マンガAI翻訳のイノベーションカンパニー「Mantra」に出資
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、取締役 代表執行役社長 CEO:夏野剛、以下 KADOKAWA)は、マンガに特化したAI翻訳で高い技術力を誇るMantra株式会社(所在地:東京都文京区、代表取締役:石渡祥之佑、以下 Mantra社)に出資したことをお知らせいたします。
■出資背景
KADOKAWAグループは、多彩なポートフォリオから成るIP(Intellectual Property)を安定的に創出し、世界に広く展開することを中核とした「グローバル・メディアミックス with Technology」を基本戦略として推進しています。2028年3月期を最終年度とする中期経営計画では、海外売上高700億円(連結売上高の約20%以上)を目指しグローバル展開を強化しております。
海外市場では近年、日本アニメの配信拡大や普及に伴い、ライトノベルやマンガなど日本発の作品の需要がいっそう高まっています。KADOKAWAでは、これまでに29の翻訳言語(2024年3月末時点)で書籍をグローバルに展開しておりますが、日本語原作の発売から多言語での展開までにかかる時間や、それにより海賊版が制作されることによる利益損失などの課題があります。
Mantra社はマンガに特化したAI技術(画像認識・自然言語処理)の研究開発を通じて、高精度なマンガ翻訳ツール『Mantra Engine』などのサービスを提供しています。KADOKAWAは日本の作家・クリエイターが生み出した作品を世界中に届けるため、各国への現地法人設立や翻訳体制の構築などを進めてまいりました。Mantra社への出資を通してマンガAI翻訳のテクノロジーを活用することにより、翻訳者の業務効率向上や対象作品の増加による多言語展開のスピードアップ、新規サービスの創出に取り組んでまいります。
■Mantra株式会社について
Mantra株式会社は「世界の言葉で、マンガを届ける。」をスローガンに、2020年に設立されました。マンガに特化したAI技術の研究開発を通じて、高速なマンガ翻訳を実現する翻訳ツール『Mantra Engine』、マンガを用いた英語多読学習アプリ『Langaku』などのサービスを提供しています。また、これらの成果により、HONGO AI Award(2019)、週刊東洋経済『すごいベンチャー100』(2020)、AAMT長尾賞(2021)、JEITAベンチャー賞 Early edge賞(2022)等を受賞しています。
■Mantra社プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000059295.html
■株式会社KADOKAWAについて
出版、アニメ・実写映像、ゲーム、Webサービス、教育・EdTechなどの事業を展開する総合エンターテインメント企業です。世界中から才能を発掘して多彩なIP(Intellectual Property)を創出し、さまざまなメディアで展開。創出したIPをテクノロジーの活用により世界に届ける「グローバル・メディアミックス with Technology」戦略を掲げ、IP価値の最大化を推進しています。
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