちや荷役等時間の可視化による報告書作成の効率化を実現~

パナソニックグループ

パナソニック コネクト株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 執行役員 プレジデント・CEO:樋口 泰行)は、100%子会社で、サプライチェーン実行系ソリューションのリーディングカンパニーであるZetes(ゼテス、本社:ベルギー、ブリュッセル)の配送進捗管理システム「ZetesChronos(TM)(ゼテス クロノス)」において、物流効率化法の定期報告に活用できる業務日報の出力機能を「業務日報サービス」として2025年10月から提供開始します。

ZetesChronos(TM)とは、輸配送における稼働車両の位置や配送の進捗状況をリアルタイムに見える化することで配送業務の効率化を実現するソリューションです。

国内物流ソリューション事業のコンセプトである「現場から始める全体最適化」(※1)に基づき、日本独自の法規制に合わせ、荷待ちや荷役等時間を可視化し、業務日報を出力するオプション機能を開発しました。これにより、定期報告書作成の効率化を実現します。

■提供開始の背景

昨今、物流業界では、人手不足の深刻化や物流コストの向上、運ぶ荷物の増加に伴い、配送業務の効率化と持続的な物流システムの構築が求められています。2026年4月には、一定規模以上の荷主や物流事業者、トラック事業者に対する規制的措置(物流効率化法(※2))が施行予定で、荷待ち・荷役等時間の短縮や積載効率の向上に向けた取組みの報告として中長期計画書や定期報告書の提出が求められています。

しかしながら、運行実績の実態を把握するためには紙媒体の業務日報の収集やドライバーへのヒアリングをするなど確認作業に負担がかかり、継続的に現場の状況を把握するのが困難となっています。また、一般的な動態管理システムやデジタルタコグラフ(※3)では詳細かつ正確な作業状況や積荷情報まで取得できないため、ドライバー自身による手書きでの追記が必須となります。このように運行実績を把握する業務日報の作成は、様々な現場負担がかかる付帯作業となっています。

今回新たに提供を開始する「業務日報サービス」は、これまで手書きや配送業務中に記録していたデータをZetesChronos(TM)で取得することで、より高精度なデータを記録することができ、さらに業務日報に出力することで業務日報の作成や荷待ちや荷役等時間を記載した報告書作成の負荷を軽減します。

■「ZetesChronos(TM) 業務日報サービス」の特長

1. 作業実態に即した高精度な業務時間の自動取得を実現

ZetesChronos(TM)は荷待ち時間や作業時間などの時間を自動で蓄積していくため、ドライバーは配送業務に集中でき、手間をかけることなく業務時間を記録することが可能です。また、蓄積したデータは業務日報として出力することができるためドライバーの負荷を軽減しつつ、より高精度な業務実態の把握を実現します。

2. 施設別に作業時間や荷待ち時間が管理可能

施設別に作業時間や荷待ち時間、積載重量などを業務日報に出力することで、管理者は課題のある施設を抽出することができ、改善活動に活かすことが可能です。

3. 物流効率化法における定期報告への活用が可能

特定事業者に課せられる定期報告では月の平均荷待ち時間や荷役等時間を報告する必要があります。このような報告に対し、今回出力可能となる業務日報を用いることで実態に即した時間を報告できます。また、日々の業務実態をデータとして残していけるため、問題が発覚した際にいつから発生したのかを追跡することが可能です。

業務日報サービスのイメージは以下のウェブページを参照ください。

▼配送進捗管理システム「ZetesChronos(TM)」

https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services/zetes/chronos

なお、ZetesChronos(TM)および「業務日報サービス」は、2025年9月10日~12日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催の「国際物流総合展2025 第4回 INNOVATION EXPO」(主催:公益社団法人 日本ロジスティクスシステム協会 JILS総合研究所)に出展しています。

▼パナソニック コネクト 国際物流総合展2025 第4回 INNOVATION EXPO

https://connect.panasonic.com/jp-ja/events/logistech-2025

今後も、ZetesChronos(TM)のもつ個品管理のデータを有効活用したオプションのラインアップを強化し、物流の現場状況を正確に捉え、効果的な改善活動が可能となるサービスを提供することで配送業務の効率化とお客様のSCM変革を支援していきます。

▼パナソニック コネクト 物流ソリューション 紹介ページ

https://connect.panasonic.com/jp-ja/solutions/logistics/lp

※1 [プレスリリース]パナソニック コネクト、日本企業のSCM変革に向けて「現場から始める全体最適化」をコンセプトに物流ソリューションの提供を強化(2025年6月20日)

https://news.panasonic.com/jp/press/jn250620-4

※2 経済産業省 物流効率化法(物流改正法)

https://www.meti.go.jp/policy/economy/distribution/butsuryu-kouritsuka.html

※3 運行記録計の一種。車両にかかる速度や時間等を自動的にメモリーカード等に記録する装置。

https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/03driverec/digitacho.html

【Zetesについて】

Zetesは、サプライチェーンの最適化および人物識別ソリューションを専門とするテクノロジー企業です。Zetesのサプライチェーンソリューションは、企業がコネクテッドサプライチェーン全体で機動性、可視性、およびトレーサビリティを実現するのを支援します。また、Zetesの人識別部門は、公共機関や超国家機関に対して、セキュアな身分証明書や渡航文書の発行、市民の認証を可能にし、国の登録簿や有権者リストを作成するためのソリューションを提供します。Zetesはベルギーのブリュッセル市に本社を構え、EMEAの22か国で1,300人以上の従業員を擁しています。2017年には、パナソニック株式会社の100%子会社(現・パナソニック コネクト株式会社の連結子会社)となりました。詳細については、https://www.zetes.com/をご覧ください。

【パナソニック コネクト株式会社について】

パナソニック コネクト株式会社は2022年4月1日、パナソニックグループの事業会社制への移行に伴い発足した、B2Bソリューションの中核を担う事業会社です。グローバルで約29,700名の従業員を擁し、売上高は1兆3,332億円(2024年度)を計上しています。「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」をパーパス(企業としての存在意義)として掲げ、製造業100年の知見とソフトウェアを組み合わせたソリューションや高度に差別化されたハードウェアの提供を通じて、サプライチェーン、公共サービス、生活インフラ、エンターテインメントのお客様をつなぎ、「現場」をイノベートすることに取り組んでいます。また、人と自然が共存できる豊かな社会・地球の「サステナビリティ」と、一人ひとりが生きがいを感じ、安心安全で幸せに暮らすことができる「ウェルビーイング」の実現を目指しています。

また、「人権の尊重」と「企業競争力の向上」を目的に、DEI(Diversity, Equity & Inclusion)推進を経営戦略の柱のひとつに位置づけ、多様な価値観を持つ一人ひとりがイキイキと力を発揮できる柔軟性の高い企業文化の改革に取り組んでいます。

▼パナソニック コネクト株式会社 ウェブサイト

https://connect.panasonic.com/jp-ja

▼パナソニック コネクト Newsroom

https://connect.panasonic.com/jp-ja/newsroom

▼パナソニック コネクト DEI(Diversity, Equity & Inclusion)

https://connect.panasonic.com/jp-ja/about/sustainability/dei

【お問い合わせ先】

パナソニック システムお客様ご相談センター

フリーダイヤル:0120-878-410

受付:9時~17時30分(土・日・祝日は受付のみ)

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会社概要

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URL
https://holdings.panasonic/jp/
業種
製造業
本社所在地
大阪府門真市大字門真1006番地
電話番号
06-6908-1121
代表者名
楠見 雄規
上場
東証プライム
資本金
2590億円
設立
1935年12月