現場目線で記録した、日本国有鉄道新幹線総局 東京第一運転所の実際 新幹線EX BOOKS02「実録 新幹線検修」発売
インプレスグループで航空・鉄道分野などのメディア事業を手掛けるイカロス出版株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山手章弘)は、書籍『実録 新幹線検修』を2025年9月10日に発売いたしました。

■日本の経済成長を支えた東京第一運転所の記録
現在の品川インターシティの場所にあった新幹線東京第一運転所。1964年の新幹線開業以来、東京側の一大基地として新幹線電車の検査・修繕にあたってきた現場である。本書は、1977年から国鉄が分割・民営化されるまでの間の新幹線車両検修の実際を、現場目線から記録した一冊である。
■お召列車の整備
日本の大動脈を支える東海道新幹線では、かつてから数多くのお召列車が運行されてきた。国鉄時代は、0系新幹線のなかでも工場を出場したばかりの車両が選ばれ、本書表紙のように前部標識灯周りにお召標記を貼り付け、グリーン車では腰掛を撤去してテーブルを設置するなど御料車が用意された。筆者はそのお召整備を担当する臨修日勤に長く在籍しており、お召列車の整備にもあたっている。現場目線からお召列車運行の実際を語る。
■日本最速のディーゼル機関車の検査修繕
国鉄時代の東海道新幹線には、線路の検測用・0系新幹線の救援目的で、911形ディーゼル機関車が配置されていた。本機はDD51形をベースにしながら、当時の最新の制御方式が採用され、最高速度は160㎞/hを誇っていた。東京第一運転所の臨修日勤では、この911形の交番検査も担当。160㎞/h走行をするがゆえの特徴や、最新技術を使った車両ゆえの苦労など、911形ディーゼル機関車の検修の実際に迫る。
■本書は以下のような方におすすめです
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新幹線の歴史に興味がある方
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新幹線の車両検修を現場目線で知りたい方
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鉄道マンのドキュメントに興味がある方
■紙面イメージ


■本書の構成
・お召列車の整備
・911形・912形の検修
・新幹線の各種試験とドクターイエロー
・各種故障・トラブルへの対応
・走行検査乗務の実際
・100系新幹線の導入
■著者プロフィール
渡邉健志(わたなべたけし)
1958年4月、東京都大田区に生まれる。生家の前に東急池上線が走り鉄道に興味が。小学生時代に神奈川県横浜市に転居。転校先の小学校の教室から東海道線が見えたことで、さらに鉄道熱が上がった。上野・岩倉高校に進学し国鉄を目指し、願い叶い1977年4月新幹線総局に採用される。
■書誌情報
シリーズ名:新幹線EX BOOKS
書名:実録 新幹線検修
著者:渡邉健志
発売日:2025年9月10日(水)
仕様:A5判/ 128ページ
定価:1980円(本体1800円+税10%)
ISBN:978-4-8022-1657-9
◇イカロス出版の書籍情報ページ:https://books.ikaros.jp/book/b10140230.html
【イカロス出版株式会社】
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