招福の梅の枝「思いのまま」元旦より授与 北野天満宮
平成27年元旦より、北野天満宮にて災難厄除・学業成就の神徳あらたかな招福の梅の枝「思いのまま」を参拝者に授与。
元旦から授与される招福の梅の枝「思いのまま」に、厄除けの玄米が入ったひょうたんを取り付ける作業
招福の梅の枝「思いのまま」は境内の梅剪定時にでる梅枝(ずばい)に厄除け瓢箪をつけた授与品。災難厄除・学業成就の神徳あらたかな授与品として参拝者に授与する。
立春を迎える頃、境内には梅がちらほら咲き始め、馥郁たる梅の香りに包まれる季節を迎え、剪定されたおよそ1,500本の梅木の小枝は、小さな芽が花咲く縁起物になる。
昭和27年の萬燈梅授与
昭和27年の初天神では、「萬燈梅(まんとううめ)」と称して梅枝を参詣者に授与している記録が残されており(右写真)、そこには災難厄除祈願で「萬燈梅」を求める人々の賑わいが見られ、当時からすでに「北野の梅枝」は信仰の対象として人々から親しまれていたことが伺える。
この梅枝を授与することは、天神さまの更なる神徳発揚はもとより、節分の「四方詣り」に代表される災難厄除の神社として当宮古来の信仰の教化に繋がる諸事なのである。
19日に行われた梅の枝の切り初め式の様子
梅枝(ずばい)
招福の梅の枝「思いのまま」とは
「思いのまま」
梅の枝に下げられたひょうたんには厄除玄米が入っており、この厄除玄米は、御祭神・菅原道真公の祥月命日にあたる2月25日に斎行される梅花祭において、御神前に奉る白梅・紅梅の小枝を挿した「紙立(こうだて)」と称される特殊神饌の調製に用いられる玄米で、古くよりこの玄米をご飯に炊き込んで戴くと、厄除・災難除・無病息災であると伝えられている。
1月1日(元旦)午前0時より授与開始。
初穂料1枝 1,000円(限定10,000本 無くなり次第、授与終了)
厄除玄米入りひょうたん
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