パナソニック エナジー、自社製蓄電池を活用し二色の浜工場で太陽電池・純水素型燃料電池・蓄電池の3電源連携エネルギーマネジメントシステムを本格運用開始

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パナソニック エナジー株式会社(本社:大阪府守口市、社長執行役員:只信 一生、以下、パナソニック エナジー)はこのたび、二色の浜工場(大阪府貝塚市)において、太陽電池・純水素型燃料電池・蓄電システムを連携制御するエネルギーマネジメントシステムの本格的な運用を開始しました。これにより、再生可能エネルギーを最大限活用することで、工場で使用する電力の15%を自給できる体制を構築しました。今後、本工場が目指す2050年に自社設備での再生可能エネルギー100%導入の目標達成に向けて取り組んでいきます。

二色の浜工場は、パナソニック エナジー乾電池事業のグローバル旗艦工場として、自動化システムなどを取り入れたスマートな生産体制のもと、高品質な乾電池を国内外の市場向けに生産しています。近年、脱炭素社会への転換が進むなか、環境と調和したモノづくりを掲げ、再生材を利用した製品の生産や使用済み乾電池のリサイクル推進など環境配慮型の取り組みを行っています。2023年には、工場の敷地内に設置するオンサイト太陽光発電や、敷地外の太陽光・風力・地熱発電由来のオフサイトコーポレートPPA(※1)の活用、また非化石証書の購入などを通して、CO2実質ゼロ工場(※2)を達成しています。

このたび、工場の敷地内において、太陽電池に加えて、新たに純水素型燃料電池とパナソニック エナジー製セルを使用した蓄電システムを導入し、これら3種の電源を連携制御するエネルギーマネジメントシステムを構築しました。電力需要や太陽光発電の出力の変動をリアルタイムで監視し、太陽光発電の不足電力を純水素型燃料電池の発電で補完、電力需要のピーク時には蓄電システムから電力を供給することで、電力ロスの最小化と安定供給の実現を図ります。これによって、再生可能エネルギーによる給電量は従来比で最大約1.5倍に向上する効果が見込まれています。太陽光発電では国内の製造拠点におけるオンサイト型として最大規模の約2 MWの太陽光パネルを設置しています。純水素型燃料電池はパナソニック株式会社 エレクトリックワークス社製の5 kWタイプの燃料電池6台を使用し、最大で約30 kWの発電が可能です。また、高さ17 mの水素タンクには二色の浜工場で生産している乾電池「エボルタNEO」のデザインが施されており、水素社会のインフラの象徴として地域のランドマークを目指します。

※1 再エネ電源の所有者である発電事業者(ディベロッパー、投資家等含む)と電力の購入者(需要家等)が、事前に合意した価格および期間における再エネ電力の売買契約を締結し、需要地ではないオフサイトに導入された再エネ電源で発電された再エネ電力を、一般の電力系統を介して当該電力の購入者へ供給する契約方式。(出典:環境省・みずほリサーチ&テクノロジーズ「オフサイトコーポレートPPAについて」)

※2 省エネ推進や再エネの導入、クレジットの活用などにより、CO2排出を実質的にゼロとした工場。

全文は以下プレスリリースをご覧ください。

▼[プレスリリース]パナソニック エナジー、自社製蓄電池を活用し

二色の浜工場で太陽電池・純水素型燃料電池・蓄電池の

3電源連携エネルギーマネジメントシステムを本格運用開始(2025年10月23日)

https://news.panasonic.com/jp/press/jn251023-1

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会社概要

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URL
https://holdings.panasonic/jp/
業種
製造業
本社所在地
大阪府門真市大字門真1006番地
電話番号
06-6908-1121
代表者名
楠見 雄規
上場
東証プライム
資本金
2590億円
設立
1935年12月