健康経営推進の一環として女性のキャリア形成と健康を支援、卵子凍結サービスと生理用ナプキン無料提供サービスを導入


パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社(以下、くらしアプライアンス社)は、多様な人材が集うダイバーシティなチームによるチャレンジが事業の持続的成長や顧客価値最大化の実現に重要であると考え、“DEI+B(Belonging)”を推進しています。多様なメンバーをUNLOCKすることで、組織の中での能力を100%発揮できる環境と組織能力の向上を目指す中、女性が多様なキャリアを選択できるよう支援し、活躍できる働き方を享受できるよう、新たに下記2つのサービスを導入しました。
《キャリア支援》卵子凍結保管サービス「Grace Bank(グレイスバンク)」
将来のライフプランに備えた選択肢の一つとして、卵子凍結を支援するサービスを導入。社員が安心してキャリア形成に取り組める環境を整えます。
《環境支援》生理用ナプキン無料提供サービス「トレルナ(toreluna)」
誰もが安心して働ける職場づくりの一環として、生理用ナプキンを無償で提供するサービスを導入。職場における女性の健康と快適性をサポートします。
くらしアプライアンス社は、今後も健康経営を推進し、多様な人材が自分らしく働き、成長できる職場づくりを通じて、より良いくらしの実現に貢献していきます。
【導入サービスの概要】
■卵子凍結保管サービス「Grace Bank」
「卵子凍結」は女性のキャリアとライフプランを両立させるための選択肢として注目を集めています。厚生労働省の調査によると、不妊治療を経験した働く女性のうち26.1%が「不妊治療と仕事を両立できなかった」と回答しており(※)、キャリア形成における重要な課題になっています。くらしアプライアンス社は、女性社員一人ひとりの自律的なキャリア形成とライフプラン支援を目的に、株式会社グレイスグループ(以下、グレイスグループ)と提携し、福利厚生制度として、以下のサービスを提供します。
導入に先がけて、2025年9月にくらしアプライアンス社が企画し、パナソニック社員向けに開催した不妊治療や卵子凍結に関するセミナーには、グレイスグループのメディカルアドバイザーを務める産婦人科医の加藤恵一氏を講師にお迎えしました。当事者だけでなく上司層も含め、男女合わせて約70人の社員が参加し、「不妊治療は女性だけの話ではないと実感した」「同僚として何ができるのか、職場の仕組みづくりを考えたい」などの感想が寄せられ、知見を深めました。
<制度概要>
対象:くらしアプライアンス社に在籍する社員および社員とそのパートナーや家族
(詳細条件は社内規定による)
内容:
・卵子凍結保管サービス「Grace Bank」(法人価格で提供)
・不妊治療や卵子凍結に関するセミナーなどのキャリア形成サポートプログラム
・社員およびその配偶者向けのオンライン相談窓口
提供開始日:2025年9月
<株式会社グレイスグループについて>
株式会社グレイスグループは、「子供を持ちたいと願う一人でも多くの女性の夢がかなう未来の創出」をミッションに掲げ、女性の健康維持・向上をサポートするため、卵子凍結保管サービス「Grace Bank」、働く女性のための予防医療サービス「Grace Care」を提供しています。
・株式会社グレイスグループ ウェブサイト
■生理用ナプキン無料提供サービス「トレルナ」
女性社員が急な生理などで不安感や不快感を抱えることなく働ける環境を整えるため、株式会社ネクイノ(以下、ネクイノ)が提供する「トレルナ」を導入しました。「トレルナ」は、女性トイレの個室に設置されたディスペンサーとスマートフォンアプリと連動させることで、必要な時に無料でナプキンを受け取ることができるサービスです。
<提供サービス概要>
設置場所:パナソニック目黒ビル 1F・8F・9Fの女性用トイレ
設置台数:5台
提供開始日:2025年9月30日
*本サービスは社員・関係者向けであり、一般の方はご利用いただけません。
<株式会社ネクイノについて>
2016年6月に創業。「世界中の医療空間と体験をRe designする」を掲げ、ICTを活用したオンライン診察をはじめ、健康支援や未病対策を展開。2018年に婦人科領域に特化したオンライン診察プラットフォーム「スマルナ」をリリースし、企業向け福利厚生サービス「スマルナ for Biz」の提供を開始。2024年よりナプキン無料提供サービス「トレルナ」が本格始動。
・株式会社ネクイノ ウェブサイト
https://nextinnovation-inc.co.jp/
【DEI・組織開発室 室長 小泉朱里 コメント】

当社では、女性がキャリアとライフを自分らしく両立できる社会の実現を目指し、ピル・漢方の処方サービスや卵子凍結補助制度の導入、今年発表した体調ナビゲーションサービス「RizMo」を活用した実証実験、子育て中社員が働きたい時間に働ける制度など、従業員の声を聞きながら様々な制度を導入しています。
ライフイベントに左右されず、安心して働き続けられる環境づくりは、企業の持続的成長に不可欠です。制度設計だけでなく、一人ひとりの選択を尊重し、未来を描ける社会の土台づくりに挑戦します。働き方の常識を問い直し、企業ができる支援のあり方を再定義する―そのような思いでこれからも取り組んでいきます。
※不妊治療と仕事の両立に係る諸問題についての総合的調査(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_39168.html
【ご参考:女性キャリア支援のためのその他のUNLOCKな取り組み】
1. 柔軟な働き方
2025年4月から2026年3月まで、育児・介護事由で利用を希望する社員に対し、従来は事前の労使協定締結が必要であった「休日(週に1回まで)」・「深夜(22時~24時)」に自発的に勤務できる制度を試行導入。労働時間の管理を徹底した上で、働きたいときに働ける環境を試しており、男女問わず活用が広がっています。
2. ワーキングマザー向けキャリア支援サービス「PeerCross」を導入
東日本旅客鉄道株式会社が提供するワーキングマザー向けキャリア形成支援サービス「PeerCross」を2025年7月から導入。社員は無料で利用でき、プラットフォーム上で、企業に所属する価値観などが合いそうな会いたい人を探して、1on1で相談ができます。社外の多様な人脈を広げることができ、前向きな意識変容、行動変容に繋がっています。2025年11月18日にPeerCross主催のサービス利用者向け座談会に、くらしアプライアンス社 DEI・組織開発室 室長の小泉朱里が登壇予定。
3. 自社の体調ナビゲーションサービス「RizMo」の活用
くらしアプライアンス社が現在先行展開している体調ナビゲーションサービス「RizMo」を使用し、女性社員の健康行動支援と組織パフォーマンスへの効果検証を、2025年8月から2026年1月まで実施。本施策は経済産業省が推進する令和7年度「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」事業者にも採択され、株式会社ファミワンの協力の下、女性社員の健康支援に留まらず、社員全員のヘルスリテラシー向上や組織パフォーマンスへの効果を目指しています。
・[プレスリリース]体調ナビゲーションサービス「RizMo」活用による女性の健康行動支援と組織パフォーマンスへの効果を検証(2025年8月22日)
https://news.panasonic.com/jp/press/jn250822-1
4. パナソニック目黒ビル内に「Mama's Room」を設置
産前産後休業・育児休業を経て職場復帰した社員が、搾乳の場所に悩んでいたことをきっかけに誕生。子育て中・妊娠中の社員に限らず、女性特有の不調などを感じる社員が、誰でも予約不要で使うことができ、安心して心身を休める場所となっています。
【パナソニック くらしアプライアンス社】
パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社は、家電の開発・製造・リサイクルを中心に事業を展開しています。100年育んできたくらしに寄りそう力で、人と地球の未来に続く、感動の製品とサービスを創造することを目指しています。
そして、職場環境の整備と“誰もが輝く”新しい働き方の創造の両輪で、社員一人ひとりのウェルビーイングを実現する「人が活きる経営」を加速させていきます。
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