【無意識の偏見に関する意識調査】小さな子供を持つ女性に残業や出張がある仕事・・・男性の約半数「配慮すべき」
「よかれと思って」が女性のやる気を削ぐ事も
国内外で企業の人材育成を支援するサイコム・ブレインズ株式会社 (東京都千代田区、代表取締役社長 西田忠康) は女性活躍推進法施行1年に際し社会人151人に対して「無意識の偏見」(アンコンシャス・バイアス)に関する意識調査を実施しました。
主な調査結果
- 3歳以下の子供を持つ女性に対して残業や出張が発生するような負担の重い仕事をさせる事は・・・という質問に対して66%が「本人の意思次第」、22%が「配慮すべき」(図1)
- 男女別にみると、男性(人事部・ダイバーシティ推進部を除く)の43%が「配慮すべき」と回答したのに対し、女性(人事部・ダイバーシティ推進部を除く)は18%(図2)
- 「配慮すべき」と回答した理由について(複数回答)は、働きやすい会社にする為が88%、「応援したい」が38%、「子供の突発的病気で仕事を投げ出されるリスク」が34%。
- 図1:3歳以下の子供を持つ女性に対して残業や出張が発生するような負担の重い仕事を任せる事に配慮すべき?
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図2: 3歳以下の子供を持つ女性に対して残業や出張が発生するような負担の重い仕事をさせるは?という質問に「配慮すべき」と回答した人の性別内訳
「無意識の偏見」とは、「小さな子供を持つ女性に出張は無理」「子供がいる女性を飲み会に誘うのは悪い」など、性別や年齢、子供の有無などによる思い込みでその人の働き方を決めつけることを意味しています。
男性の上司が重要な仕事を「よかれと思って」小さな子供を持つ女性社員ではなく、あえて男性社員に任せ、女性にとっては「やりたかったのに任されなかった」とやる気を削がれたり、重要な経験の機会を奪われる事案が多く見受けられます。
最悪の場合、会社での活躍の機会がないととらえた女性は、上司に心情を話すことができないまま転職してしまうといった「無意識の偏見」による配慮がかえって事態を悪化させてしまうことも多くあります。
自己の持つ「無意識の偏見」を自覚し、コミュニケーションを
サイコム・ブレインズで女性管理職やその上司に対する研修を統括している太田由紀は、「まず自己の持つ偏見を自覚し、その上で部下や同僚の意向を確認する事が大切です。女性のライフイベントに関わる事はプライベートな事情が関わってくることから、日頃からコミュニケーションを心掛け、プライベートな事も話しやすい関係を構築しておくことが大切です。」とコメントしています。
サイコム・ブレインズでは、インターネットで簡単に無意識の偏見をチェックできる「無意の偏見度チェックシート」を開設しました。
無意識の偏見度チェックシートはこちらから
https://www.cicombrains.com/consulting-services/w-mgr/online-check2017.html
調査概要
調査期間:2017年2月17日~3月17日
対象:社会人の男女151人
方法:インターネット
【サイコム・ブレインズ株式会社について】
サイコム・ブレインズ株式会社は、1986年の創業以来、営業研修、グローバル人材育成など社会人教育のパイオニアとして企業の人材育成を支援しています。 過去10年で約600社、30万人以上の研修を手掛け、東京・タイ・シンガポール・上海の拠点からアジアにおける人材育成を国内外でサポートしています。
https://www.cicombrains.com/
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