京極夏彦×歌舞伎! 舞台化のために書き下ろした新作ミステリ小説『狐花 葉不見冥府路行』本日7/26発売&PV公開!
初回限定特典として「武蔵晴明神社 御札」を封入!発売記念イベントも実施
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区)は、小説家デビュー30周年を迎える京極夏彦氏が初めて歌舞伎舞台化のために書き下ろした新作小説『狐花 葉不見冥府路行』(きつねばな はもみずにあのよのみちゆき)を2024年7月26日(金)に発売しました。また、京極氏が自ら編集したPVを本日より公開。さらに、8月31日(日)に発売記念イベントも開催します。
■『狐花』の読みどころ
今回の小説は、歌舞伎舞台化のために書き下ろされた新作ミステリです。舞台化を念頭に構築された本作は新しい試みによる魅力と、ミステリとしての驚きに溢れた作品となっています。
主人公は、大人気〈百鬼夜行〉シリーズに登場する中禅寺秋彦の曾祖父であり、武蔵晴明神社の宮守である中禪寺洲齋(ちゅうぜんじじゅうさい)です。作事奉行・上月監物の屋敷の周囲で巻き起こる幽霊騒動に、中禪寺洲齋は”憑き物落とし”で解決を試みますが、この騒動の裏にある、思いもよらぬ真相が明らかになっていきます。
この中禪寺洲齋は、6月19日にKADOKAWAより刊行した小説『了巷説百物語』(おわりのこうせつひゃくものがたり)にも主要人物として登場します。
■初回限定特典「武蔵晴明神社 御札」封入
『狐花』の初回生産分には、中禪寺洲齋が宮守を務める武蔵晴明神社の御札が封入されています。御札の文字は京極氏の筆です。
■新作歌舞伎『狐花 葉不見冥府路行』チケット発売中!
歌舞伎舞台の配役は、中禪寺洲齋役に松本幸四郎氏。作事奉行・上月監物役に中村勘九郎氏。謎の男・萩之介と、上月家の奥女中・お葉の2役を中村七之助氏が演じます。東京・銀座の歌舞伎座にて、「八月納涼歌舞伎」の第三部として8月4日(日)から上演されます。現在チケット発売中です。
『狐花 葉不見冥府路行』のPV公開!
京極氏の小説家デビュー30周年を記念し、全刊行作品のPVを「京極夏彦小説家デビュー30周年記念」YouTubeチャンネルで公開中。PVはすべて、京極氏自らが動画編集したものです。本作『狐花 葉不見冥府路行』のPVも本日公開されました!
▼『狐花 葉不見冥府路行』PV
▼「京極夏彦小説家デビュー30周年記念」YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@30thAnniversary-nd9xp
発売記念イベントについて
■〈巷説百物語〉シリーズ完結巻『了巷説百物語』発売記念&新作『狐花』発売記念イベント開催!
〈巷説百物語〉シリーズ完結巻『了巷説百物語』と『狐花』の発売を記念し、2024年8月31日(土)に京極氏が登壇するトークイベントをところざわサクラタウンにて開催します。当日は『了巷説百物語』収録作の元となったドラマ「怪 福神ながし」(原作・脚本:京極夏彦)も上映。サイン本やアクリルスタンド、オリジナルうちわ付きのチケットもご用意しました。ご来場をお待ちしております!
小説『狐花 葉不見冥府路行』について
◆あらすじ
美しき死人は、誰が為に現れたのか。
“憑き物落とし”中禪寺洲齋が渦巻く謎に挑む。
時は江戸。作事奉行・上月監物の屋敷の奥女中・お葉は、度々現れる男に畏れ慄き、死病に憑かれたように伏せっていた。彼岸花を深紅に染め付けた着物を纏い、身も凍るほど美しい顔のその男・萩之介は、“この世に居るはずのない男”だった――。この騒動を知った監物は、過去の悪事と何か関わりがあるのではと警戒する。いくつもの謎をはらむ幽霊事件を解き明かすべく、“憑き物落とし”を行う武蔵晴明神社の宮守・中禪寺洲齋が監物の屋敷に招かれる。謎に秘された哀しき真実とは? 歌舞伎の舞台化のために書き下ろされた、長編ミステリ。
◆書誌情報
作品名:狐花 葉不見冥府路行(きつねばな はもみずにあのよのみちゆき)
著者名:京極夏彦
発 売:2024年7月26日(金)※電子書籍同日配信
定 価:2,310円(本体2,100円+税)
頁 数:256頁
体 裁:四六判上製 単行本
ISBN:978-4-04-115209-6
発 行:株式会社KADOKAWA
初 出:書き下ろし
書誌情報URL:https://www.books.or.jp/book-details/9784041152096
(出版書誌データベースより)
小説『了巷説百物語』について
■『了巷説百物語』特装版発売!
『了巷説百物語』の特別な函装本と、『巷説百物語』収録の短編「小豆洗い」の和綴じ本(直筆サイン入り)をセットにした豪華特装版の発売が決定! 2024年8月5日(月)よりカドカワストア限定で受注を開始します。
『了巷説百物語 特装版(「小豆洗い」和綴本付き)』
定価:29,700円(本体27,000円+税)
▼特装版の詳細はこちら
https://note.com/kadobun_note/n/n821d7d77de0f
◆あらすじ
<憑き物落とし>中禪寺洲齋。
<化け物遣い>御行の又市。
<洞観屋>稲荷藤兵衛。
彼らが対峙し絡み合う、過去最大の大仕掛けの結末は――?
文学賞3冠を果たした<巷説百物語>シリーズ堂々完結!
下総国に暮らす狐狩りの名人・稲荷藤兵衛には、裏の渡世がある。凡ての嘘を見破り旧悪醜聞を暴き出すことから<洞観屋>と呼ばれていた。ある日、藤兵衛に依頼が持ち込まれる。老中首座・水野忠邦による大改革を妨害する者ども炙り出してくれというのだ。敵は、妖物を操り衆生を惑わし、人心を恣にする者たち――。依頼を引き受け江戸に出た藤兵衛は、化け物遣い一味と遭遇する。やがて武蔵晴明神社の陰陽師・中禪寺洲齋と出会い、とある商家の憑き物落としに立ち会うこととなるが――。
◆書誌情報
作品名:了巷説百物語(おわりのこうせつひゃくものがたり)
著者名:京極夏彦
発 売:2024年6月19日(水)※電子書籍配信中
定 価:4,400円(本体4,000円+税)
頁 数:1152頁
体 裁:四六判上製 単行本
ISBN:978-4-04-111720-0
発 行:株式会社KADOKAWA
初 出:「怪と幽」vol.007(2021年4月刊)~vol.0015(2023年12月刊)
※「子丑乃章 野宿火」「空亡乃章 百物語」の2篇は書き下ろし
書誌情報URL:https://www.books.or.jp/book-details/9784041117200
(出版書誌データベースより)
◆KADOKAWA文芸「カドブン」note出張所(https://note.com/kadobun_note/)で読める!
【インタビュー】
時代劇への想いが結実した〈巷説百物語〉シリーズ完結編『了巷説百物語』京極夏彦
https://note.com/kadobun_note/n/n2e3b7705afb8
【書評】
京極夏彦の看板シリーズ〈巷説百物語〉、読者の予想を遥かに上回る大団円。評者:杉江松恋
https://note.com/kadobun_note/n/n5189b882c741
著者プロフィール
京極 夏彦(きょうごく なつひこ)
1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年『姑獲鳥の夏』でデビュー。『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞、『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、『後巷説百物語』で第130回直木賞、『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞、『遠野物語remix』「えほん遠野物語」シリーズなどにより平成28年遠野文化賞、『遠巷説百物語』で第56回吉川英治文学賞を受賞。他著に『虚実妖怪百物語 序/破/急』『虚談』『いるの いないの』『ルー゠ガルー 忌避すべき狼』『厭な小説』『死ねばいいのに』『数えずの
井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『今昔百鬼拾遺 月』『書楼弔堂 待宵』『鵼の碑』など多数。
公式HP「大極宮」https://www.osawa-office.co.jp/
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