延べ500万人が熱狂する縦型ショート動画を制作する「こねこフィルム」流“クリエーター成功法!”共感と裏切りの法則

株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、取締役 代表執行役社長 CEO:夏野剛)は、2026年12月19日(金)に、『共感と裏切りで心を掴む こねこ流「縦型ショートフィルム」の極意』を刊行しました。
TikTokやYouTubeで、『年齢確認』や『席奪う男』などの縦型ショート動画が話題を集めている「こねこフィルム」。コミカルなやりとりに思わず笑みがこぼれたり、ピュアな恋心に心を動かされたり、「この展開はどうなのか」と違和感を抱いたり、和む会話に安堵したりと、たった数分の出来事の中に、人々の感情をざわつかせる動画を発信しています。
長編映画を制作してきたプロフェッショナルな集団が、SNSの縦型ショート動画という新たな領域に、真剣勝負を挑んだため、作品の質が高く、SNS総フォロワー数は500万人超(2025年11月3日時点)と、人気を博しています。
本書では、そんな「こねこフィルム」の始まりの物語から、動画の企画の成り立ちや撮影現場でのやりとり、役者やスタッフそれぞれの思いなど、「こねこフィルム」にまつわることをたっぷりとご紹介。
日頃から「こねこフィルム」の動画を視聴されている方はもちろん、映画やドラマ、芝居などのエンターテインメントに興味のある方、何か新しいことに「挑戦しよう」と野心を燃やしている方など、多くの方に楽しんでいただける一冊です。
「リアル」を誇張し“ありそうでありえない”状況を作る
「こねこフィルム」の作品は、「年齢確認」や「席奪う男」など、誰もが共感できる日常のシチュエーションを舞台にしながら、「共感と裏切り」を共存させるスタイルが特徴です。監督の三野龍一氏は、電車やコンビニといった身近な場所を意識的に選び、そこで起こり得る事象を想定した「リアル感」を出発点とし、そこから「誇張」していく形で作品を創り上げています。
「誇張」の度合いは、「もしかしたらあるかもしれない」という限界まで攻めているといいます。一見普通の設定でありながら、「よく考えるとありえない」という矛盾するギャップを、「芝居」で滑らかにつないでいくイメージで制作しているのです。「笑いをセリフで作るのではなく、状況が持つ笑いをどう作り出すか」を常に意識しており、コントのような完全なフィクションではなく、「こういう変わった人がいるかもしれない」という限界のところを、ドキュメンタリーを撮るような気持ちで制作しています。
『席奪う男』は電車の中での出来事から着想を得る
大人気シリーズ『席奪う男』は、三野龍一監督が電車に乗った際、目の前のおばちゃんに席を取られ、「この上に座ってみたらスカッとするだろうな」とふと思ったことが着想のきっかけです。他人同士が至近距離にいる電車内という状況で、他人の上に座る」という誰もが一度は想像するかもしれないが実際にはやらない行為をあえて実行することで、リアルな感情から生まれる驚きを狙いました。
当初はシリーズ化するつもりはありませんでしたが、最初の動画の反響が良かったため、「変な人と変な人を戦わせたら面白いのではないか」という発想で、さまざまなバージョンを制作。ここでいう「変な人」とは、「常識的に考えて、他人に迷惑なのではないかという人たち」を指しており、「アンチヒーロー」や「ダークヒーロー」のような人物像をイメージした「奪う男」が、迷惑な人たちの上に慇懃無礼な態度で座る、というギャップを面白さとして制作しました 。

制作者の想像を超えた 大ヒット作『年齢確認』
「こねこフィルム」の代名詞ともいえる『年齢確認』シリーズは、コンビニでお酒を買う際に年齢確認をされた経験から着想を得たものです。最初の客役を梅田誠弘さん、店員役を半田周平さんで撮影した後、すぐに赤間麻里子さんバージョンも制作したところ、赤間さんの「強いおばさんが恋をする」という演技が想定を超えて若返り、桁外れの反響を呼びました。
本書にはこのシリーズの解説も詳しく掲載。


【書籍概要】
『共感と裏切りで心を掴む こねこ流「縦型ショートフィルム」の極意』
著者:こねこフィルム
定価:1,650円(本体1,500円+税)
発売日:2025年12月19日(金)
判型:四六版
総ページ数:192ページ
ISBN:978-4046074126
発行:株式会社KADOKAWA
【Amazon】
https://www.amazon.co.jp/dp/4046074124
【著者】
こねこフィルム
映画やドラマの現場で経験を積んだ精鋭クリエイターたちが結集し、新たな価値を生み出すプロフェッショナル集団です。2023年6月よりTikTokを中心としたSNSで毎週作品を公開し、わずか1年で総フォロワー数100万人を突破。現在ではさらに拡大し、SNS総フォロワー数は500万人超、累計再生回数25億回超を記録している。 (※2025年11月3日時点)
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