BLCDコレクション『世界でいちばん遠い恋1』より、斉藤壮馬さん&古川慎さんの収録後インタビューが到着!

初めて知った。こんなに心をかき乱される恋を――

音を知らない五十鈴と音を奏でる十嘉、偶然出会った二人は、互いに“無いもの”を楽しむかのように距離を縮めていく。五十鈴に惹かれている自分に気づいた十嘉は、臆することなく真っすぐ感情をぶつけるが、そんな十嘉に五十鈴は戸惑うばかりで…?

麻生ミツ晃による、正反対の世界で生きる二人――、孤高のバイオリニスト・十嘉×難聴のデイトレーダー・五十鈴の、心震わす至高のラブストーリーがドラマCD化!

BLCDコレクション『世界でいちばん遠い恋1』が、2025年11月28日(金)に発売です!

 

今回は収録を終えたお2人のインタビューをお届けいたします。


■『世界でいちばん遠い恋1』インタビュー

五十鈴歩 役:斉藤壮馬 様

壬生十嘉 役:古川慎 様

ーー今回演じられたキャラクターについて教えてください。

 

古川 壬生十嘉君は天才バイオリニストです。めちゃめちゃ荒削りで、才能の原石として注目はされているものの、注目されるだけ。そこから上に行くためにどうしたらいいのかが、自分で全く見えていない、どうしていいかわからなくなっている、すごく成長途中の青年っていう感じですね。一生懸命頑張って上手くなりたい、でも才能はすごくあるのに、自分が何のために一生懸命やっているのかを見失ってしまっている。同級生たちからは「あいつみたいな、俺たちと足並みを揃えない不真面目で浮いてる奴が、なんで才能あるって言われてるんだ」ってやっかまれて孤立していて。そんな彼が、とあるきっかけで五十鈴さんと出会って、自分のやりたいこと、なっていきたいもの、大事なものを一つずつ認識していって、成長していく、そういう男の子ですね。詳しくは原作読んでください。原作を読んでいない人には、正直、まず原作読んでもらいたいです。

 

斉藤 五十鈴さんは感音性難聴があって、普通に音が聞こえる人と比べると少し生きづらいとは思うんですけど、内面にちゃんといろんな感情を持っている、ある意味で普通の人だと僕は思っています。それも彼の個性というか、ただ耳が聞こえにくいだけ、って言い切ってしまうのも違うんですけど、その条件の中で自分ができることとか得意なことを見つけて日々を生きている人だと思います。少し特殊なものを背負っているけれど、あくまでも日常を彼なりに生きようとしている等身大な人なんじゃないかなと。

 

ーー収録を終えた感想を聞かせてください。

 

古川 壮馬君とは、時折……というか節目節目で一緒になるんですけど。

 

斉藤 そうなんですよね。ありがたいことに。

 

古川 多くのBLCDがそういうものだったりしますが、最小限の動作、物音、呼気、会話で心を通わせていくような作品、役柄で、壮馬君とはご一緒させていただくことが多いんですよ。

 

斉藤 確かに。

 

古川 壮馬君は自分のお芝居にこういう動きを乗せたいっていうものがあると、セリフを言いながらちょこっと手でジェスチャーをしているんです。それがなくても、自分の放つ音にいかに情報を入れていけるか、というところで、隣にいてものすごく伝わってくるのが僕はすごいなと思っているんですが、手の動きがあると「わかった、今はこういう動きをしたから、僕はこうすればいいんだね」って導いてくれてさらに助かるなと思ってて。そして僕が「こう演ったけど」って投げた芝居をサッと汲んでくれて、その上で次のセリフに繋げてくれるところが、僕が壮馬くんと一緒に演っていてすごく楽しいところです。

 

斉藤 ありがとうございます。こちらこそです。

 

古川 今回の作品は、その斉藤壮馬のスキルを万全に、これでもかというぐらい活かしているシーンが多かったです。

 

斉藤 五十鈴は直接的に相手にかけるセリフがないので、僕は今回、古川さんが流れを作ってくれているなと感じてました。古川さん演じる十嘉君がいいリズムを作ってくれてたので自然と乗っかっていけました。やっぱ、古川さんと息が合いますよね。

 

古川 なんかね。

 

斉藤 めっちゃ合いますよね。

 

古川 会話のキャッチボールが、ポーン、ポーン、っていうリズムで投げ合うものじゃなくて、ダブルプレーのときの。

 

斉藤 パン!パン!って感じですよね。この作品に限らずですけど、「今こういう気持ちですよ」ってセリフで説明しすぎるとテンポの良い会話にならないんです。その場のお互いの掛け合いで、1を出されたら2を返し、そして3が返ってくるっていうロジックに先立つ感情のやり取りができているのは、我々の共演してきた関係性も多少はあると思います。でもそれ以上に作品の持っている力が大きいですね。

 

古川 作品の持ってる会話の流れがあるので、僕らが勝手しない限りは……。

 

斉藤 そんなこと許されません(笑)。

 

古川 お互いの芝居の空気感を読み合った上で、それが作品の本来持っている雰囲気に迎合できていたから、「あ、今の間、完全にハマったな」みたいな感覚が出るんだと思うんです。今回、収録していて僕たちで作り上げていった感覚があったんですが、それも実は本当におこがましい話かもって思うくらい、作品の話の流れが良くできているんです。

 

ーー台本の通常のセリフ以外の指示は、モノローグとナレーションの頭文字が一般的ですが、五十鈴さんの場合はそこにイメージとアプリという頭文字があって、収録前にどう区別するのだろうとスタッフ側でも話題になりました。最初に斉藤さんからほぼ正解となる提案をしていただけたのですが、台本を見たときどう感じましたか?

 

斉藤 どうしてもテクニカルな領域もあるにはあるんですけど、ストーリー上、必要があってそういう流れになっているので、結局は五十鈴の気持ちにどれだけ寄り添えるかだと思うんです。その気持ちの流れを、時にモノローグで表現することもあれば、少しナレーションっぽく言う時もあるんですが、彼の感情のまま流れに身を委ねていけば、そんなに大変ではなかったなと思いました。実際演ったらそう思いましたけど、台本をチェックしてる時は「これどういう感じになるのかな」っていうのは多少思ってました。

 

古川 でも、アプリって難しくなかった?

 

斉藤 そうですね。そこはある意味でファンタジックというか、シーンによってはアプリなんだけど少しセリフ寄りに話すところもありました。全部リアルにするのが正解という考えもあるかもしれないけど、フィクションの面白さはリアルにするだけじゃないと思うんで。

 

古川 あくまでドラマCDだからね。

 

斉藤 って多少は意識しましたけど、なんとなく自然とその流れになった感じですね。

 

ーー十嘉君はアプリやスケッチブックなどの媒体が間に入った五十鈴さんの言葉を受けとってリアクションや返事をする、ということになりますが、古川さんがその部分で意識されたことはありましたか?

 

古川 してないですね。五十鈴さんのセリフを聞くにあたって、結局は何を伝えたいのかというところが一番大事なんだと思うんですよ。十嘉君じゃなく五十鈴さんの話になるんだけど、「いや、そんなことないよ」とか「すごいね」って伝えるときに、筆談だったらある程度の温度感を持たせてこっち側に伝えられるんですが、アプリの音声として五十鈴さんが感じたことを伝える場合は、壮馬君が「もっと本当はこういう風に伝えたい」とか「このセリフならもっとこういう感じにしたい」っていう、ちょっとしたものを敢えて抜いているんです。だけど、その中に込められた根っこにある感情は全然ブレることなくこっちに伝えてくれるので、すごいなと思って聞いていました。

 だからこそ僕は、アプリ音声だから、なんていうところで止まってるわけにはいかなくて、「本当はこう伝えたいという根っこの部分を含めた音」として聞かないとダメだと思うんです。仮に五十鈴さんが難聴じゃなくて、例えばロボットみたいな存在だったりとか、素でああいう喋り方をしていたとしたら、それはその人の音声としてこっち側に投げられているわけですよね。だから、アプリの音声だから、なんていうところで日和っている場合ではないっていうのが僕の基本的な捉え方なんです。唯一気になったところがあるとすれば、五十鈴さんが筆談で書いたものを見て十嘉君が返事をする場面があって、そこはペンの効果音しか入らないので台本に筆談の内容がないんです。今、なんて書いてたんですか?って。

 

斉藤 あそこ、すごく難しそうだなと思いました。

 

古川 そうなのよ。

 

斉藤 古川さんで良かったと思いました。僕の担当じゃなくて(笑)。

 

古川 実際、想定がわからなくなって、後で演り直しさせてもらいました。そこはね、難しかったです。だけどもしト書きに全部書かれていたりすると、それはそれで台本がゴチャりそうだから、もう「ここは私の仕事の領分」と思って演りました。

 

ーー発売を楽しみにしてくれている方々へメッセージをお願いします。

 

古川 本当に主観的な話になりますが、収録をしていてとても楽しかった作品でした。僕らの主観が、そのまま皆さんにとっての楽しいもの、面白いものになるかっていうと、決してイコールではないと思いますが、モノを作ること、音声ドラマ作品を作ることに対して心血を注いでこの作品と向き合えることができたんじゃないかなと心から思っております。ぜひぜひ、原作を好きな方は原作のシーンを思い返しながら聴いていただけると嬉しいですし、CDを再生しながら一緒に原作を読んでいただけるとありがたいなと。いろんな方がこの作品を良くしようと、愛情をもって作っているCDになっていると思うので、皆さんにも味わっていただければ幸いです。ぜひ聴いてください。よろしくお願いします。

 

斉藤 音とコミュニケーションということをテーマにしている、すごく繊細で美しい作品だなと思っております。この難しいテーマをさらに音声ドラマという形で表現するというのは非常にチャレンジングな企画だと思うのですが、少なくとも我々役者陣は非常に手応えを感じる収録でした。きっと原作の世界を音でもお届けできていると思うので、ぜひ原作と合わせて、チェックしてみてください。よろしくお願いします。


■ドラマCD情報

 

【商品名】

 BLCDコレクション「世界でいちばん遠い恋1」

【出演者】

 五十鈴 歩:斉藤壮馬、壬生十嘉:古川 慎、

 熊井 哲:角田雄二郎、オベール:桐井大介、

 五十鈴の母:望月詩織、同級生:高野大河、

 通訳:木暮晃石、事務員:川上ひろみ、

 女子高生:山口久玲愛、学生:安原滉太・半田 空

【アニメイトオリジナル特典】

 おしゃべりCD(斉藤壮馬&古川 慎)

【アニメイト&コミコミスタジオ共通有償特典】

 麻生ミツ晃先生描き下ろし小冊子

 (描き下ろし漫画&未公開”キャスト”インタビュー記事収録)

 価格:330円(税込)/300円(税抜)

 ※本グッズの単独での販売はございません。

【価格】

 3,630円(税込)

【発売日】

 2025年11月28日(金)

 

※画像はイメージです。実際の商品とは異なる場合があります。

※商品の発売、仕様につきましては、諸般の事情により変更・延期・中止になる場合が御座います。ご了承ください。

 

movin★onサイト

https://www.movinonweb.com/product/4707102025001815980/

■通販サイト情報

 

▼アニメイトオンライン

https://www.animate-onlineshop.jp/pn/pd/3177516/

 

▼コミコミスタジオ

https://comicomi-studio.com/fair/cd_ORe6vDu9Kvij_sekaideichibantooikoi_reservationcampaign/

 

▼ムービック通販

https://www.movic.jp/shop/g/g28320-19001-02293/

 

■権利表記:©麻生ミツ晃/海王社

■ムービック:https://www.movic.jp

【株式会社ムービック 会社概要】

ムービックはキャラクター商品の企画・制作・販売をトータルで手掛ける〈キャラクター事業〉をはじめ、一般量販向けのトレーディングカード、フィギュアなどの企画・制作・販売を行う〈量販事業〉など、多彩なコンテンツでユーザーに夢、喜び、感動を提供する、アニメイトグループの企業です。

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漫画・アニメ
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会社概要

URL
-
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都板橋区弥生町77-3
電話番号
-
代表者名
髙橋 豊
上場
未上場
資本金
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設立
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