中国・広州の多層基板材料「MEGTRON」新ラインに約75億円、AIサーバ需要増でグローバル生産体制強化を加速

パナソニック インダストリー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員・CEO:小澤 正人、以下、当社)は、中国・広州にある当社電子材料の主力工場のひとつ「パナソニック デバイスマテリアル広州有限公司(広州工場)」に約75億円を投じ、高速通信ネットワーク機器など幅広い分野で使用される多層基板材料「MEGTRON(メグトロン)」の新ラインを増強します。
広州工場は、情報通信インフラ機器向け多層基板材料として業界をリードしてきた「MEGTRON6」からAIサーバ向け高速伝送に対応する「MEGTRON8」まで幅広く生産しており、今後はさらなる高速伝送を可能とする次世代型AIサーバ向けMEGTRONシリーズなど最先端材料の重要な生産拠点として位置付けています。
2025年9月に発表した東南アジア市場をターゲットとしたタイ・アユタヤ工場における新棟建設に続くグローバル生産体制の強化策の一環で、市場規模も大きく長期的な成長が見込まれる中国市場をターゲットに広州工場のラインを増強します。新ラインは、2027年4月から稼働を開始し、同年度内に量産体制を構築する計画です。
昨今の生成AI技術の進化と社会浸透にあわせて、AIサーバをはじめとする情報通信インフラ市場は拡大の一途を辿っており、通信データ量は飛躍的に増加することが予想されています。これに伴い、サーバ・スイッチ・ルータなどの情報通信インフラ機器は、通信の高速・大容量化と演算性能の高速化が求められており、これに用いられる電子回路基板材料には、安定的かつ効率的に信号を送ることができる低伝送損失(※)の特性がより一層必要とされています。
当社は、独自の材料・プロセス技術に強みを持ち、業界最高レベルの低伝送損失を誇る「MEGTRON」のグローバル生産体制を強化し、総生産能力を2025年度からの5年間で約2倍に拡大する計画です。これにより、拡大するAIサーバをはじめとする情報通信インフラ市場の発展と、AI技術のさらなる技術革新に貢献していきます。
※伝送損失:電気信号が電子回路基板上の配線を通るときに一部のエネルギーが熱などに変換され失われること(電気信号の劣化)を指します。
電気信号の劣化を最小限に抑えることができる低伝送損失の電子回路基板材料は、情報通信インフラ機器における通信の安定性や信頼性向上、発熱の抑制に貢献するとともに消費電力の低減に寄与します。
全文は以下プレスリリースをご覧ください。
▼[プレスリリース]中国・広州の多層基板材料「MEGTRON」新ラインに約75億円
AIサーバ需要増でグローバル生産体制強化を加速(2026年3月4日)
https://news.panasonic.com/jp/press/jn260304-4
<関連情報>
・[プレスリリース]多層基板材料「MEGTRON」の生産能力を5年間で2倍へ(2025年9月12日)
https://news.panasonic.com/jp/press/jn250912-1
・ICTインフラ機器用 多層基板材料「MEGTRON」シリーズ
https://industrial.panasonic.com/jp/products/pt/megtron
・[プレスリリース]「高周波数に対応した低伝送損失、高耐熱、高多層回路基板材料の開発」の功績に対し、「大河内記念生産賞」を受賞(2016年2月15日)
https://news.panasonic.com/jp/press/jn160215-2
・パナソニック インダストリー株式会社 電子材料ご紹介
https://industrial.panasonic.com/jp/electronic-materials/business
・パナソニック インダストリー株式会社
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