不景気時の経済活性化に貢献! 「家電エコポイント」「エコカー減税」による新規購入検討者は60%超。

株式会社アサツー ディ・ケイ

 
 ADK調査レポート エコ調査シリーズ①
 
 株式会社アサツー ディ・ケイによる 
 「生活者の社会貢献/環境に対する意識や行動」に関する調査により、
  家電やクルマの購入検討者のうち、
 「家電エコポイント」があるから購入を検討するという回答者が60.8%。
 「エコカー減税」があるから購入を検討するという回答者が71.8%という結果となった。

 現在不況だと強く感じている人ほどその傾向は強い。また30代女性の割合も高い。  

 不況感にともない、エコ経済政策は対象商品購入動機のフックになっているといえそうだ。
main image
 
 ADK CSR DESiGNiNGでは、2007年から毎年、「生活者の社会貢献/環境に対する意識や行動」
 をテーマに調査を実施しており、エコに関する企業の取組みや、消費者の意識についても
 継続的に調査を行っています。
 
 2009年5月に実施したこの調査の中で、特に来年度も継続するかが世間の注目を集める「エ
 コポイント」や「エコカー減税」などのエコ経済対策にフォーカスし、その調査結果から
 見えてくる生活者の意識を探りました。  (15歳以上の男女1244サンプル)

 同調査では、マイ箸、クールビズなどに関する日常経験との相関関係、エコ商品やサービス
 の購入意向との相関関係なども分析しております。
 ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。


■主な調査結果概要

 ●調査時点で家電やクルマの購入を検討している人のうち、
  家電エコポイント制度の導入よって「制度があるから検討したい」という人は、購入検討者
  の60.8%を占めた。
  また、エコカー減税によって「制度があるから検討したい」という人は、71.8%となった。

  これらのエコ経済制度は、もともと買うつもりがなかった人の購買動機を促すきっかけと
  して、また市場の刺激策として貢献していると思われる。

 
 ●「景気の落ち込み・不況をかなり感じている」人が、全体では46.1%であるのに対し、「家電
  エコポイント」による購入検討意向者における上記の回答者の割合は、53.1%と7.0ポイン
  ト高く、「エコカー減税」による購入検討意向者については、56.4%と10.3ポイント高い結
  果となった。  
 
  不況をかなり感じている人ほど、これらのエコ経済制度があることで、購入を検討する意
  向が高く、今買っておきたいと気持ちを動かされる傾向がある。

  
 ●「家電エコポイント」があるから、新たに購入を検討したいと答えた人の割合は、全体にお
  いては31.5%であるのに対し、女性の中では、総じて占める割合が高い。30代以上の女性
  はいずれも、全体より5ポイント以上高い。特に30代女性は全体を10ポイント以上も上回り
  42.3%を占める。

  これらのエコ経済制度は、家計を握る女性に対し、影響力を与えているといえる。


■調査結果

【購入検討意向】 
 Q:あなたはこの制度があることで、(家電やクルマ)を買うことを検討したいと思いましたか?
   (家電購入検討者 n=1244)(クルマ購入検討者 n=450)

 ◆家電エコポイント
 A1:制度があるから検討した ・・・ 60.8%
 A2:制度がなくても検討した ・・・ 39.2%
 
 ◆エコカー減税
 A1:制度があるから検討した ・・・ 71.8%
 A2:制度がなくても検討した ・・・ 28.2%


【購入検討意向者属性】
 上記のQ.質問に対し、
 A2の「買うつもりはなかったが、この制度があるので買うことを検討したい」と回答した人
 の性年代別属性は下記のとおり。
 
 ◆家電エコポイント
  
 男性10代(N=103) ・・・・・・・ 17.5%
 男性20代(N=104) ・・・・・・・ 25.0%
 男性30代(N=104) ・・・・・・・ 28.9%
 男性40代(N=104) ・・・・・・・ 37.5%
 男性50代(N=104) ・・・・・・・ 26.0%
 男性60代以上(N=103) ・・・ 31.1%
 
 女性10代(N=103) ・・・・・・・ 27.2%
 女性20代(N=104) ・・・・・・・ 31.7%
 女性30代(N=104) ・・・・・・・ 42.3%
 女性40代(N=104) ・・・・・・・ 37.5%
 女性50代(N=104) ・・・・・・・ 36.5%
 女性60代以上(N=103) ・・・ 36.9%

 ◆エコカー減税

 男性10代(N=103) ・・・・・・・ 17.5%
 男性20代(N=104) ・・・・・・・ 26.9%
 男性30代(N=104) ・・・・・・・ 26.9%
 男性40代(N=104) ・・・・・・・ 24.0%
 男性50代(N=104) ・・・・・・・ 26.9%
 男性60代以上(N=103) ・・・ 29.1%
 
 女性10代(N=103) ・・・・・・・ 23.3%
 女性20代(N=104) ・・・・・・・ 28.9%
 女性30代(N=104) ・・・・・・・ 27.9%
 女性40代(N=104) ・・・・・・・ 25.0%
 女性50代(N=104) ・・・・・・・ 30.8%
 女性60代以上(N=103) ・・・ 24.3%


【不況感】
 Q.あなたは景気の落ち込み・不況を、身近なところでは、どれくらい感じていますか。
 という質問に対し、「景気の落ち込み・不況をかなり感じている」と答えた人の割合
 
 全体(N=1244) ・・・ 46.1%
 エコポイントによる購入検討意向者(N=392) ・・・ 53.1%
 エコカー減税による購入検討意向者(N=323) ・・・ 56.4%


■調査プロフィール

 ◆調査タイトル
  生活者の社会貢献/環境に対する意識や行動に関する調査

 ◆調査対象
  15歳以上の男女(中学生除く) *調査会社保有のモニターパネル

 ◆調査エリア
  全国

 ◆調査手法
  インターネットリサーチ

 ◆調査期間
  2009年5月22日(金)~5月25日(月)
 
 ◆有効回答数
  1,244サンプル (性年代均等割付)

■この調査結果に関するお問い合わせ先

 コミュニケーションプランニング部門 「ADK CSR DESiGNiNG」
 斎藤 卓也 / 林 裕真
 Tel:03-3547-2226 / E-mail:tkys@adk.jp (斎藤) / hhayashi@adk.jp (林)


すべての画像


会社概要

URL
http://www.adk.jp
業種
サービス業
本社所在地
東京都中央区築地1-13-1
電話番号
03-3547-2111
代表者名
清水 與ニ
上場
東証1部
資本金
375億8136万円
設立
-