NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」発の詩歌集「トビウオが飛ぶとき」を発売
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:夏野剛)は、2023年5月29日(月)に詩歌集「トビウオが飛ぶとき」 (1,800円+税)を発売。3月29日(水)より各販売サイトでの予約受付をスタートいたします。
2022年10月から2023年3月まで放送のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」では、主人公・舞の幼馴染でのちに夫となる梅津貴司が詠む短歌が物語の重要な役割を担いました。その貴司の短歌を中心に、同じく登場人物で貴司のファンで短歌を詠む秋月史子や、貴司に短歌の道を示した古本屋の店主・八木巌の短歌や詩などを収録した詩歌集を出版します。
脚本を担当し、本著の著者である桑原亮子は歌人でもあり、それぞれの登場人物の性格や背景、心情がにじみ出る短歌が物語内で随所に現われ、SNSでも話題となりました。今回この詩歌集のために、貴司の担当編集者であるリュー北條の短歌も新たに書き下ろされました。さらに、ドラマのファンであり朝ドラにまつわるツイートから「舞いあがれ!」の「非公式応援歌人」とも呼ばれている俵万智が解説を担当します。
「舞いあがれ!」のドラマファンはもちろん、この数年のブームで裾野が広がった短歌ファンにも響く一冊に仕上がっています。
- 書籍の注目POINT
ドラマ内でも登場した第一歌集と第二歌集より選りすぐりの約40首を収録。
②秋月史子の短歌
貴司のファンとして現れ、複雑な背景を持つ秋月史子が詠んだ20首を掲載。
③編集者・リュー北條の短歌
強烈な個性を持つ梅津貴司の担当編集者のリュー北條。一見俗物に見えつつも貴司を歌人として成長させるため叱咤激励する彼自身による短歌を初公開。
④八木巌の短歌と詩
「デラシネのおっちゃん」として貴司に短歌の道を示した「心の師匠」。彼が若き日に書いた詩「白い蝶」と短歌を収録。
⑤「非公式応援歌人」俵万智が解説を執筆
ドラマで出てきた短歌の解釈をつぶやいたり、新たに「妄想短歌」を詠んだりと、自他共に認める「舞いあがれ!のファン」である俵万智が解説文を担当。歌人が見た「ドラマの中の短歌」を熱く語ります。
- 著者:桑原亮子コメント
ヒロイン・岩倉舞を支えながら自らも歌人として成長し、短歌を通して子どもたちの揺れる心に向き合う梅津貴司は、ドラマのテーマを静かに表現する大切な存在でした。
「短歌にしたら、一瞬が永遠になるんやんな?」――これは、短歌を作る意味を見失った貴司に舞が言ったセリフです。歌集が出版され、ドラマの中の一瞬が永遠になることを心より嬉しく思っています。
- 桑原亮子 プロフィール
- 書籍仕様
【価格】1,980円(本体1,800円+税)
【発売日】2023年5月29日(月)
【判型】四六判
【ページ数】128P
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