熱狂的な猫愛好家に贈る全仏ベストセラー! 『猫の狂気 ふしぎで豊かな「猫のこころ」をめぐる探検』刊行! 猫の行動の謎とケアを獣医精神医学の専門家が解説

インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:二宮宏文)は、『猫の狂気 ふしぎで豊かな「猫のこころ」をめぐる探検』(クロード・ベアタ・著 瀧下哉代・訳 尾形庭子・日本語監修)を刊行しました。

愛猫の行動の謎とケアを獣医精神医学の専門家が解説!

粗相や攻撃性、過剰な毛繕い、尿マーキング・・・など

飼い主さんの頭を悩ませていた猫の行動の謎も分かる

猫は、身を守る被食者でありながら、狩りをする捕食者でもあるという複雑な脳を持つ、繊細な動物です。実は、その繊細さから、ときには心のバランスを崩して不調に陥ることもあります。

著者のクロード・ベアタは、自らの飼育経験と動物行動学・獣医精神医学の知識をもとに、猫の行動に隠された意味や、一見矛盾して見える事柄を解き明かしていきます。

健康的な猫の心を育むための環境の整え方など、猫との暮らしのヒントも満載

【目次】

目次

はじめに

序文

第1章 ジョーカー、あるいは猫の二面性

ヌガーとの苦い思い出/自己制御能力の状態は?/石器時代に出現した、「殺しのライセンス」をもつ猫たち/ハイパータイプ――人間の狂気/かくも長き待機/うつ病の客観的な兆候/感作と行動抑制/フーディーニ、決して諦めない猫/決して家畜化されない猫たち/タタール人の砂漠/室内飼いか外飼いか? 先入観、注意、リスク/善良な小悪魔/不安症の治療/罰ではなく、中断/薬物療法の重要性/豊かな環境づくり/ヌガティーヌとカトリーヌ、気分障害の治療/ヌガティーヌとカトリーヌは永遠に

第2章 縄張りと苦痛

シュペット姫/厳密な違い/人間の価値観を映す鏡/インターネット上のスター/熱狂の要因/ホームランド/五つの基本ニーズ/縄張りと調和/孤立の場――パニック・ルーム/食事の場――デリカテッセン/排泄の場――猫に粗相させないための必要条件/猫用トイレの必要条件/猫用トイレの掃除/活動の場――待ち伏せ/交流の場――ほどほどに必要/猫のためのインテリア・デザイン/「場」と「場」をつなぐ習慣化した道/嗅覚による整理、フェロモンの世界/ポジティブなマーキング/その他のマーキング・システム/キャラメル、ロックダウンの犠牲者/生活環境の修復/マーキングの意味を理解する

第3章 他者との関係、もつべきかもたざるべきか?

タバサ、解決策のない魔女/寂しがり屋の猫/しかも治療可能!/リュカ、イントゥ・ザ・ワイルド/リミットレス/最悪のスタートを好転させる/生まれたときに全てが決まっているわけではない/家畜化されたのか、それとも飼いならされただけなのか?/ケアと心遣い/自己制御能力の発達を助ける/イシス、地獄の果てへの旅/共鳴する苦痛/威圧よりも理解/噛まれたらたたくという有害な連鎖/猫の気持ちを通訳する/互いに尊重し合う関係を築く/猫の同意を得る「願望療法」/愛猫とデートしよう!/家庭内での猫の地位/チャーリーズ・エンジェル、チャーリーとシェリーとキス/猫同士の共同生活の難しさ/全く異質の関係/共有すべき縄張り、こじれた共同生活/愛するとは触れることとは限らない/調和の取れた生活環境を再現する

第4章 狂った猫の巣の上で

猫の精神病理学/狂気と衝撃的な行動の違い/動物たちの証言/リスベート、処方箋によって豹変した猫/薬物の影響下での気分の変化/知っておくべき副作用/獣医精神科医による診察/動機と要望/美しい物語/行動療法/経過観察の重要性/治療期間/メリー、毛を掻きむしる狂気の猫/家族の気分/夜の果てへの旅/夢の科学/調子が悪いとき/既知の病気/動物に「狂気」だと?/より良いケアのためのより良い知識/新たな思考をもたらす新しいツール/意識への回り道/猫の脳回路の興味深い断絶/ハンニバル、最悪の結末を迎えた猫

第5章 現代の象徴

一つの健康、一つのウェルビーイング/ほぼ共通するウイルス/猫伝染性腹膜炎(FIP)/シンプル・マインズ/フレディ、引っかく猫/タコス、噛みつく猫/ダナエ、粗相をする猫/ムーン、診察中に毛をむしる猫/問題行動と感染/キタ、膀胱炎を繰り返す猫/扉の向こう側から/エクトル、外出嫌いの猫/フィールド調査/極端であることのリスク/熱いトタン屋根の猫/楽しみのために/この限界を超えると……/オールド/レオン、自分を見失った猫/ハリー、「ハッピー」でない猫/ベッドから窓辺へ、そしてベッドからベッドへ/ポイントブレイク、究極の限界/自主性の尊重の原則/公正の原則/無危害の原則、善行の原則/すべてうまくいきますように/猫の学校へ/罰の禁止/目的に基づいた関係/他者の体を尊重する/ゴロゴロセラピー/個別の関係/女性は人類と猫の未来である

おわりに――共に歩む

日本語版解説

原注

【プロフィール】

著者

クロード・ベアタ Claude BEATA (Eにアクセント)

動物行動医学を専門とする獣医師であり、フランス国立獣医大学校で獣医学の学位を取得し、European College of Behavior Medicine(動物行動医学の専門家を育成し医療を提供する機関)認定の学位を有する。著名な獣医師である彼は、現在では猫を中心に動物たちの苦痛を軽減する診療を行っている。また、獣医精神医学の発展を支援するために、フランスだけでなく世界中を飛び回っている。著書にベストセラーの『La Psychologie du chien(仮邦題:犬の心理学)』、『Au risque d’aimer(仮邦題:愛するリスク)』などがある。

訳者

瀧下哉代 Kanayo TAKISHITA

東京外国語大学フランス語学科卒業。自然とアートの分野を中心に翻訳を行う。主な訳書に『ファーブル驚異の博物学図鑑』『カラスの文化史』『生物毒の科学』『世界のねこ』『ミュージアム ポップアップ フランス国立自然史博物館』『あなたの才能を引き出すレッスン』『信じられない現実の生きもの図鑑』『世界の華麗なチューリップ銘鑑 TULIPS』『世界の美しい甲冑解剖図鑑』などがある。5代目の猫のバングルとアメリカのウィスコンシン州に在住。

日本語監修者

尾形庭子 Niwako OGATA

米国獣医行動学専門医であり、米国パデュー大学獣医学部伴侶動物行動学の准教授を務めている。1990 年に日本獣医生命科学大学を卒業後、一般臨床を経て、1997年に英国エディンバラ大学で応用動物行動学・動物福祉学のディプロマを修了。同年より日本で行動診療を専門とする臨床活動を開始する。その後、2007年に東京大学にて博士号を取得し、2008年より米国タフツ大学にて行動学のレジデントおよび研究員を務め、2012年からパデュー大学に着任。現在は、伴侶動物の精神的健康と福祉の研究に加え、獣医行動学とヒト精神医学をつなぐ橋渡し研究にも力を注いでいる。また、獣医学部生、大学院生、レジデントの教育・指導にも積極的に携わり、次世代の獣医師育成に尽力している。

【書誌データ】

書名:『猫の狂気 ふしぎで豊かな「猫のこころ」をめぐる探検』

著者:クロード・ベアタ 訳者:瀧下哉代 日本語監修者:尾形庭子

発売日:2025年11月4日

定価:3,300円(本体価格3,000円)

仕様:四六版、408ページ、1色

https://www.yamakei.co.jp/products/2825230150.html


【山と溪谷社】 https://www.yamakei.co.jp/

1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心とした山岳・自然科学・アウトドア・ライフスタイル・健康関連の出版事業のほか、ネットメディア・サービスを展開しています。

さらに、登山やアウトドアをテーマに、企業や自治体と共に地域の活性化をめざすソリューション事業にも取り組んでいます。

【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/

株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:塚本由紀)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「航空・鉄道」「モバイルサービス」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。

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会社概要

URL
https://www.impressholdings.com
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング
電話番号
03-6837-5000
代表者名
塚本 由紀
上場
未上場
資本金
1億円
設立
1992年04月