公益財団法人 角川文化振興財団 主催第7回 城山三郎賞 決定のお知らせ
公益財団法人 角川文化振興財団(所在地:埼玉県所沢市、理事長:角川歴彦、以下 角川文化振興財団)は、11月19日(木)、第7回城山三郎賞の選考委員会を、東京・飯田橋の「かぐら坂 志満金」において行い、下記のとおり授賞作を決定いたしました。
●第7回 城山三郎賞
『証言 沖縄スパイ戦史』 三上智恵
[集英社(新書)、2020年2月刊、752頁、1,700円+税]
https://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/1011-d/
- 選考対象
2)2019年6月1日~2020年5月31日までに刊行された、日本語で書かれた書籍。
選考委員 魚住 昭 片山善博 斎藤美奈子 (敬称略/50音順)
表 彰 賞状・記念品ならびに副賞100万円
◆なお、12月22日に予定している贈呈式は、コロナウイルス 感染症対策のため、受賞者と選考委員、関係者のみで執り行い、祝賀会は中止とさせていただきます。
- 第7回 城山三郎賞受賞者プロフィール、作品概要
1964年東京都生まれ。ジャーナリスト、映画監督。毎日放送、琉球朝日放送でキャスターを務める傍らドキュメンタリーを制作。初監督映画「標的の村」(2013年)でキネマ旬報文化映画部門一位他19の賞を受賞。フリーに転身後、映画「沖縄スパイ戦史」(大矢英代との共同監督作品、2018年)は、文化庁映画賞他8つの賞を受賞した。
- 作品概要
軍隊が来れば必ず情報機関が入り込み、住民を巻き込んだ「秘密戦」 が始まる――。第二次大戦末期、民間人を含む20万人余が犠牲になった沖縄戦。
第32軍牛島満司令官が自決し、1945年6月23日に終わった表の戦争の裏で、北部では住民を巻き込んだ秘密戦が続いていた。山中でゲリラ戦を展開したのは「護郷隊」という少年兵達。彼らに秘密戦の技術を教えたのは陸軍中野学校出身の青年将校達だった。住民虐殺、スパイリスト、陰惨な裏の戦争は、なぜ起きたのか?
2018年公開後、文化庁映画賞他数々の賞に輝いた映画「沖縄スパイ戦史」には収まらなかった、30名余の証言と追跡取材で、沖縄にとどまらない国土防衛戦の本質に迫る。
- ●第7回 城山三郎賞 最終候補作品 (著者50音順)
・常井健一 氏『無敗の男 ―中村喜四郎 全告白―』(文藝春秋刊)
・中川一徳 氏『二重らせん ―欲望と喧騒のメディア―』(講談社刊)
・三上智恵 氏『証言 沖縄スパイ戦史』(集英社刊)
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像