お腹がすいて遭難!? 増え続ける山岳遭難、その多くは準備不足!遭難ルポのスペシャリスト・羽根田治さんが放つ渾身の一冊。『あなたはもう遭難している 本当にあったびっくり遭難に学ぶ登山の超基本』発売!
インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:二宮宏文)は、2025年7月18日に羽根田治著『あなたはもう遭難している 本当にあったびっくり遭難に学ぶ登山の超基本』を刊行いたしました。

『あなたはもう遭難している 本当にあったびっくり遭難に学ぶ登山の超基本』
羽根田 治=著
定価:1760円(本体1600円+税10%)
版型:四六変形判
ページ数:144ページ/2色
https://www.yamakei.co.jp/products/2825500510.html
【内容】
増え続ける山岳遭難。その大半は入山前遭難?
コロナ禍以降、山岳遭難が激増しています。毎年、各地で史上最多遭難数を更新する状況で、なかでも「入山前遭難」と呼ばれる遭難が増えています。入山前遭難とは、体力や経験、装備が不十分な登山者の遭難が増えたことで、「登山を開始する前にもう遭難しているも同然」という意味の言葉です。近年では、各地の遭難救助要請の大半がそのような事例になったそうです。「疲れて動けない」「地図を持っていなくて道に迷った」「暗くなったけどヘッドライトを持っていない」など、以前の登山者では考えられなかったような状況で遭難救助要請がされ、主に警察や消防による山岳救助活動が行われています。

本当にあったびっくり遭難に学ぶ1冊
本書は、そんな実際にあった「入山前遭難」の事例を30ケースあげ、遭難の概略とそもそもそうならないためにどんな知識や経験が必要だったかを解説します。執筆は、山岳遭難ルポのスペシャリスト・羽根田治さん。彼ならではの豊富な取材・知見から、「本当にあったびっくり遭難」を厳選し、登山の基本も学ぶことができる1冊です。


【目次】
第1章 登山計画
01 北アルプス登山はハイキングではありません!
02 疲れたから助けて?その山、あなたにはムリムリ!
03 入山規制中の火山に登るなんてありえない
04 登山経験がないのに、いきなり雪山は無謀でしょ
05 登山のメンバーをSNSで募集。リスキーじゃない?
06 子供から高齢者まで。パーティのメンバー構成に問題あり
07 登山中に持病が発症したらどうするの?
08 えっ?そんな時間から登り始めるの?
09 計画したコース、ほんとうに通れます?
10 ネット情報には残雪なんてなかったのに!
11 そんな軽装で登山?山、ナメてる?
12 単独行するだけの力量がなかった?
13 登山届、出した? 家族にも渡した?
第2章 登山用具と装備
14 靴擦れや巻き爪、そんな足のトラブルで遭難?
15 登山中に登山靴のソールが剥がれた
16 観光パンフレットの地図? それ使えません
17 日帰りでもヘッドランプ、常識でしょ
18 トレッキングポール、正しく使えなければ事故のもと
19 トレランシューズで北アルプスや冬の八ヶ岳ってあり?
20 GPSがバッテリー切れ?持っている意味なし
21 そのアイゼン、あなたの靴に合ってます?
第3章 山の中で間違わないための知識
22 天候悪化は確実なのだから、登っちゃダメでしょ
23 お腹がすいて遭難? 脱水とシャリバテに注意!
24 足が攣っただけなら、休めば回復するのでは?
25 「行けるところまで行ってみよう」と思った時点でアウト
26 仲間とはぐれるのは遭難の始まり
27 雨具や防寒着、今着ないでいつ着るの?
28 焦って下山を急ぐと生死の境を彷徨うことも
29 雪が深くて歩けない?そうなる前に引き返そうよ
30 シリセードのやり方、ちゃんと習った?
【著者紹介】
羽根田 治(はねだ・おさむ)
1961年、さいたま市出身、那須塩原市在住。フリーライター。山岳遭難や登山技術に関する記事を、山岳雑誌や書籍などで発表する一方、沖縄、自然、人物などをテーマに執筆を続けている。主な著書にドキュメント遭難シリーズ、『ロープワーク・ハンドブック』『野外毒本』『パイヌカジ小さな鳩間島の豊かな暮らし』『トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか』(共著)『人を襲うクマ 遭遇事例とその生態』などがある。近著に『これで死ぬ アウトドアに行く前に知っておきたい危険な事例集』(山と溪谷社)、『山のリスクとどう向き合うか 山岳遭難の「今」と対処の仕方』(平凡社新書)など。2013年より長野県の山岳遭難防止アドバイザーを務め、講演活動も行なっている。日本山岳会会員。
【山と溪谷社】 https://www.yamakei.co.jp/
1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心とした山岳・自然科学・アウトドア・ライフスタイル・健康関連の出版事業のほか、ネットメディア・サービスを展開しています。
さらに、登山やアウトドアをテーマに、企業や自治体と共に地域の活性化をめざすソリューション事業にも取り組んでいます。
【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:松本大輔、証券コード:東証スタンダード市場9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「航空・鉄道」「モバイルサービス」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。
【本件に関するお問合せ先】
株式会社山と溪谷社 担当:神谷有二
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング
TEL03-6744-1900 E-mail: info@yamakei.co.jp
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