日本初!!大規模個展を開催決定!《米谷健+ジュリア展》だから私は救われたい 国際的に活躍中の日本人とオーストラリア人によるアーティストユニット米谷健+ジュリア
「ところざわサクラタウン」は、株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松原眞樹、以下 KADOKAWA)と埼玉県所沢市が、みどり・文化・産業が調和した地域づくりを共同で進めるプロジェクト
「COOL JAPAN FOREST構想」の拠点施設として2020年11月6日(金)にグランドオープン予定です。
美とユーモアと毒を併せ持つ彼らの作品は 現代アートの重要な要素である社会性への関心が高く、リアルと空想を行き来する場である角川武蔵野ミュージアム(エディット アンド アートギャラリー)のグランドオープンの展覧会としてふさわしいものと考えています。
また、サイエンスや伝説にも関心を持つ彼らの作品は、人間の想像力を取り戻し、新たな世界を創造する起点となる事を目指す角川武蔵野ミュージアムの理念にもつながります。サブタイトルの「だから私は救われたい」の「私」とは、アーティストの健とジュリアであると共に、私たち、あるいは地球の生命体全てであるのかもしれません。環境破壊、気候変動、パンデミック、経済動向など、無数の不安と共に生きている私たちは、古来より救い主を求め、その姿を描き、刻んできました。
現代に生きる私たちはどのように不安に立ち向かっていくのか?
「救われたい」思いはどのよう果たされるのか?
このわれわれに向けられた永遠の問いを、美しくも毒のある彼らの作品群は喚起させることでしょう。
~環境問題を扱った作品が放つメッセージ~ コロナ禍の今、福島の原発事故から10年、 だからこそ見てほしい現代アート作品を展示 |
★展覧会の見どころ★
- 国内ミュージアムでの初の大型個展
- 海外においても高い評価を受けているアーティスト。
- コロナ禍の今、福島の原発事故から10年、だからこそ見てほしい現代アート作品。
彼らは、作品のテーマとして、社会問題、特に環境問題を扱ってきました。代表作の一つ《クリスタルパレス》(2012年-)は、ウランガラスを素材とし、妖しく発光する作品です。
しかし、美しさの一方で、その素材が原発と深い関わりを持つものだと気づいたときに、その美しさは全く違った印象を与えます。原爆、原発事故を経験した日本において、この作品と向き合うことは特別な意味を持つこととなるでしょう。
そして、このコロナ禍を予見したかのような2020年の新作《Dysbiotica》は、私たちの世界が、微生物の秩序の上に成り立っていることをモチーフにしており、そのバランスを壊す主体としての人間に問いをつきつけるものだと言えます。ウイルスの蔓延によって、私たちは世界のバランスが崩壊したように感じているかもしれませんが、果たしてそうなのでしょうか?
アフターコロナの世界における人間の進むべき方向が見えてくるかもしれません。
【出品作品】
1.《大蜘蛛伝説》2018年
ウランの採掘が行われていた岡山県の人形峠に伝わる伝承から着想を得た巨大な蜘蛛の立体作品です。ウランガラスで作られています。本作の対となる、オーストラリアのウラン鉱山の地域に伝わるアボリジニの民話をもとに制作された巨大蟻の作品《生き物の記録》(2012年)は、森美術館に収蔵されています。
2.《Dysbiotica》2020年
磁器土で作られた作品の表面は、微生物、珊瑚のようなパーツで覆われており、地球規模で進んでいる珊瑚の白化現象を想起させます。「Dysbiotica」とは腸内細菌のバランスが崩壊する「Dysbiosis」の造語。人と環境の共生世界の崩壊を表しています。
3.《クリスタルパレス》2012年-
ウランガラスで作られたシャンデリアのインスタレーション作品です。シャンデリアの1つ1つに原発保有国の名前がつけられています。その原発からつくられる電力の総出力とシャンデリアの大きさは比例しています。2011年の福島第一原発事故を受けて制作を開始しました。現在32か国分が完成しています。
4.《最後の晩餐》2014年
全長約9mに及ぶテーブルに豪華に並べられたワイン、食べ物、食器など西洋の晩餐会を彷彿とさせる巨大インスタレーション作品。実は全て「塩」でつくられた本作はオーストラリアでの大規模農業における過度な灌漑によりおきた塩害をテーマにしています。環境破壊に加え、食の安全性への疑念と不安をもとに制作されています。
【作家プロフィール】
■米谷健+ジュリア/Ken + Julia Yonetani
現代美術家。
日本人とオーストラリア人のアーティストユニット。インスタレーション、パフォーマンス、写真、映像、立体など、環境問題や社会問題を主題に素材を活かした、大規模インスタレーション作品を制作。
現在、京都の農村にて無農薬農業も兼業しつつグローバルに制作展示活動を行っている。
【関連イベント】(予定)
米谷健+ジュリアは現在京都の限界集落に住み、作品制作と並行して農業にも取り組んでいる。
土の改良を進めるなかで「微生物」への関心を強め、それを作品制作にも生かしている。
●ワークショップ…「微生物」をテーマにした子供向けワークショップ「みえないものを想像する」(仮)を実施。
●トークイベント
①「微生物と農業、土」をテーマに三富地域の農業とアートをつなぐトークイベント。
② 超個体、最新ウイルス学の研究者との対談。
③ 米谷健+ジュリアのこれまでの活動を振り返るアーティスト・トーク
《イベントの詳細は決まり次第、公式サイト(kadcul.com)にてお知らせいたします》
ー記ー ■タイトル:「米谷健+ジュリア展 だから私は救われたい」 ■日時:2020 (令和2)年11月6日(金)~2021(令和3)年3月7日(日) ■会場:エディット アンド アートギャラリー (角川武蔵野ミュージアム4F) ■主催:公益財団法人 角川文化振興財団 ■開館時間:10:00~18:00 (金・土 10:00~21:00) /入館締切閉館30分前 ※入場方法は詳細は決まり次第、公式サイト(kadcul.com)にてお知らせいたします。 |
- チケット近日発売予定! 角川武蔵野ミュージアム公式サイト(https://kadcul.com/)にて!
●チケット発売について 角川武蔵野ミュージアム公式サイトにてオンラインチケットの購入が可能です。展示会のチケットは全て日時指定入場制です。 当日券の現地販売はございませんので、角川武蔵野ミュージアム公式サイトにて事前にご購入をお願いします。 なお、コロナ禍における館内入場制限や注意事項につきましては、角川武蔵野ミュージアム公式サイトにて随時掲載を行いますので、ご購入の際はご確認くださいませ。 詳細は→ https://kadcul.com/ |
■「角川武蔵野ミュージアム」について
美術・博物・図書をまぜまぜにする、前人未到のプロジェクト。イマジネーションを連想させながら、リアルとバーチャルを行き来する複合文化ミュージアムです。運営の柱となるのは、館長である編集工学者の松岡正剛氏、博物学者の荒俣宏氏、芸術学・美術教育の研究者である神野真吾氏、建築家の隈研吾氏。この体制のもと、意欲的で革新的なスタッフが新しいミュージアムの創設に尽力します。
・角川武蔵野ミュージアム 公式サイト:https://kadcul.com/
・公式ツイッター:https://twitter.com/kadokawa_museum
・Facebook:https://www.facebook.com/kadokawaculturemuseum/
・Instagram:https://www.instagram.com/kadokawa_culture_museum/
■「ところざわサクラタウン」について
KADOKAWAと埼玉県所沢市が共同で進める「COOL JAPAN FOREST構想」の拠点施設。角川武蔵野ミュージアムのほか、書籍製造・物流工場やKADOKAWAの新オフィス、イベントスペース(ジャパンパビリオン、千人テラス)、体験型ホテル(EJアニメホテル)、ショップ(ダ・ヴィンチストア)、レストラン(角川食堂)、商業施設などを建設。2020年11月6日(金)グランドオープンの予定です。
・ところざわサクラタウン 公式サイト:https://tokorozawa-sakuratown.jp/
・公式ツイッター:https://twitter.com/sakuratownjp/
・Instagram:https://www.instagram.com/sakuratownjp/
■角川文化振興財団は「わが国文化の振興に寄与する」という財団の設立目的実現のために、文芸の成果に対する授賞、文芸に関する出版、文芸の研究や著述の刊行への助成、映画芸術振興に関する助成、また文芸・映画資料の収集・保存・展示等、様々な事業を行っております。
・角川文化振興財団 公式サイト:http://www.kadokawa-zaidan.or.jp/
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