先の見えない時代だからこそ心に響く、感動の長編小説。小野寺史宜『食っちゃ寝て書いて』5月29日発売!
「食う」「寝る」と、もうひとつ大切なこと。
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松原眞樹)は、小野寺史宜氏の最新小説『食っちゃ寝て書いて』(https://www.kadokawa.co.jp/product/321911000249/)を2020年5月29日(金)に発売します。
ここ数年停滞気味の作家・横尾成吾(50歳)とヒット作を出したことがない編集者・井草菜種(30歳)――年齢的にも仕事的にもあとがない二人は、自分の殻を破って先に進むことができるのか。2019年本屋大賞第2位の『ひと』(祥伝社刊)で人気の著者がおくる再生の物語です。
★著者コメント
機会を頂けたので、食っちゃ寝て書きました。 小説はいいな、とあらためて思いました。楽しんでもらえたらうれしいです。 ――著者 小野寺史宜 |
★推薦コメント
気づいたら涙があふれていた。彼らも生きているのだ。 読者である私たちと同じ人生だ。その人生が優しく迫ってくる。 ――本の雑誌社 杉江由次氏 |
- 『食っちゃ寝て書いて』について
手放すな、逃げるな、自分にはこれしかないんだ。
作家の横尾成吾はここ数年、鳴かず飛ばずの状態が続いていた。50を前にそろそろ出版社から声がかからなくなるのでは、との不安を感じていた矢先、担当編集者からボツを食らわされ、不安に拍車がかかる。書くことを何よりも優先し、ずっと一人で生きてきた横尾。大学からの友人・弓子の思わぬ告白もあり、今後の自分の身の振り方を考えはじめる。一方、横尾の新しい担当になった井草菜種は、これまでヒット作を出したことがなく、もう後はないと気は焦るばかり。菜種は、自身同様長く停滞中の横尾と本気で向き合いはじめる――。
「食う」「寝る」と、もうひとつ大切なこと。
先の見えない時代に自分を信じて歩む「売れない作家」と「若手編集者」の再生の物語。
■書誌情報
発売:2020年5月29日(金)※電子書籍同日配信予定
定価:本体1,700円+税
頁数:296頁
体裁:四六判並製
装丁:坂詰佳苗
装画:山口洋佑
ISBN:9784041092057
発行:株式会社KADOKAWA
★本作は書き下ろしです
https://www.kadokawa.co.jp/product/321911000249/
- 著者プロフィール 小野寺史宜 (おのでら ふみのり)
1968年、千葉県生まれ。2006年「裏へ走り蹴り込め」で第86回オール讀物新人賞を受賞。08年、第3回ポプラ社小説大賞優秀賞受賞作の『ROCKER』で単行本デビュー。他の著書に『リカバリー』『ひりつく夜の音』『太郎とさくら』『本日も教官なり』(https://www.kadokawa.co.jp/product/321611000185/)『それ自体が奇跡』『ひと』『夜の側に立つ』『ライフ』『縁』『まち』『今日も町の隅で』(https://www.kadokawa.co.jp/product/321902000589/)「みつばの郵便屋さん」シリーズなど。
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