不登校は34万人超…親子4000組に寄り添った相談員の言葉を追う『不登校から人生を拓く』が伝える「不登校の現実にどう向き合うか」
刊行記念トークイベントも9月23日に開催


【9月1日問題】子どもが「学校に行きたくない」と言ったとき、大人にできることって?
夏休み明けの9月1日は、1年のうちで18歳以下の子どもの自殺が最も多い日とされている。文部科学省の統計では、9月1日の自殺者数は他の日と比べて約2倍にのぼり、国も「9月1日問題」として対策を進めている。その背景にあるのは、年々増え続ける不登校の現実。2024年10月に文部科学省が発表した調査によると、2023年度に不登校だった小中学生は34万6,482人。11年連続で増加し、過去最多を更新した。
こうした中で2024年9月にスタートしたFRaU webの連載「子どもの不登校と向き合うあなたへ~待つ時間は親子がわかり合う刻」は、大きな反響を呼び、連載を加筆修正のうえまとめた『不登校から人生を拓く――4000組の親子に寄り添った相談員・池添素の「信じ抜く力」』(講談社)が、2025年9月4日に発売された。
登場するのは、40年以上にわたり、4000組以上の親子に寄り添ってきた相談員・池添素さん。京都市職員として児童福祉センター療育課などで勤務した後、子ども支援の福祉施設を仲間ととともに立ち上げた。高い専門性に裏付けられた池添さんの豊かな実践と珠玉の言葉の数々を、約20年追った、ジャーナリストの島沢優子さんが取材。不登校の子どもたちや家族の姿を伝えてきた。連載には多くの共感の声が寄せられ、池添さんのもとには全国、そして海外からも相談が舞い込んでいる。
心にすっと届く池添さんの言葉たち
著者の島沢さんも息子の不登校に直面したひとりだ。
自身の経験も重ねながら、島沢さんが丁寧に取材を重ねてきた連載に大幅な加筆修正を加えた本書には、さまざまな立場のリアルな声が集まっている。発達障害やグレーゾーンの子の不登校。「普通は学校行くでしょ?」という周囲の声に苦しむ親。子どもを支える学校の先生や小児科医、そして当事者である子ども自身の声も。そんな現場に寄り添い続けてきた池添さんの言葉が、読む人の心にすっと届く。
「学校行かんでも大丈夫。充電期間やし」
「子どもが学校にいけないのは、自分の中にエネルギーが無くなってるから。エネルギーが満タンになるまで待ってあげれば、自ら動きはじめる」
「学校に行きたくないという自分の気持ちを親に言えたことは『すごく素敵なことなんだ』って思ってほしい」
「子どもの要望に対して、まず『うん、わかった』っていうのを口癖にしよう。うん、わかったは、子どもと信頼関係を築くはじめの一歩やねん」
池添さんの言葉は、ただのアドバイスではなく、親が不安や焦りを手放し、子どもとじっくり向き合う勇気を与えてくれる。学校に行くことだけが答えじゃない。子どもの本当の幸せって何だろう?と親子で一緒に考えるきっかけをくれる一冊だ。

【9月23日(火・祝)】島沢優子 × 池添素 トークショー&サイン会も決定
本書の刊行を記念して、9月23日(火・祝)に、島沢優子さんと池添素さんによるトークイベント&サイン会が開催される。
「子どもが学校に行きたくないと言ったとき、どう受け止めればいいのか」
「“信じて待つ”って、実際どうすればいいのか」
「親が焦らないために、必要な視点とは?」
子育てや教育に悩むすべての人に届けたい、本音と希望の時間になるはず。会場で、ぜひふたりの声を直接聞いてほしい。

申し込みはこちらの専用サイトから
(https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02twjaud1an41.html)

アマゾンリンクはこちら
楽天リンクはこちら
https://x.gd/SNTf7
セブンネットはこちら
https://7net.omni7.jp/detail/1107627730
ほかリアル書店さまでも取り扱っております。
連載「子どもの不登校と向き合うあなたへ~待つ時間は親子がわかり合う刻」の一部はこちら
前編 教員の父親が直面した息子の不登校…「学校に行かなくても大丈夫」と思えた理由
https://gendai.media/articles/-/154016
後編 担任まかせでは見えない「子どもの本当の声」。不登校の息子を持つ教員が親に伝えたいこと
https://gendai.media/articles/-/154017
前編 3歳から不登園の息子が小1で突然登校…父親が学んだ「子どもの急激な変化」の裏側
https://gendai.media/articles/-/154656
後編 「これをやれば学校に行ける」は本当?不登校ビジネスに葛藤した父親がたどり着いた結論
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像