新王者の高見亨介と奮闘の比嘉大吾が前戦を振り返る!『エキサイトマッチSP「バルガスvs比嘉大吾」「ロサvs高見亨介」』を、10/20(月)午後9:00~WOWOWで放送・配信!

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WBA世界ライト・フライ級王者の高見亨介(23=帝拳)と、元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(30=志成)がWOWOW『エキサイトマッチSP』の収録に臨んだ。ふたりがゲスト解説したのは7月30日に横浜BUNTAIで行われた試合で、高見は10回TKO勝ちで戴冠を果たしたエリック・ロサ(25=ドミニカ共和国)戦。比嘉は12回引き分けに終わったアントニオ・バルガス(29=アメリカ)とのWBA世界バンタム級タイトルマッチ。プロ10戦目で世界王座を獲得した高見は「自分の思っていたような流れで戦うことができた」と振り返り、3戦連続の世界挑戦が実らなかった比嘉は「思っていたよりも接近戦が難しかった」と自己分析した。

■終盤「メチャメチャ倒したかった」と高見

 WBA世界ライト・フライ級タイトルマッチは8戦全勝(2KO)のロサ、9戦全勝(7KO)の高見という組み合わせだったが、試合前から新王者誕生の予想が大勢を占めていた。「ロサはアマチュアのキャリアがあって試合運びを知っている巧い選手。でも、ものすごく自信はあった」と高見は話す。期待に応えるように挑戦者は序盤から果敢に攻めて主導権を握った。サウスポーとの対戦はプロでは初めてだったが高見だが戸惑いは感じられなかった。「パワーの部分で負けることはないなと感じた」と序盤の攻防を振り返った。

 ロサは「ミニ・パックマン」の異名を持つ2階級制覇王者だが、高見は中盤に入っても付け入る隙を与えずに着々とポイントを重ねていった。得意の右ストレート、左フックに加えボディブローも効果的だった。「顔面へのパンチは芯を外されていたが、ボディへのパンチは感触があった」と話す。7回と8回にはダメージを負ったロサの後退が目立ち、新王者誕生のムードが高まった。

 終盤になると「フルラウンドいってもいいかな、勝ちに徹してもいいかなとも思ったが、でもメチャメチャ倒したかった」という高見は、その言葉どおり攻撃の手を緩めることはなかった。これまで高見が戦った最長ラウンドは8回だったため9回と10回は未知のラウンドだったが、集中力も肉体のスタミナも問題なかった。

 チャンスは10回に訪れた。左右の連打のあと右をヒットしてダウンを奪うと、ダメージを受けたロサは再開後に今度はロープ際でスリップダウン。これを見たレフェリーが試合をストップした。

試合を見終わった高見は「ロサのメンタルの強さを感じて、やり応えがあった試合」と振り返った。

 小学生のときからの夢を実現した高見だが、これは通過点に過ぎないという。「そう遠くないうちに複数階級制覇とか統一戦とかやりたい」と近未来の構想を話す。具体的には「(WBO王者の)レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)や寺地拳四朗(BMB)さんに勝ったリカルド・サンドバル(アメリカ=WBA、WBC世界フライ級王者)と戦ってみたい」という。年内に計画されている初防衛戦に向け9月には走り込みのキャンプも行った。23歳の新王者の疾走は続く。

■「勝っているのか負けているのか分からなかった」

 WBC世界フライ級王座獲得と2度の防衛戦を含め15連続KO勝ちを収めたこともある比嘉は、これがバンタム級では3試合連続での世界挑戦だった。昨年9月のWBOタイトルマッチでは11回にダウンを奪いながら最終回に武居由樹(大橋)の猛攻を受けて失点、僅少差の判定で敗れた。今年2月には堤聖也(角海老宝石)の持つWBA王座に挑戦し、先制のダウンを奪ったものの同じ回に自らもダウン。それを機にペースが相手に移り、12回引き分けに泣いた。

「『2度あることは3度ある』というが、自分は『3度目の正直』という言葉の方を信じる」と言って臨んだバルガス戦。比嘉は上々のスタートを切った。「距離はそう遠くなくていい感じだった。ただ、それはお互いにそうだったと思う。相手の印象は予想どおりで、パンチ力も想定内。パワーは感じなかったがフィジカルは強いと思った」と話す。

 比嘉は左ジャブの突き合いで勝り、中間距離の打ち合いでも劣勢になることはなかった。迎えた4回、比嘉は左フックでダウンを奪った。「いいフックだったと思う。でも、僕の場合はダウンを奪ったあとが問題」と自戒気味に振り返る。セコンドからは「焦って行くな。ジャブから入れ」という指示を受けていたのだという。

 優勢に立った比嘉だが、バルガスも折々に反撃。以後はポイントの振り分けが難しい微妙なラウンドが続いた。「思っていたよりも接近戦が難しかった。中間距離の方が戦いやすかった」と比嘉は話し、試合の流れに関しては「スタミナは大丈夫だったが、自分が勝っているのか負けているのか分からなかった」と明かす。

 接戦であることは間違いなく、両者とも勝つためには最終12回に確実にポイントを取る必要があった。先に比嘉がチャンスをつかんだが、残り50秒を切ったところでバルガスの右アッパーから左フックを浴びて比嘉がダウン。この2点のロスが響きジャッジ三者とも採点は113対113のドローという結果に終わった。試合後、フルラウンドを見たのは初めてだったという比嘉は「足りなかったのは……なんだろう……だから取れないんでしょうね」と話す。

 試合後、「トレーニングはしていない」という比嘉は「今後に関しては、そうですね、ウォーキングから始めようかなと」とはぐらかし明言を避けた。どんな結論を出すのか注目だ。

『エキサイトマッチSP「バルガスvs比嘉大吾」「ロサvs高見亨介」』は、10月20日(月)午後9:00~WOWOWで放送・配信する。

◆◆◆WOWOW 番組情報◆◆◆

★『エキサイトマッチSP「バルガスvs比嘉大吾」「ロサvs高見亨介」』

激闘の日本人ダブルタイトルマッチ2試合を比嘉大吾、高見亨介それぞれの本人解説で振り返る特別番組をお届けする。

放送・配信日>10月20日(月)午後9:00[WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]

出演>スペシャルゲスト:比嘉大吾、高見亨介 解説:西岡利晃、村田諒太

対戦カード

WBA世界バンタム級タイトルマッチ / アントニオ・バルガス vs 比嘉大吾

WBA世界L・フライ級タイトルマッチ / エリック・ロサ vs 高見亨介

★『エキサイトマッチSP「寺地拳四朗vsサンドバル」』

2階級制覇王者でWBA・WBC世界フライ級チャンピオンの寺地拳四朗がリカルド・サンドバルを相手に世界フライ級王座2度目の防衛戦に臨む。

放送・配信日>10月27日(月)午後9:00[WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]

対戦カード

WBA・WBC世界フライ級タイトルマッチ / 寺地拳四朗 vs リカルド・サンドバル

■番組HP■ https://www.wowow.co.jp/sports/excite/

■公式X(旧Twitter)■ https://x.com/Excite_Match(@Excite_Match)

■WOWOWオンデマンド■ https://wod.wowow.co.jp/genre/boxing

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設立
1984年12月