魂の医師マルシリオ・フィチーノの秘儀のすべてがここに!「書泉と、10冊 第2シーズン」第9弾は占い分野から『内なる惑星 ルネサンスの心理占星学』を復刊。予約受付は6月23日(月)から開始‼

「中世への旅」シリーズの大ヒットから始まった、「書泉と、10冊」。この企画は、過去に出版された書籍で既に在庫がなく手に入りにくい名作を、株式会社書泉と出版社のみなさま、著者のみなさまに協力いただき重版・復刊してお届けしていくものです。
今回皆様にお届けする第9弾は、書泉ではお馴染みのジャンルである“占い”の分野から、青土社より「内なる惑星 ルネサンスの心理占星学」(トマス・ムーア/ 著 鏡リュウジ、青木聡/ 訳)を復刊致します。
復刊に至った経緯 -株式会社書泉 代表取締役 手林さんの意気込み-
「書泉と、10冊」「芳林堂書店と、10冊」は、この2年間で38冊の作品を復刊させていただき、65,000冊以上を読者のみなさまにお届けしています。鏡リュウジさん翻訳の『世界史と西洋占星術』はその中でも一番早く買い切った数が完売し、柏書房さんの予備分も全て販売するという印象深い本でした。「もう一度、鏡さんの関わる本で復刊してみたい!」と常々ネットで検索をかけていたところ『内なる惑星』を見つけました。たぶん、アニメでも人気のコミック『チ。』を観ていた影響もあるかもですが、このタイトルがとても今の時代にあっている気がしたのです。
SNSなどであらゆる考えや情報があふれ、世界中で起こっていることも瞬時に知ることができるのが現在です。なんだかとても「外のこと」ばかりなので、この「内なる~」という言葉に惹かれたのかもしれません。
また、この本の中には「健やかな生活とは、音楽的な生活である」という言葉がありました。これも何か自分のことを言われているような気がしてなりません。そんなことをつらつら考えながら、また「内なる惑星」という言葉をネットで検索をしてみると、なんと“札幌拠点の4人組バンド・goetheが新作EP『内なる惑星』を本日2月7日(金)にリリースした。”という記事まで飛び込んできました。しかも、そのインタビューにはとてもこの本に通じることが語られています! 不思議な縁を感じますね。
『内なる惑星』を読みながら、『内なる惑星』を聴く。というシーンを多くの方にお届けできるように、今回もしっかり販売していきたいと思います。
また今回の復刊にあたり、翻訳者である鏡リュウジさんのサイン本も販売致します。数に限りがございますので、この機会に是非ともお買い求めください。
復刊について関係者からのコメント
<内なる惑星 翻訳者 鏡リュウジさん コメント>
現代の元型心理学のルーツのひとつに、15世紀フィレンツエの哲学者、占星術者のマルシリオ・フィチーノの思想をみることができる。
星と心が響きあう、魂に満ちた宇宙を描き出したのがフィチーノだった。
現代の心理臨床家がその思想に倣い、内側に閉じ込められているこころをもう一度、星空へと返していく。
本書をとおして読者は、惑星たちと魂を調律していく想像力が呼び覚まされてゆく。
世界的ベストセラー『魂へのケア』の事実上のデビュー作でもある。
<内なる惑星 翻訳者 青木聡さん コメント>
次の仕事へ向かう満員電車の中で,スマホの画面とにらめっこしながら,この文章を書いています。仕事柄,ひっきりなしに届くメール。そのたびに,親指をのそのそ動かして,せっせと返信しているのですが,いつも時間に追われているような感覚が拭えません。メールの返信に疲れ,ちょっと休憩のつもりでショッピングサイトを開き,欲しかったモノをあれこれ物色していると,あちこちからニュースやショート動画が割り込んできます。何の気なしにあちこちへ飛び,つい時間を忘れて見入っている空っぽの自分に気づきます。
大学の教室に着くと,私の写真で「ジブリ風画像」を作成し,学生たちがウケる~と盛り上がっています。ジブリ風の私? 戸惑う私に,学生が「私」の画像を送ってくれました。しばし「私」と見つめ合い,これがジブリ風かと苦笑い。夜空を見上げ,星々の配置から物語を紡ぎ出した古来の想像力は,もはや風前の灯火なのだろうか。そんなことを考えさせられていた牡牛座の新月の日に,『内なる惑星』を重版する運びになったという嬉しい知らせが届きました。
久しぶりに手にした『内なる惑星』は,占星術的感性を呼び覚ます素晴らしい内容でした。モノの向こう側に想いを馳せる詩的な眼差しを保っていたい。惑星の神々と共鳴する魂の調律を忘れずにいたい。あらためてそう思いました。イマジナルな次元に関心を持つ,多くの人に読んでいただけることを心から願っています。
蠍座の満月の日に 青木 聡
<青土社 編集担当さん コメント>
知る人ぞ知る名著、待望の復刊!
本書は、イタリア・ルネサンス期を牽引したマルシリオ・フィチーノの占星術を、現代心理学にもちこんだ挑戦的な一冊です。神々を思い描きながら星空を見上げ、同時に私たちの内にひそむ小宇宙をのぞきこむ——難解ながらも忘れがたいフィチーノのまなざしは、合理性や効率ばかりが優先される毎日に、新しい風を吹かせてくれます。わたしたちの「内なる惑星」はどのような調べを奏でているのでしょうか。すこし足を止めて、耳を澄ませてみませんか。
<書泉グランデ 担当 渋谷さん コメント>
本書の内容を知る前にメインタイトル“内なる惑星”を見た時に「なんて素敵なネーミングなのだろう」と思い、更にサブタイトルの“ルネサンスの心理占星学”が目に入った際には、本書は「心理学と占星術」についての関わりなどを幅広く深く学べるのだろうなと感じました。
書名に“星”、“心”、“占”の漢字があることが特に「占い」を学ぶ方には惹かれるのではないでしょうか。
現在、占いや心理学に興味がある方はもちろんですが、ルネサンス時代について学んでいる方にも是非読んで頂きたいです。
1文字1文字に著者、訳者、編集者の皆様の気持ちが込められています。
「訳者あとがき」には、お二人の貴重な体験が書かれています。
いちばん最初に読んで頂くこともおすすめです。
訳者様のそれぞれの想いが伝わってきます。
本書を読んで知識と同時に心の豊かさを得られ、貴方の“大切な1冊”になって頂ければ幸いです。
【商品情報】
『内なる惑星 ルネサンスの心理占星学』
トマス・ムーア/ 著 鏡リュウジ、青木聡/ 訳

販売価格:4,840円(税込)※本体価格4,400円+440円(消費税)
ISBN:978-4-7917-5939-2
判型:B6(ハードカバー)
概要
ルネサンスのフィレンツェに鳴り響いていた天界の音楽がいま、蘇る。内なる心を、惑星の動きによって調律する、魂の医師マルシリオ・フィチーノの秘儀のすべてがここに!
目次
序文 古い旋律を奏でる(ノエル・コップ)
はじめに
序章 魂の再発見
第1部 魂の詩学
第1章 マルシリオ・フィチーノ 魂の医師
第2章 魂ある世界
第3章 「溶解と凝固」―心理学的な錬金術
第4章 魂の元素
第5章 必要な狂気
第2部 惑星の輝き
第6章 一二宮をめぐる省察
第7章 太陽(ソル)
第8章 金星(ヴィーナス)
第9章 水星(メルクリウス)
第10章 月(ルナ)
第11章 土星(サトゥルヌス)
第12章 木星(ユピテル)
第13章 火星(マルス)
第3部 魂の音楽
第14章 よく調律された生活
訳者あとがき
<著者プロフィール>
トマス・ムーア(Thomas Moore)
1940年生まれ。アメリカ、ニューイングランド在住の作家、心理療法家。
シラキュース大学にて宗教学博士号、ウィンザー大学にて神学修士号、ミシガン大学にて音楽学修士号を取得。 カトリックの修道僧として12年間の僧院生活を送る。ユング派の著述家、ならびに心理療法やワークショップ、講演などの活動を続けている。邦訳『ソウルメイト』(平凡社)、『メディテーション』(時事通信社)、『失われた心、生かされる心』(経済界)、『老いること』(コスモス・ライブラリー)などがある。
<翻訳者プロフィール>

鏡 リュウジ(かがみ りゅうじ)
占星術研究家、翻訳家。国際基督教大学卒業、同大学院修士修了。占星術の心理学的アプローチを日本に紹介し、従来の「占い」のイメージを一新。英国占星術協会会員。日本パーソナル学会理事。京都文教大学客員教授。東京アストロジースクール代表講師。訳書『ユングと占星術』(青土社)、『魂のコード』(朝日新聞出版)など多数。
〈鏡リュウジ公式サイト〉
X: @Kagami_Ryuji
青木 聡(あおき あきら)
大正大学臨床心理学部臨床心理学科教授。臨床心理士。公認心理師。あずま通り心理臨床オフィスを開設。ユング心理学の流れを汲むプロセスワークの創始者アーノルド・ミンデルに師事して本邦に紹介、イメージを活用する個人心理療法・カップル療法・家族療法を実践している。最近の研究テーマは、父母の離婚後に疎遠になった親子関係の改善である。
訳書に、ウォーシャック著『離婚毒 片親疎外という児童虐待』(誠信書房)、ベイカー+ファイン著『離婚家庭の子育て』(春秋社)、マクゴールドリック他著『ジェノグラム 家族のアセスメントと介入』(金剛出版)など。

■ 予約開始日:2025年6月23日(月)
書泉オンライン: https://shosen.tokyo/apps/note/?e-landing-page=the_planets_within
通常版:https://shosen.tokyo/?pid=186979403
サイン本:https://shosen.tokyo/?pid=186979401
書泉グランデ/書泉ブックタワー/芳林堂書店高田馬場店
■ 予約〆切日:2025年7月25日(金)
■ 商品お届け予定日、店頭発売日:2025年8月下旬ごろ予定
会社概要
株式会社青土社
1969 年の創設以来、ユリイカ・現代思想をはじめとして人文書・理工書・文芸書・芸術書など新たな「知」を求めて出版活動をしてまいりました。どんな時代にも読まれ続けるものを作り新たな時代を拓いていければと思っております。
株式会社書泉
「書泉」「芳林堂書店」の2つの屋号の書店を展開。「鉄道」「アイドル」「プロレス」をはじめ「数学」「占い」など様々なジャンルの本・雑貨を深く扱っています。著書にまつわるイベントも多数実施。
<参考>「書泉と、10冊」企画概要と、これまでの販売実績数
昨今、さまざまなネットサービスで過去に出版され、探しても見つからない数々の本が法外な値段で取引されています。「欲しい人が払える分の値段を払う」ということは一見、今の世の中の「当たり前」に見えますが、私たちは「そうではない」と考えます。
ファンの方が熱望するあの名作、私たちも是非お勧めしたいあの名著を「適切な価格」でお届けすることに私たちは挑戦していきます。
そして、それは私たち“本屋”だけでは実現できません。
著者の方々、出版社のみなさま、ファンのみなさま、などご縁のある方と協力しながら、少しずつでもこの挑戦をカタチにしていけると信じています。
この企画を「書泉と、10冊」「芳林堂書店と、10冊」という名前にしました。
「書泉と、ご縁ある方で世に送り出す10冊」という願いを込めての企画タイトルです。
この企画で改めておススメしたい本を2023年8月よりお届けしています。
2024年8月までの、第1シーズンでは25の作品を再度世の中に送りだし、総計で2万冊以上を販売することができました。
「書泉と、10冊」 第1シーズン(2023年8月~2024年8月)

「芳林堂書店と、10冊」 第1シーズン(2023年9月~2024年8月)

この後も、この取り組みを一過性ものにせず「書泉と言えば、10冊だよね」「芳林堂書店といえば、10冊だよね」と言っていただけるようなレギュラー企画に育てていきたいと想いを新たに、2024年11月より第2シーズンも始めております。
「書泉と、10冊」 第2シーズン

「芳林堂書店と、10冊」 第2シーズン


第2シーズンも現在13タイトルを展開し、合計で11,000冊を超えてお客さまの元にお届けできています。
これからも引き続き、企画に賛同いただける出版社・著者のみなさまからのお声かけもお待ちしております。
<掲載記事リンク>
「芳林堂書店と、10冊」に、SF・ライトノベル史に燦然と輝くあの文庫が電撃参戦!うえお久光さん『紫色のクオリア』を堂々復刊。書き下ろし特典付きも同時販売!予約受付は6月10日(火)より開始‼
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006710.000016756.html
「芳林堂書店と、10冊 第2シーズン」第6弾として、篠たまき『人喰観音』(早川書房)のスピンオフ集『観音異聞』を㈱書泉が同人誌として出版致します。2025年4月11日(金)より予約受付開始。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006451.000016756.html
事実は小説よりも奇なり!中世ヨーロッパは想像を超えた世界⁉「書泉と、10冊 第2シーズン」第6弾は、『ノルマン騎士の地中海興亡史』と『フランス中世史夜話』を同時復刊。予約受付は3月20日(木)から‼
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006380.000016756.html
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https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006338.000016756.html
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