【太平洋戦争開戦80年。『「太平洋の巨鷲」山本五十六』刊行記念講座】真珠湾攻撃とミッドウェイ海戦~何が分水嶺だったのか~ 8/1(日) 開催
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:夏野剛)は、『「太平洋の巨鷲」山本五十六』発刊を記念し、著者の大木毅さんによるオンライン講座を2021年8月1日(日)に開催いたします。
- イベント情報
判明している「事実」を『独ソ戦』著者が徹底講義
太平洋戦争開戦から今年は80年。開戦初期の勝利として有名な1941年12月の真珠湾攻撃と、手痛い敗北としてまた有名な42年6月のミッドウェイ海戦。いずれの戦いでも、作戦の実行に大きな役割を果たしたのが、日本海軍のスーパースター・山本五十六です。
新書大賞2020大賞を受賞し、12万部超のベストセラーとなった『独ソ戦』をはじめ、『「砂漠の狐」ロンメル』『戦車将軍グデーリアン』といった著作で、欧米の研究成果が一般書では30~40年も紹介されていなかったために生じていた偽史、トンデモを駆逐し、最新研究を新書で学べるように取り組んできた大木毅さん。
大木さんは、今夏、ついに日本海軍の雄・山本五十六に挑戦し、純粋に軍人としての能力、用兵思想家としての力量から分析した『「太平洋の巨鷲」山本五十六』を上梓しました。
真珠湾攻撃とミッドウェイ海戦は日米で何度も映画になっているように、世界的に有名な戦いです。しかし、いったい何で重要な戦いなのか、実際はどのような戦いだったのか、山本五十六は結局何をして、何に成功し、そして失敗したのかを答えられる人は意外と多くありません。
とかく戦争の歴史はイデオロギーありきのいい加減な情報が溢れています。新著の執筆で判明した新事実はもとより、いまわかっていることと、まだわかっていないことをしっかりと学べる講座です。
【講演内容&タイムテーブル】
・真珠湾攻撃を戦略、作戦、戦術の三次元から分析する
・空母、戦艦、航空機への山本五十六の評価
・海軍航空と戦略爆撃
・当初から杜撰だったMI作戦(ミッドウェイ攻略)、何が問題だったか
・いまだ再生産される俗説「運命の5分間」 ほか
<タイムテーブル>
①講演/1時間30分(13:00~14:30)
②質疑応答/30分(14:30~15:00)
【お申込み、詳細URL】 https://studywalker.jp/seminar/detail/335/ |
- 講師紹介:大木 毅(おおき たけし)
1961年東京生まれ。立教大学大学院博士後期課程単位取得退学。DAAD(ドイツ学術交流会)奨学生としてボン大学に留学。千葉大学その他の非常勤講師、防衛省防衛研究所講師、国立昭和館運営専門委員、陸上自衛隊幹部学校(現陸上自衛隊教育訓練研究本部)講師等を経て、現在著述業。雑誌『歴史と人物』(中央公論社)の編集に携わり、多くの旧帝国軍人の将校・下士官兵らに取材し、証言を聞いてきた。『独ソ戦』(岩波新書)で新書大賞2020大賞を受賞。著書に『「砂漠の狐」ロンメル』『戦車将軍グデーリアン』(角川新書)、『ドイツ軍攻防史』(作品社)、訳書に『「砂漠の狐」回想録』『マンシュタイン元帥自伝』『ドイツ国防軍冬季戦必携教本』『ドイツ装甲部隊史』(以上、作品社)、共著に『帝国軍人』(戸髙一成氏との対談、角川新書)など多数。
- 書籍紹介『「太平洋の巨鷲」山本五十六 用兵思想からみた真価』
日米開戦80年の今、純粋に「軍人」としての能力を問う――。
戦争に反対しながら、戦争を指揮したことで「悲劇の提督」となった山本五十六。そのイメージは名将から、その反動としての凡将・愚将論まで、百家争鳴の状態となっている。しかし、これまでの分析は政治との関わりに集中し、軍人・用兵思想家としての評価は後景に退いていた。戦略・作戦・戦術の三次元における指揮能力と統率の面から、初めて山本を解剖する。
【書誌情報】
作品名:『「太平洋の巨鷲」山本五十六 用兵思想からみた真価』
著者名:大木 毅
発売日:2021年7月9日(金)★電子書籍同日配信
定 価: 1,012円
頁 数:336頁
判 型:新書判
発 行:株式会社KADOKAWA
作品詳細ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322005000654/
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