タフブックFZ-G2、物流現場の安全性と効率化を強力に支援するタブレット端末として象印マホービンに採用 ~物流業務とIT資産管理の効率化を実現し、多角的な成果を達成~

パナソニックグループ

パナソニック コネクト株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 執行役員 プレジデント・CEO:樋口 泰行、以下、パナソニック コネクト)は、象印マホービン株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役 社長執行役員:市川 典男、以下、象印マホービン)にタフブックFZ-G2シリーズを納入しました。象印マホービンでは、物流現場で使用するデバイスを従来のタブレット型端末から高い堅牢性を誇るタフブックへ刷新することで、業務やIT資産管理の効率化、安全性・コスト最適化を実現しました。

【導入の背景】

象印マホービンでは従来、物流現場における入荷時の検品・格納、出荷時のピッキングや仕分け、在庫移動の検索、棚卸時の実棚入力など、多岐にわたる業務で他社製のタブレット端末を活用してきました。しかし、実際の運用においては以下のような大きな課題が顕在化していました。

・堅牢性への不安

物流現場では端末を手に持ちながら作業する機会やフォークリフトに搭載して利用する場面が多く、落下や衝撃による破損リスクが常に伴っていた。

・業務効率への影響

従来導入機種はバッテリーの持続時間が短いことに加え、寒冷地では充電が正常に行えず、気温が上がるまで端末が起動しないといった事態も発生していた。

・保守コストの負担

OSアップデートについて社内対応ができず、外部に委託せざるを得ない状況にあった。

・セキュリティ上のリスク

保有していた機種では、最新のセキュリティパッチが当てられなかった。

こうした背景から、堅牢性が高くかつ長時間の稼働が可能で、最新のセキュリティ環境を維持できる新たな端末の導入検討が進められる運びとなりました。

【タフブック選定のポイントと担当者の声】

象印マホービンでは新たに導入するタブレット端末を選定するにあたり、「高い堅牢性」「長時間駆動かつバッテリー交換が可能」「Windows OS搭載」という3点を必須条件とした上で、さらに以下の3点を重視し、タフブックの採用を決定しました。

■従業員の安全性を最優先に考えた設計

「タフブック導入の決定にあたっては、現場の声を丁寧に反映しました。各責任者が『現場に本当に必要な機能・仕様は何か』を議論した結果、最も多く挙げられた要望が『手袋を着けたままでも操作できること』でした。物流現場では段ボールの鋭利な端で指を傷つけるリスクがあるため、手袋着用は欠かせません。安全を守りつつ円滑に作業できる点が大きな評価につながりました。」

■物流現場での操作性を高める工夫

「現場からの声でもう一点多く挙がったのが、『タブレットなのに物理ボタンがあってスピード操作できる』という点でした。タフブックFZ-G2本体に搭載された物理ボタンを利用することでバーコードリーダーやカメラを即時に起動ができることが現場から高く評価されました。『商品事故があった際に素早く現場保存ができる』との声も上がり、タフブックの使い勝手の良さが導入を後押しするきっかけとなりました。」

■一台で業務を完結できる利便性

「また、タフブックFZ-G2にはバーコードの読み取り機能が追加できることも重要なポイントでした。バーコードの読み取りは今までは小型のスキャナをBluetooth接続で対応していたのですが、タフブック本体にバーコードリーダーが搭載されることで、現場業務が一台ですべてが完結し、業務効率化が図れることも導入の決め手となりました。」

【導入の効果】

・堅牢性の向上

タフブックFZ-G2導入後半年経過時点において故障の報告はなし

・業務効率の向上

バッテリーの持ちが安定し、業務時間8時間に対して十分な稼働時間の確保が実現

・保守コストの削減

WMS(倉庫管理システム)アプリの大幅な改修が可能になり、毎月3~5件程度発生していた過不足出荷や誤出荷がほぼ解消

以前からレッツノートを社用PCとしており、今回のタフブック導入で、モバイル端末の問い合わせ窓口がパナソニック コネクトに一本化され効率化

・セキュリティの向上

システム管理ツールとの連携したアップデート管理やセキュリティ設定が可能に

象印マホービンでは東日本配送センターでのこうした導入効果を踏まえ、九州の物流拠点で10台の導入、西日本の部品管理拠点で11台の導入をご検討中で、全社的な展開も視野に入れています。大窪様は「AI活用による需要予測データをリアルタイムで活用するといった未来の可能性も秘めており、今後はタブレットとともに現場のDX推進を加速させるような取り組みを進めていきたいと考えています」と述べています。

詳細内容は下記のウェブサイトから確認できます。

▼象印マホービン株式会社様 導入事例

https://connect.panasonic.com/jp-ja/case-studies/zojirushi-2

▼頑丈タブレット・PC タフブック

https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services/tough?cid=r_gn_prd_em-cat-pc_231115

【象印マホービン株式会社について】

象印マホービン株式会社は、1918年の創業以来、「暮らしをつくる」を企業理念に、お客様の暮らしに寄り添いながら、快適で便利な暮らしの品々をお届けしています。

当初はガラスまほうびんの内瓶製造から始まり、現在では、炊飯ジャーや電気ポットなどの調理家電、ステンレスボトルなどのリビング製品、加湿器などの生活家電と、多岐にわたる製品を展開しています。これらの製品を通じて、日々の暮らしに豊かさと便利さを提供しています。

近年は、製品づくりだけでなく、食と暮らしを豊かにするソリューション事業にも力を入れています。

最高級炊飯ジャー「炎舞炊き」で炊いたごはんを提供する飲食店や、高齢者の見守りサービス「みまもりほっとライン」などがその一例です。

「きょうを、だいじに。」をコーポレートスローガンとし、象印ならではの「日常生活発想」を大切に、使う人の気持ちに寄り添った製品やサービスを提供し続けています。

▼象印マホービン株式会社 ウェブサイト

https://www.zojirushi.co.jp/

【パナソニック コネクト株式会社について】

パナソニック コネクト株式会社は2022年4月1日、パナソニックグループの事業会社制への移行に伴い発足した、B2Bソリューションの中核を担う事業会社です。グローバルで約29,700名の従業員を擁し、売上高は1兆3,332億円(2024年度)を計上しています。「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」をパーパス(企業としての存在意義)として掲げ、製造業100年の知見とソフトウェアを組み合わせたソリューションや高度に差別化されたハードウェアの提供を通じて、サプライチェーン、公共サービス、生活インフラ、エンターテインメントのお客様をつなぎ、「現場」をイノベートすることに取り組んでいます。また、人と自然が共存できる豊かな社会・地球の「サステナビリティ」と、一人ひとりが生きがいを感じ、安心安全で幸せに暮らすことができる「ウェルビーイング」の実現を目指しています。

また、「人権の尊重」と「企業競争力の向上」を目的に、DEI(Diversity, Equity & Inclusion)推進を経営戦略の柱のひとつに位置づけ、多様な価値観を持つ一人ひとりがイキイキと力を発揮できる柔軟性の高い企業文化の改革に取り組んでいます。

▼パナソニック コネクト株式会社 ウェブサイト

https://connect.panasonic.com/jp-ja/

▼パナソニック コネクト Newsroom

https://connect.panasonic.com/jp-ja/newsroom

▼パナソニック コネクト DEI(Diversity, Equity & Inclusion)

https://connect.panasonic.com/jp-ja/about/sustainability/dei

【お問い合わせ先】

パナソニック システムお客様ご相談センター

フリーダイヤル:0120-878-410

受付:9時~17時30分(土・日・祝日は受付のみ)

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会社概要

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業種
製造業
本社所在地
大阪府門真市大字門真1006番地
電話番号
06-6908-1121
代表者名
楠見 雄規
上場
東証プライム
資本金
2590億円
設立
1935年12月