BLCDコレクション『メメントスカーレット-ripe-』より、収録後インタビュー到着!オフショットも公開‼
BLCDコレクション『メメントスカーレット-ripe-』出演キャストの収録後インタビューとオフショットを公開‼待望の後半をお届けします!
●キャストインタビュー
■出演
不破堅一郎:羽多野 渉さん
仲束 透:田所陽向さん
――お話とキャラクターのご感想をお願いいたします。
羽多野:不破堅一郎役の羽多野 渉です。5年ぶりとお聞きして驚きました。そんなに時が経ったのかと(笑)。なんか2年ぶりぐらいの感覚で不破との再会を喜んでいたんですけど、意外に時が経っていたようです。今回は事件の捜査中のシリアスな部分とか、新しく登場するキャラクターとの会話もありましたので、そういう意味では、また違った面にも触れることができたので、そこがすごく嬉しかったです。前作の続きのストーリーなので、同じ事件を追いかけていて、さらにその伏線みたいなものが、回収される部分もありましたし、特務室の部下たちのことを、案じるシーンなんかもとても印象的でした。収録は仲束と二人でできたのはすごいありがたくて。また今回は、二人の過去のエピソードも収録していただきました。そこで二人の関係性っていうのが深掘りできたので、本当に感謝しています。
田所:僕も5年振りかぁと思いましたね。
一同:(笑)。
田所:5年前、28歳の僕。33歳になりました、今年。まだ33歳なんだっていう感じもありますけどね。
羽多野:その声、4、50歳を彷彿とさせるベテラン感あるけどなぁ(笑)。
田所:仲束に関しては、ベテランの刑事の雰囲気を意識して出そうと思って。現場で快くOKいただけて、すごくほっとしました。今回のお話は、狩野尾が葛藤していて。その気持ちもよくわかる。大事な人を自分の手で殺めてしまった過去がある。周カイリに対して惹かれているけど、これ以上は親しくなれない。失った時の辛さを知っているからっていう気持ちが、「なんか、うわぁすごくわかる」みたいな。実際に経験したことはないですけど、すごくわかるなと思いながら原作も脚本も読ませていただきました。周はそんな狩野尾に、「ついていくよ」って示す。そのやりとりがすごく微笑ましくて、尊いなこの二人、と思いました。事件に関しては、謎が謎を呼んでいるところもあり、続きが気になるところで終わりました。また、前作の時から不破と仲束の出会いが気になると思っていたので、先生が描いてくれて。叶えてくださって嬉しいです。でも仲束の願いは叶わなくて(笑)。
羽多野:いやー、衝撃的なシーンだった。不破の「友達でよかった」っていうところが、ちょっと…「ぐおぉ」ってきましたよね(笑)。
田所:ドストレートパンチが飛んできました(笑)。
――収録のご感想をお願いいたします。
羽多野:二人で収録できたのが、本当にありがたかったなと思います。今回も2枚組でボリューミーなので、二人で録れたことで、二人だけの時間軸をじっくり追いかけることができて、すごくやりやすかったです。それぞれ、キリっとしているシーンと、フニャっとしているシーンがあるので。特に不破の場合は、いろんな面があって、そこが軽妙というか、彼の魅力の一つなのかなって思います。ただ、役者も人間なので、年数が経ったことによって生じる役との向き合い方の悩みとかを休憩中に田所くんと話しました。
田所:そうですね。
羽多野:どう生きるか、みたいな。
田所:はい、深い話をさせていただきました。
羽多野:やっぱりお芝居って、なんですかね…やっていけばやっていくほど、世界が広がっていく。今まで視界に入ってなかったところも見えてくると気になっちゃうということがあって(笑)。5年前にやった同じ役を時間軸つながって地続きで演じなきゃいけないのに、5年後の自分が演じることによって、前回見えなかったところが見えてしまっていて。「どうしよう!」みたいな(笑)。「どうしたらいいんですか!? 僕は!」みたいな話を休憩中にしながら、楽しく収録させていただきました。我々は若いころの時間軸の話が出てきたりしたけど、どうでしたか?
田所:そうですね、改めて不破の飄々とした、誰からも好かれるあの雰囲気を、羽多野さんがやることで、魅力が倍増されているなと。「あぁ!不破だぁ」みたいな。これだよなぁ、って。脚本を読んでいる時よりも、現場に来て、隣で聴かせていただいていると、その気持ちが湧いてきて、こっちも掻き立てられます。だから僕がより、固く露骨にやっていって会話が噛み合ってないようで、噛み合っている二人になっていきました。すごく正反対な性格してるので、不思議な感覚がして、収録していてとても楽しかったです。
羽多野:バディ感もあったよね。
田所:はい!
羽多野:捜査会議でちょっと推理じゃないけど事件を推測してるところも、剛と柔みたいな感じで。互いに「そうかな?」と物事を疑っている。
田所:あそこは、もうちょっと…うまくやれた気がするんですよね……。
一同:(笑)。
羽多野:また反省会が始まってる(笑)。
田所:もっとこう…なんか、もっとこうあるよな、と出てきちゃうんです。相手の言葉を受けるとより出てくるんです。ちょっと僕は反省ですね。
羽多野:こういうところがまさに仲束なんですよ(笑)。繊細ですね。
田所:若かりし日の二人を演じさせてもらって5年の歳月はやっぱり残酷なものでした。
羽多野:(笑)。
田所:細部に宿るというか。ある種、細部の醍醐味といいますか。
羽多野:我々大人になってしまいました。
田所:大人になっちゃったところが出てしまって、リテイクしたところは…すみませんでした。でも本当に楽しい収録でした。
――聴きどころを教えてください。
羽多野:二人の若かりし頃のエピソードというのは、我々の聴きどころの一つで挙げさせてもらおうかなと思います。他の方とは別々に収録をやっていますので、非常に気になっておりますね。なので本当に聴きどころしかない、1作だと思います。原作で読ませていただいて、取調室で狩野尾が追い詰めていくシーンはすごい気になりますね。一緒に録っていたら、そのシーンの収録を見れたかと思うと、なんだか気になったまま……CDの発売を待ちます。ぜひみんな一緒にゾクってしてほしいですね。
田所:僕はやっぱ不破と仲束の過去編ですね。
羽多野:確かにね、仲束の視点で描かれてますからね。
田所:みんなも味わってほしいです。
羽多野:みんなも味わってって(笑)。
田所:仲束の気持ちを。
羽多野:仲束の気持ち、きつい気持ちを味わってほしい、共感してほしいんだね。
田所:二人の出会い、そして現在なぜこうなっているのかが、ここで知れます。ぜひ聴いてほしいです。
――ファンの皆さんへメッセージをお願いします。
羽多野:こういった形で以前担当した役柄に再会できるというのは、本当に幸せなことです。前作のドラマCDを聴いて応援してくださったたくさんの方や読者の皆さんのおかげだと思っております。本当にありがとうございます。また、こういった形で田所くんと久しぶりに共演できてガッツリ掛け合いできたのも、とても楽しかったです。二人のこれからもそうですし、過去のお話も、聴きどころしかない1作になっております。ぜひぜひ、たくさんの方に楽しんで聴いていただいて、応援していただけたら嬉しいなと思います。よろしくお願いします。
田所:5年、お待たせいたしました! まだ僕が、BL作品出演の数少ない経験の中で、こんな素敵なキャスト陣の中で、仲束というポジションを任せていただき、当時はめちゃくちゃ緊張していたことを覚えております。
羽多野:メインの一人だもんね。
田所:そうなんですよ。確かこの作品で取材とか、初めて経験した気がします。
羽多野:へぇー!
田所:とても記憶に残っております。本当にペーペーだったんです5年前。そんな、ペーペーだった僕も、この作品の魅力的な部分をちょっとでも、お力添えできていればなと思いました。今日は仲束という役を全うしようと思って収録に挑みました。羽多野さんにもお力添えして頂きました。
羽多野:いやいや。
田所:引っ張ってくださる力がすごいんです。
羽多野:そうかな(笑)。
田所:そう感じているんです本当に。仲束ってキャラクターは、あんまり表面は動じてなくて、内心ではすごい動じるんですけど(笑)。精一やらせていただきましたので、ぜひ楽しんでいただきつつ、続きを早く待ってます!
■出演
染屋:駒田 航さん
累:市川 蒼さん
蘇芳 操:田丸篤志さん
――お話とキャラクターのご感想をお願いいたします。
駒田:染屋に関しては、途中参加のキャラクターなんです。シンプルに登場人物たちの関係値が非常に重要な作品といいますか。新しいキャラクターが出てきたなって軽く流すわけにはいかない緻密な関係性を感じました。深い何かいろんな業を背負ったキャラクターたちがたくさんいます。原作を読んでいても1周では、とてもじゃないけど咀嚼しきれなくて。思わず何周も原作を繰り返し読みたくなる内容になっていたので、すごく楽しかったです。これだけ濃いストーリー性を担ったキャラクターたちがいる中での染屋の立ち位置。僕もまだ先はわからないので、自分もある意味わからない傍観者の状態で、染屋を客観視した状態で落とし込んで「どうお芝居できるかな?」っていうのに専念した感じではありました。とても楽しかったです。
市川:お話を読んだ感想としては、個人的な話になるんですけど。僕、刑事物とか結構好きで。なので今後というか、いろんなところに謎が散りばめられているんだろうなっていうのをまず感じながら読ませていただきました。どんどんどんどん謎が増えていくじゃないですか。死んだと思われていたキャラクターが実は生きていたりとか。でも本当に生きてるのかな?とか。やっぱ大人だといろんな穿った目線で見ちゃって。「本当にこいつは本物なのか?」とかも思いますし。で、実際に僕が累というキャラクターを演じさせていただいた中で現場に来て、初めて教えてもらう新事実とかもあって。蘇芳との関係性も、僕的には、刑事ものっていろんなミスリードがあると思っているので「本当に兄弟なのか?」みたいに疑ってます。
一同:(笑)。
市川:なんか、そういうところも一回、何も信じないでいます。累は、ちょっとバイオレンスな雰囲気も漂わせながらの一瞬の登場だったので、今後の展開がすごく気になりました。ミステリアスなキャラクターだなと思いながら参加させていただきました。
田丸:前回撮った時に感じたのが、原作コミックスで描かれているより前の時系列がすごく気になって、もちろんこの先の未来も気になるなって思っていたんですよね。読んでいても、まだ謎が多かったりする。そんな中で、今回改めてシリーズ2巻目ということで、蘇芳も出演させていただいたんですけど……。謎が増えてるな、と。
一同:(笑)。
田丸:新しく色々見えてくる部分もあったんですけども。それ以上にさらなるはてなマークが頭に浮かぶシーンもあったりして。過去の話ももちろん事件解決のためには必要だし、自分が一体何者なのかっていうところも、まだまだ分かっていない中で「これはどこに着地をするんだろう?」って。「続きはいつだい?」って。
一同:(笑)。
田丸:今作を読みながらすでにもうワクワクしている自分がいるのを感じました。前回はわりとハッキリ偽っている姿といいますか。今回は本性が少しづつ見えてきたのが新しい発見でしたね。また話が進んだら、もっとすごい面が出てきたりするのかな、なんて考えてより続きが楽しみになりました。
――収録を終えてのご感想をお願いいたします。
駒田:イメージしていたキャラクター性や方向性は、先生との齟齬も大きくなくて。「やっぱりこういうキャラクターだったんだ」って嬉しさもありつつ。味付けをより強くというリクエストもいただけたので、そのアクの強さを出しました。蒼くんが言ったみたいに、新キャラが出ることでいろんなミスリードとか、疑念や疑惑を招く存在になれたらいいなって思いもありました。セリフ数はそんなに多くはなかったんですけど、結構こいつがいることで、先がどうなるかが少し読みにくくなるところもあって非常にやりがいのあるキャラクターでしたね。
市川:収録の時にいただいたディレクションで、お兄ちゃんと接してる時と、それ以外とで明確に差が欲しいといただいたんですけど。…それが今後どう作用してくるのか。主人公たちと全く絡みがなかったので、もし絡みが出るとしたらどうなるのか、今後の展開が本当に楽しみになるような収録でした。
田丸:前作の収録時は、操一人のことを考えていたんですけど、今回弟が出てきたことで、「あれ? 仲間がいるのかな?」って。なのでその広がりっていうのを感じました。今回は、メインの方とは一緒に録ってはいなかったんですけど、ブース内の空気感がひたすら良かったな、と。今回ガヤで話したサモエドカフェの話を収録の合間リアルにしてたんですよ。石谷くんが最近行ってきたみたいで。なので「えっ! 動画見せて見せて」ってみんなで見て「わぁ可愛い〜」と言ってたのが、
市川:(笑)
田丸:そのままガヤに採用されて。
駒田:そうでした(笑)。
田丸:是非ね、注目して聴いていただきたいです。うっすらもしかしたら流れているかもしれないです。そういうキャスト陣の仲の良さみたいなものは、ちょっと作品のシリアスさとかけ離れてはいるんですけど。ガヤをよーく聴いていただいたら見つけられるかもしれない、楽しい収録現場でした。
――聴きどころを教えてください。
駒田:やっぱりもう、染屋が出てくるシーンは楽しんでほしいなと思うんです。そして、周と狩野尾の近寄ってるけど、距離もあって、でももうゼロ距離のようにも感じるけど果てしなく壁も感じるみたいな、その絶妙な距離感。その表現がやっぱり巧みだなぁって思いました。その距離感が今回の「ripe」だと思うので、その部分を当然音声で楽しみながら、ちょっとヤキモキしてください。そのために原作をもう一回読んで振り返っていただくと、なおのこと楽しめるものになっていると思います。正直あの…聴きどころを話している前に僕は次が早く知りたいくらいです(笑)。みんなも、「早く次をよこせ」という気持ちになってくれていたらいいなと思ってます。
市川:聴きどころ…難しいですねぇ。でもやっぱり、駒田さんがおっしゃったように、メインのお二人の距離感だったりとか、元相棒の驚く事実があり…。元相棒から今の相棒・周に変わったことでの、心情の変化だったりが、きっと一番ドラマCDをお聴きの方は楽しんでいただけると思います。何よりやっぱり絵がめちゃくちゃお綺麗なので、原作を手元に用意していただいて、合わせてCDを聴いていただくことで、また見えてくるもの・新しい発見もあると思います。僕は今回累というキャラクターで参加しましたけど、メインのキャラクターたちがより魅力的になる助けができていたらと思います。原作を手に持って、耳で聴いて楽しんでいただきたいです。聴きどころは、大体、全部ですね。
田丸:いやーむずいなぁ。前のお二人が言っていた通りの、周と狩野尾の関係性っていうところも聴きどころ。二人の関係性だけで話が進むこととかもあったりはするんですけど。それプラス、事件っていう要素が入った時に別々じゃなくて、常に連動していると言いますか。多分この二人の関係性が本当にスッキリするためには、いろんな謎が解決しないといけないんだろうなって。2つの要素が結構綺麗に絡み合っているというか、複雑に絡み合っています。なので、人間ドラマとしても楽しめるし、刑事物のミステリーとしても楽しめる。そこの絡み合い方が絶妙な作品。どっちの物語としても楽しんでもらいたいなって思いました。「どうなるんですか?」って先生にお聞きしたいです。
一同:(笑)。
田丸:今僕らはインタビューを受けてますけど、もはや先生に質問したいです。ぜひ、「先生に質問!」みたいなコーナー作って欲しいです。
――ファンの皆様へメッセージをお願いいたします。
駒田:こちらの作品はシリーズ物で、一つのサスペンスというか、刑事物としての深さが感じられる作品で。パーッと読んで、「うんうんうん、こういう刑事同士の話ね〜」っていう感じにはなれません。すごく深い。後に繋がってくる伏線もあったり、むちゃくちゃ楽しめる要素が散りばめられている作品になっているなって感じました。そういう意味では、我々演者側とすれば、根幹がしっかりしてる分演じやすい部分もありましたし、そこが巧みに表現できていたらいいなって思います。原作と合わせて、たくさん読み聴きしてもらって、「次を出してください」っていうメッセージを、たっくさん先生に届けてくれたら幸いです(笑)。
市川:今回から初めての登場だったというところもあり、僕自身もこの作品の行く末がすごく気になります。もちろん聴いてくださってる方も同じだと思うんです。登場した新キャラクターたちが結構な色を持っているな、と感じたので、これからの物語において良いスパイスになってくれるんじゃないかなと思っています。僕自身もその色を、うまく表現できていたらと思うばかりです。やっぱり声で表現することで、奥行きが出るというか、作品自体にもう既にある深みがもっと広がっていく気がするので、そこもぜひ楽しんでいただけたらと思います。
田丸:まずは、続編が出せたというのは、やっぱりコミックスを読んでくださって、そしてドラマCDを手に取ってくださった皆さんのおかげだと思います。本当にありがとうございます。その上でさらに続きをやりたいので、わがままですが、引き続き応援をしていただけたら嬉しいなと思います。本当に、僕ら兄弟がどうなっていくのかは、演じていて楽しいシーンが、絶対あると思うんですよ、この先。
市川:ふふ(笑)。
田丸:間違いなく! 本当にいち役者として、演じ甲斐のある役なので、次も演じる機会があればいいなと思います。まずは、今回の作品を何度も何度も楽しんでいただきたいです。駒田くんも言ってた通り、一回だけ聴いただけだと、スッと逃してしまうワードとかもあったりするかな〜と。何回か聴いていただいたら、気づけることとかもあるかな〜と思ってます。ぜひ楽しんでください!
●オフショット
■田所陽向さん、羽多野渉さん

■駒田航さん、田丸篤志さん、市川蒼さん

【作品情報】

BLCDコレクション『メメントスカーレット-ripe-』
<価格>5,720円(税込)
<品番>MOBL-1093
<JANコード>4550621221583
■権利表記:©楔ケリ/竹書房
■公式サイト:https://www.movinonweb.com/product/4408102025001516121/
■ムービック:https://www.movic.jp
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