日本の学校教育の根幹を考え直す学校関係者必携の1冊! 『スクールカウンセリングは日本の学校教育を変えられるか 日米比較でみえた機能しない理由と再設計の条件』発行

インプレスグループでIT関連メディア事業を展開する株式会社インプレス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:高橋隆志)は、『スクールカウンセリングは日本の学校教育を変えられるか 日米比較でみえた機能しない理由と再設計の条件』(著者:高原 晋一)をインプレス NextPublishingより発行いたします。

『スクールカウンセリングは日本の学校教育を変えられるか』

https://nextpublishing.jp/isbn/9784295604198

著者:高原 晋一

小売希望価格:電子書籍版 2,000円(税別)/印刷書籍版 2,850円(税別)

電子書籍版フォーマット:EPUB3

印刷書籍版仕様:B5/モノクロ/本文352ページ

ISBN:978-4-295-60419-8

発行:インプレス NextPublishing

<<発行主旨・内容紹介>>

日本の学校では、スクールカウンセラー(SC)が「心理の専門家」として狭く配置され、既存の学校教育に合わせることが期待されてきました。本書は、その前提を日米比較で問い直し、米国でSCが生徒指導・進路・教務まで学校運営に横断的に関与する実態と、ジョブディスクリプションに基づく“一人一役”で専門性を発揮する設計を対照させます。さらに、日本の“チーム学校”が上意下達に傾くとSCの意義が希薄化するリスクを示し、役割と権限の明確化、協働(コラボレーション)の運用、リーダーシップ設計、評価と配置の見直しという「再設計の条件」を具体的に提案します。教師・管理職・教育委員会・保護者まで、学校に関わる全ての人に向けた実践的指針です。

また本書は、学校文化の前提や言葉の使い方そのものを丁寧に解きほぐします。たとえば欧米では「批判的(クリティカル)態度」は改善のための提案であり望ましい姿勢であること、「クレーマー」は本来“訴える人”という中立的な語であること、そして「ユニバーサルデザイン」を“障害者向け”に矮小化する誤解などを指摘。さらに、診断名やマニュアルに過度依拠して個別性を見落とす対応の限界、キャリアを「生きる道程」と捉える本義(ライフ・キャリア/ワーク・キャリア)も紹介し、教育観の更新を促します。これらを踏まえ、学校を「教師だけでは届かない声」に開くための制度設計と現場運用の両輪を提示します。

(インプレス NextPublishing は、株式会社インプレスR&Dが開発したデジタルファースト型の出版モデルを承継し、幅広い出版企画を電子書籍+オンデマンドによりスピーディで持続可能な形で実現しています。)

<<目次>>

前書き

第1章 アメリカの学校と援助職

 第1節 専門性の発想

 第2節 学校の福祉的機能

 第3節 スクールサイコロジー

 第4節 スクールカウンセリング

 第5節 スクールカウンセラーによる対応

第2章 日本の学校と援助職

 第1節 学校制度の意図

 第2節 子供の幸福度

 第3節 スクールカウンセラー制度

 第4節 日本の学校教育

 第5節 対応の例

 第6節 子供の権利

第3章 学校教育の発想

 第1節 客観主義の様相

 第2節 文脈主義

 第3節 問題に対する耐性

後書き

参照文献

<<著者紹介>>

高原 晋一

日本の高等学校教員を経て、渡米。大学で講師をする傍ら、スクールカウンセリングについて学ぶ。帰国後、名古屋市で学校援助職の常勤化、子どもの権利擁護機関の設置に携わり、公立学校へのアクティブラーニング導入を市長に提言。著書に『アメリカのスクールカウンセリング-一人の子どものニーズに応えるシステム』(ほんの森出版、2006年)がある。AERA(米国教育研究協会)優秀論文賞。Ph.D.(教育心理学)。

<<販売ストア>>

電子書籍:

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【NextPublishing】

NextPublishingは、インプレスR&Dが開発した電子出版プラットフォーム(またはメソッド)の名称です。電子書籍と印刷書籍の同時制作、プリント・オンデマンド(POD)による品切れ解消などの伝統的出版の課題を解決しています。これにより、伝統的出版では経済的に困難な多品種少部数の出版を可能にし、優秀な個人や組織が持つ多様な知の流通を目指しています。

【本件に関するお問合せ先】

株式会社インプレス : NextPublishing推進室

E-mail: np-info@impress.co.jp

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ビジネスカテゴリ
雑誌・本・出版物
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会社概要

URL
https://www.impressholdings.com
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング
電話番号
03-6837-5000
代表者名
塚本 由紀
上場
未上場
資本金
1億円
設立
1992年04月