内田雄馬、間島淳司出演！『龍華記』ボイスドラマ無料配信開始！

株式会社KADOKAWA

2022年2月24日 12時30分

直木賞作家・澤田瞳子原作『龍華記』が、2月25日（金）20:00から毎週金曜全6話配信。

株式会社KADOKAWA（本社：東京都千代田区）が発行する、澤田瞳子著『龍華記（りゅうかき）』（角川文庫）が人気声優の内田雄馬、間島淳司出演によりボイスドラマ化されます。

南都焼討──平家の業火が生む、憎しみと復讐。著者渾身の歴史小説が「BANANA FISH」「ぐらんぶる」など数々の人気アニメで主演を務める内田雄馬と「僕のヒーローアカデミア」「異種族レビュアーズ」などで知られる間島淳司他出演によるボイスドラマとして6週に渡って無料配信されます。

本ボイスドラマは、奈良市と合同会社榧（本社：奈良市、代表：安達えみ）による非接触型観光事業「もくたび」の一環として、アニメなどのコンテンツで地方創生を目指す一般社団法人アニメツーリズム協会（所在地：東京都千代田区、会長：富野由悠季）により制作されました。
YouTubeでの無料配信のため、いつでもどこでも聴けるコンテンツでありながら、興福寺など物語の舞台となっている場所を訪れると、そのシーンが再生されるよう無料アプリSpoTribeとも連動します。
ご自宅で、また、非接触型の観光で『龍華記』をより立体的にお楽しみください。

出演者コメント、プロフィール

◆内田雄馬（範長役）コメント

今回の作品は、この時代や世界観のバックボーンを捕まえるために自分の中にないものを引っ張り出してくる感じで、すごく新鮮な体験でした。範長は、本来持ちえたものを失ってしまった人生なので「自分の意志で生きていく」という気持ちが強い人間だと思います。また本作は、人の生死に関わるシーンが多かったため、エネルギーを使う作品でもありました。今の僕らは戦のない時代に生まれているので、こういう時代があったということを、作品を通して歴史をたどれるのはすごく大切だと思いました。

◆内田雄馬(うちだ　ゆうま)プロフィール

誕生日：9月21日　出身地：東京都
趣味：ドライブ、ダイビング、ダンス、ゲーム、散歩　特技：焼肉を焼くこと
声優として「BANANA FISH」など数々の人気作で主演を務め、第十三回声優アワードでは主演男優賞を受賞。その後も「呪術廻戦」伏黒恵役、「BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-」カワキ役など数多くのキャラクターを演じ、役者として高い評価を受け続けている。

◆間島淳司（信円役）コメント

今回の作品に入るにあたり、独特な仏教用語や地名などがあったので下準備が大変でした。それでもなかなか触れる機会がない時代なので、演じていてすごく楽しかったです。僕が演じた信円は、一見弱々しい人間のように思えますが、時として激昂する一面も持つ人物。その二面性をうまくまとめるのに苦労しました。

◆間島淳司(まじま　じゅんじ)プロフィール
誕生日：5月13日出身地：愛知県
趣味：カラオケ　特技：バトミントン
「とらドラ！」の高須竜児役をはじめ、「刀剣乱舞-花丸」』のにっかり青江役など、人気作品のキャラクターを少年から大人まで幅広く演じる。同年代の声優7名で結成されているDABAの一員。DABA内での名はサムソン。

澤田瞳子著　『龍華記』（角川文庫）

■あらすじ
南都焼き討ち――平家の業火が生む、憎悪と復讐に終わりはあるのか。
高貴な出自ながら、興福寺の僧兵に身を置く、範長。
興福寺を守る使命を背負う範長の従兄弟、信円。
そして、復興に奔走する仏師、運慶。

時は、平家が繁栄を極める平安末期。高貴な出自でありながら、悪僧（僧兵）として南都興福寺に身を置く範長は、都からやって来るという国検非違使別当らに危惧をいだいていた。検非違使が来るということは、興福寺がある南都をも、平家が支配するという目論みだからだ。検非違使の南都入りを阻止するため、仲間の僧兵たちとともに、般若坂へ向かう範長。だが、検非違使らとの小競り合いが思わぬ乱戦となってしまった。激しい戦いの最中、検非違使別当を殺めた範長は、己の犯した罪の大きさをまだ知らなかった─平家が南都を火の海にし、復讐の連鎖を生もうとしていることを。

■書誌情報
作品名：龍華記（ルビ：りゅうかき）
著者名：澤田瞳子
発売日：2021年9月18日（土）★電子書籍も配信中
定価： 770円（本体700円＋税）
体裁：文庫判
ページ数：336
ISBN：9784041116425
レーベル名：角川文庫
発行：株式会社ＫＡＤＯＫＡＷＡ
情報ページ：
https://www.kadokawa.co.jp/product/322104000323/

著者プロフィール

◆澤田瞳子(さわだとうこ)
1977年、京都府生まれ。同志社大学文学部卒業、同大学院博士課程前期課程修了。
2010年に『孤鷹の天』でデビューし、同作で第17回中山義秀文学賞を最年少受賞。
12年『満つる月の如し　仏師・定朝』で第２回本屋が選ぶ時代小説大賞、
13年に第32回新田次郎文学賞を受賞。
16年には『若冲』で第５回歴史時代作家クラブ賞作品賞と第９回親鸞賞を受賞。
20年に『駆け入りの寺』で舟橋聖一文学賞を受賞。
21年に『星落ちて、なお』で第165回直木賞を受賞。
他の著作に『火定』『落花』『稚児桜』『輝山』などがある。

撮影/鈴木慶子