魔法のiらんど×ことのは文庫「泣ける文芸」小説コンテストの受賞作が決定!
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:夏野剛)は、自社で運営する小説投稿サイト「魔法のiらんど」において、株式会社マイクロマガジン社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:子安喜美子、以下マイクロマガジン社)と去年に引き続き、2回目のコラボ小説コンテストを開催。本日、「大賞」「入賞」を受賞した3作品を発表しました。
ことのは文庫×魔法のiらんど「泣ける文芸」小説コンテスト特設サイト:
https://maho.jp/special/entry/kotonoha_nakeru_contest2021/
主催:株式会社KADOKAWA
協力:株式会社マイクロマガジン社
- 受賞作品
『君はいつも、迂回する』 著者:柑実 ナコ
https://maho.jp/works/15591934027811727235
◆ことのは文庫編集部からの選評
痺れました! 会話でストーリーを進ませる構成の疾走感がすごく心地良くて。なかでも節が眩しくて切なくて……本当に素晴らしい。今作を読むと主要キャラの珠杏、節、臨など2音節で統一感のある呼び方や、短い会話の中でしっかりとキャラの書き分けができている点など、高校生らしいキャラを造形する言葉選びの巧みさを感じました。その一方で、6年を経た社会人パートや「視える」設定が埋もれた印象となったのは惜しいです。とはいえ、中盤からラストで描かれる3人の想いの交錯ぶりは、コンテストのテーマに対して直球ど真ん中であり、本当に感動できる作品でした。あらためて、おめでとうございます!
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◆入賞
『奥の恋文』 著者:菊川あすか
https://maho.jp/works/15591934027811633556
◆ことのは文庫編集部からの選評
時代劇というと考証の面で読みにくいものになりがちですが、この作品は違いました。「大奥」という舞台をまるで「後宮モノ」とでも言うべき軽やかな読み味で最後まで楽ませてくれました。里沙の視えるがゆえの悩みや葛藤は王道の展開ですが、視えるからこそ何をさせるかのアイデアが秀逸で、それにより感動を生むことに成功しています。今作は4万字程度のため、エピソードの深みがやや不足でそのため感動が浅くなっているのが残念ですが、佐之助が何者なのか?など気になる要素もあって、すぐにでも続きが読みたくなる作品でした。
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◆入賞
『この夏の、延長線上で』 著者:矢向 亜紀
https://maho.jp/works/15591934027811137619
◆ことのは文庫編集部からの選評
新型コロナウイルスの流行を上手く表現していると感じました。コロナ禍という特殊な環境は世界的にも共通の認識であり、それぞれに感じているのは閉塞感であるはず。この作品はそういった共感しやすいけど重めになりがちな世情を、リアルになりすぎることなく、あるひと夏の不思議な出来事として情緒豊かに書き切っています。惜しむらくはお父さんの「ぼくがしたいことは、きっとぜんぶできたよ」というところで、それを読み手がすぐに思い出せるような印象付けが出来ていれば、より強い感動を得られたように思いました。全編にわたる猛暑ぶりの中に、突き抜けた夏空を想像させる筆致は見事でした。
- 【ことのは文庫】について
ことのは文庫は、マイクロマガジン社より発行しているオトナ女子向け文芸レーベルです。
2019年6月に創刊後、中島愛さんナレーションのテレビCMが話題の『わが家は幽世の貸本屋さん』シリーズや、料理コラムニスト山本ゆりさん絶賛の『極彩色の食卓』など魅力的で様々な作品が登場しております。
「ことのは文庫」公式サイト:https://kotonohabunko.jp/
「ことのは文庫」公式ツイッター https://twitter.com/kotonoha_mm
- 「魔法のiらんど」について
●公式サイト: https://maho.jp/
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