【第68回群像新人文学賞が2作に決定!】当選作は神奈川県出身の29歳・綾木朱美さん「アザミ」と、京都府出身の30歳・駒田隼也さん「鳥の夢の場合」。
受賞作と選評を掲載した「群像」6月号が5月7日に発売!応募総数2019篇、選考委員は今回から朝吹真理子、島田雅彦、藤野可織、古川日出男、町田康の五氏に。

第68回群像新人文学賞が、選考委員の朝吹真理子氏、島田雅彦氏、藤野可織氏、古川日出男氏、町田 康氏による選考の結果、下記のとおり決定しました。受賞作品と選評を掲載した「群像」6月号が本日5月7日より発売されています。
当選作 「アザミ」
著者 綾木朱美(あやき・あけみ)
略歴 1995年神奈川県生まれ。29歳。東京大学大学院
総合文化研究科修士課程修了。会社員。
賞 賞状ならびに賞金25万円を贈呈
※筆名を応募時の綾木明美から改名しました。
【作品紹介】
新聞の校閲をする。ニュースサイトのコメント欄に没入する。夢を見る。頭痛がする。沈黙が怖い。繰り返されるアザミの日常に、スマホの中で炎上するアイドル「ミカエル楓」の文字列が浮かび上がる。

当選作 「鳥の夢の場合」
著者 駒田隼也(こまだ・じゅんや)
略歴 1995年京都府生まれ。30歳。京都造形芸術大学
(現・京都芸術大学)文芸表現学科卒業。書店員。
賞 賞状ならびに賞金25万円を贈呈
【作品紹介】
「おれ、死んでもうた。やから殺してくれへん?」蓮見の頼みに、初瀬が自らの意思を決めるまでの五十五日。夢と現、過去と現在を行きつ戻りつ、視点は移ろい境界は溶けて、原初の感覚から目の前の世界を見つめていく。

【群像新人文学賞について】
「群像」は1946年10月に創刊した文芸誌で、講談社で最も歴史のある雑誌です。「群像新人文学賞」は、林京子、村上龍、村上春樹、高橋源一郎、多和田葉子、阿部和重、島本理生、村田沙耶香、乗代雄介、石沢麻依、松永K三蔵、柄谷行人、山城むつみ、安藤礼二などの作家・評論家を輩出しています。
【関連サイト】
講談社 群像 公式サイト
https://gunzou.kodansha.co.jp/
群像web
群像公式X
第69回群像新人文学賞原稿募集ページ
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