“アドリア海クロマグロ”で二国間交流
クロアチアのミラノビッチ首相が実務訪問賓客として初来日!
マグロ、サーモンの輸入、販売及び養殖業を手掛ける、株式会社ジェイトレーディング(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:神戸治郎)は、6月19日(金)、初来日しておりましたクロアチア共和国(以下、クロアチア)のミラノビッチ首相が同国に帰国したことを報告いたします。
クロアチアは、旧ユーゴスラビアからの独立民族紛争を克服し、戦後復興と民族和解を進め、南東欧諸国の中でいち早くEU加盟を実現しました。クロアチアは日本と、自由、民主主義、人権、法の支配といった「基本的価値」を共有するパートナーであります。
今回の来日では、人的往来や経済関係など二国間関係を強化するとともに、国際的な場や日・EUにおける連携促進を目的にしている他、年間約2000トンを輸出しているアドリア海のクロマグロを通じて日本との国際交流を図りました。
地中海の中では最北に位置するアドリア海で養殖にされた身の引き締まったクロマグロは、年間約2000トンが水揚げされ、クロアチアの対日輸出の約7割を占めています。また、餌は地場で獲れたイワシを中心に、ニシンやサバなど100%天然ものを使用しており、直径50mを超える世界最大級の生簀で約3年かけて、80kgのしっかりした成魚に育てます。
なお、ジェイトレーディングでは1996年に地中海で最初にクロマグロの養殖を実現した現地子会社より年間約1000トンの主に日本向けに出荷しており、今後、厳格な資源保護のもと5000トンのクロマグロの飼育と年間2000トンの出荷を目指します。
◎世界でのマグロ捕獲量は年々減少傾向に…
FAO(Food and Agriculture Organization of the United Nations 国連食糧農業機関)が集計した主要マグロの漁獲量は減少傾向にあります。これにより、関係国が集まって海域・魚種・国別に漁獲量を制限しています。太平洋地域では2015年より制限が強化される一方、アドリア海を含む地中海では厳格な保護が効果を表わし、資源が回復しております。
また、FAOの試算(2010年)では、世界で漁獲・養殖・蓄養された天然魚(太平洋マグロ、大西洋クロマグロ、ミナミマグロ)、養殖クロマグロ(日本産)、蓄養マグロ(太平洋クロマグロ、大西洋クロマグロ、ミナミマグロ)の70%以上を日本が漁獲・養殖または輸入しています。
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