2023年台湾書店大賞小説賞受賞など、現代台湾文学を牽引する作家、呉明益(ご・めいえき)が来日。最新長編『海風クラブ』(KADOKAWA)刊行記念イベント開催決定!!

2025年9月28日(日)、29日(月)にトークイベント実施

株式会社KADOKAWA

株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区)は、台湾現代文学の作家、呉明益の最新長編『海風クラブ』(訳:三浦裕子)を2025年5月13日(火)に刊行いたしました。

本書刊行を記念し、9月末に著者の来日が決定。2025年9月28日(日)、29日(月)に著者を招いたトークイベントが開催されます。現在、イベント参加者の申し込み受付中です。

呉明益は台湾現代文学をまさに牽引してきた作家。『歩道橋の魔術師』『自転車泥棒』『複眼人』『雨の島』など、台湾を舞台にノスタルジックで時に幻想的な、独特の物語で読者を魅了してきました。

今回の最新作『海風クラブ』は、実際に起こった出来事をモデルに、巨人の神話と、彼の言葉を解する小さな生き物たち、そして人間世界が交錯する、呉明益ワールド全開の感動巨編です。

イベント概要

(1)台湾文化センター×紀伊國屋書店 共同企画 最新長編小説『海風クラブ』(三浦裕子:訳 KADOKAWA)刊行記念 呉明益さん×漫画家・五十嵐大介さんトークイベント!

【日時】2025年9月28日(日)14:00開演(13:30開場 )

【会場】台湾文化センター(港区虎ノ門1-1-12 虎ノ門ビル2F)

【参加費】無料、事前申込み制(※定員になり次第、申込み終了)

【申し込み先】

https://peatix.com/event/4565669/view

約70~80分のトークと質疑応答のあと、呉明益さんのサイン会を予定しております。

サインをご希望の方は著者の書籍をお持ちいただくか、当日会場でお買い求めください。

本イベントでは、なんと漫画家の五十嵐大介さんとの対談が実現。異なる背景をもちながらも、自然へのまなざしや世界観が不思議と響き合うおふたり。日本での対談は初となります。貴重なトークをどうぞお見逃しなく!

五十嵐大介(いがらし だいすけ)漫画家

1969年、埼玉県生まれ。多摩美術大学美術学部絵画学科卒業後、1993年「月刊アフタヌーン」(講談社)で四季大賞を受賞してデビュー。高い画力と繊細な筆致で、自然とそこに住まう生き物たちが混じり合う、どこか恐ろしくも美しい世界を描き出す。

代表作に日韓で実写映画化された『リトル・フォレスト』(2002-05年)、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞作『魔女』(2003-04年)および『海獣の子供』(2006-11年)などがある。

現在は「BE・LOVE」(講談社)で『かまくらBAKE猫倶楽部』を連載中。挿絵や装画も多数手がける。

(2)呉明益「物語を書くこと、届けること “小説感”と台湾独立書店巡礼」『海風クラブ』(KADOKAWA)刊行記念

【日時】2025年9月29日(月)19:30開演(19:00開場)

【参加費】会場参加2,750円(税込)、配信参加1,650円(税込)

【会場】本屋B&B(世田谷区代田2-36-15 BONUS TRACK 2F)

【申し込み先】

https://bookandbeer.com/event/bb20250929/

こちらのイベントでは、著者自身の創作について、そして『海風クラブ』を本国で刊行した際の独立書店巡りの取り組みなど、たっぷりとお話しくださる予定。密度の高いトークをお楽しみいただけるはずです。(企画:太台本屋 tai-tai books)

この機会に本書をお楽しみいただくとともに、ぜひふるってご参加ください。

※イベントの詳細、お問い合わせは、各申し込みサイトをご確認ください。

著者プロフィール

呉明益(ご・めいえき/ウー・ミンイー)

1971年、台湾・台北生まれ。小説家、エッセイスト。現代台湾文学を代表する作家の一人。国立東華大学華文文学科教授。

輔仁大学マスメディア学部卒業、国立中央大学中国文学部で博士号取得。

1997年に短篇小説集『本日公休』でデビュー後、自然エッセイ『迷蝶誌』『家離水邊那廉近』、長篇小説『睡眠的航線』(邦訳『眠りの航路』白水社)、写真評論・エッセイ集『浮光』など多彩な作品を発表。

2011年発表の長篇小説『複眼人』(邦訳:角川文庫)と、短篇小説集『天橋上的魔術師』(邦訳『歩道橋の魔術師』河出文庫)で一躍脚光を浴びる。

2015年発表の長篇小説『單車失竊記』(邦訳『自転車泥棒』文春文庫)がブッカー国際賞にノミネート。その他、中篇小説集『苦雨之地』(邦訳『雨の島』河出書房新社)など。

書籍情報

書名:海風クラブ

著者:呉明益

訳者:三浦裕子

定価:3,080円(本体2,800円+税)

発売日:2025年5月13日(火)※電子書籍あり

判型:四六判(ハードカバー)

頁数:480頁

ISBN:978-4-04-114688-0

発行:株式会社KADOKAWA

KADOKAWAオフィシャル書誌詳細ページ>>

白い犬の後を追いかけてきたタロコ族の少年と、自分を売ろうとする父親から逃げてきた少女。山の深い洞穴で二人はひと時、出会う。その山は人々に忘れ去られた最後の巨人、ダナマイの体だった。時を経て再会する二人を軸に、原住民と漢人、祖霊と神が宿る台湾東部の海豊村で、物語が大きく動き出す。巨人と人間、双方の未来の鍵を握るのは、巨人の言葉を解する傷を負ったち小さな生き物――。神話と現実が混じりあう感動巨編。

書名:複眼人

著者:呉明益

訳者:小栗山智

定価:1,430円(本体1,300円+税)

発売日:2025年1月24日(金)※電子書籍あり

判型:文庫判

頁数:432頁

ISBN:978-4-04-114689-7

発行:株式会社KADOKAWA

KADOKAWAオフィシャル書誌詳細ページ>>

「こんな小説は読んだことがない。かつて一度も」ル=グィン(ゲド戦記)
次男が生きられない神話の島から追放された少年。自殺寸前の女性教師と山に消えた夫と息子。母や妻を失った先住民の女と男。事故で山の“心”に触れた技術者と環境保護を訴える海洋生態学者。傷を負い、愛を求める人間たちの運命が、巨大な「ゴミの島」を前に重なり合い、驚嘆と感動の結末へと向かう――。解説・深緑野分

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会社概要

株式会社KADOKAWA

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URL
https://group.kadokawa.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区富士見二丁目13番3号
電話番号
-
代表者名
夏野剛
上場
東証プライム
資本金
656億円
設立
2014年10月