中国の先進インターネット企業 テンセント インターナショナル ビジネス グループを迎え、中国市場の攻略法を語る。4月19日(木)「China Internet Day」開催
中国の巨大なユーザーベースがもたらす、日本企業にとっての未だかつてないビジネス機会とは
東京、4月19日 ― 日経クロストレンド、公益社団法人日本マーケティング協会は、日本の企業の担当者を対象とした、中国市場の攻略法や事業戦略に関する知見の共有と企業の担当者との意見交換の場となる『China Internet Day』を、4月19日(木)に六本木アカデミーヒルズにて開催しました。
セミナーの中心は、中国の巨大消費者マーケット、そしてテンセント Weixin / WeChatの10億超のアクティブユーザーでした。会場では、急激に成長する中国のEC・インターネット業界、及び中国人消費者のモバイル利用習慣と消費パターンの複雑な関係について多くが示唆されました。また、10億超を数える中国のWeixin/ WeChatアクティブユーザーの可能性を引き出すために、テンセント独自の広告ソリューションエコシステムをどう利用して、自分のビジネスに合ったマーケティング戦略を形成するかについても紹介されました。
中国人消費者は日本の小売業・消費セクターで非常に重要な位置を占めています。2007年に94万人を少し越える程度だった訪日中国人観光客は2017年には740万人となりました。昨年の訪日外国人2900万人の約4分の1が中国人だったことになります。滞在中の1人当たり平均消費額は23万円でトップ、そのほとんどが買い物に対する支出でした。
登壇者の一人で、テンセントIBGシニアディレクターBenny Hoは語っています。「中国人観光客の規模、消費欲、日本に対する興味はこれからも伸び続けるでしょう。当然のことながら、これを考えると日本企業は今後長期的に大きく成長していくこのチャンスを活用することを是非考えるべきだと思われます。」「このChina Internet Dayの機会に、テンセントのクロスボーダー (国境を越える) マーケティング及び広告プロダクトをより詳しく紹介し、中国の巨大マーケットに日本企業がより効率的にアクセスできるよう支援していきたいと考えています。」
2015年以来、日本、韓国、インドネシア、タイ、シンガポール、アメリカなど中国人観光客に人気の旅行先の主要なマーケットでテンセントの広告ソリューションは提供されてきました。そして日本発のものを含むインターナショナルな企業に対しては、テンセント IBGの現地チーム、また深センのグローバル本社が、強力な支援を提供しています。
左から、本間充氏、Benny Ho氏、中島治也氏、和泉美那氏
クロスボーダーソリューションのもう一つの強みはテンセントIBGと共に成長していくことができるということです。テンセントIBGがそのスケールを拡大し、新しくなり、変化に適応するとそれにつれて中国人消費者の行動パターンも変わっていきますが、日本企業やマーケティング担当者はそれらを直接見て、そこから学ぶことができます。
China Internet DayではHo以外にも、テンセント、戦略的パートナー代理店 デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(以下DAC)、さらにはJD.com、Dianpingなどの提携企業などからもプレゼンテーションやパネルディスカッションが行われ、日本企業はいかにして中国巨大マーケットを活用し、そこで消費者との長期的な関係を構築していくべきかという問題が深く掘り下げられました。
【セミナーハイライト】
■本間充氏(電通マクロミルインサイトCDO/Outbrain顧問/Abeam Consulting顧問/東京大学数学客員教授)「中国のインターネット事情とその活用術」
■Benny Ho (テンセントIBG シニアディレクター)
「中国市場のトレンドとインサイト」
■中島治也(テンセントIBGジャパンビジネスマネージャー)
「10億人の活用術:テンセントが考えるクロスボーダーソリューション」
■和泉美那氏
(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(DAC)クロスボーダービジネス推進部 部長)
「日本企業におけるクロスボーダーソリューション活用の可能性」
<登壇者略歴> ※登壇順
本間 充(電通マクロミルインサイトCDO/Outbrain顧問/Abeam Consulting顧問/東京大学数学客員教授)
北海道大学卒業、数学修士。 日本数学会員。東京大学大学院数理科学研究科 客員教授。1992年、花王に入社。1996年まで、研究所に勤務。研究所では、UNIXマシーンや、スーパー・コンピューターを使って、数値シミュレーションなどを行う。研究の傍ら、Webサーバーに遭遇し、花王社内での最初のWebサーバーを立ち上げる。1997年から研究所を離れ、本格的にWebを業務として取り組み、1999年にWeb専業の部署を設立した。花王のWebを活用したマーケティングに取り組み続け、デジタルコミュニケーションセンター 企画室長を務めていた。新しいWebのコミュニケーションの検討・提案や、海外花王グループ会社のWeb活用の支援、またB2B領域のサイトの企画まで、広く花王グループのWebのコミュニケーションに関わる。
Benny Ho (テンセントIBG シニアディレクター)
カリフォルニア大学バークレー校建築学部卒業、ハーバード大学建築学修士号取得。テンセント インターナショナル ビジネス グループのビジネス開発担当シニアディレクターの任用に先立って、インドネシア市場を管理し、テンセントが開発したフリーメイムストリーミングミュージックアプリとWebサービスを開始。また、イタリアのテンセントのカントリーマネージャーを兼任し「Weixin/ WeChat」を立ち上げる。以前はマッキンゼー&カンパニーの経営コンサルタントとして、2009年から2012年にかけて多国籍企業の中国進出戦略を担当。また、ロケットインターネット香港の共同設立者でマネージングディレクターを務め、フィリピンでのLazadaの共同設立に成功。
中島 治也 / Naoya Nakajima (テンセントIBG ジャパンビジネスマネージャー)
2014年2月にTencent Japan合同会社に入社し、事業開発・投資業務を行う。ゲーム・アニメ・マンガ等の日本コンテンツとテンセントとの事業提携を推進しつつ、対日本の戦略立案・投資に従事。その後、新規事業の開発・インキュベーションを推進し、2016年6月よりテンセントの決済サービスであるWeixin/ WeChat Payの日本展開を開始、同8月よりテンセント広告サービスの日本企業向け販売を提供。2017年より、広告、決済、公式アカウント、クラウドを組み合わせた日本企業向けの対中国マーケティングソリューション、「テンセントブランドソリューション」を提供。
和泉 美那(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社,グローバルビジネス本部 クロスボーダービジネス推進部 部長)
津田塾大学国際関係学科卒業後、2006年にDACに入社。博報堂DY担当として企画営業を約4年経験したのち、スマートフォンビジネス推進部にて新領域の立ち上げに従事。その後、国際部として海外メディアのプランニング業務を経て、2014年に東南アジア初の海外拠点立上げとしてシンガポールに赴任。インドネシア、タイの拠点設立や現地でのメディア担当として営業活動を行う。3年の駐在期間を経て帰国。育休復帰後、2017年4月より新組織のクロスボーダービジネス推進部部長に着任し、クロスボーダーの事業開発/営業啓蒙活動に従事。
テンセント ホールディングスとは
テンセント・ホールディングス(騰訊)は、テクノロジーを使ってインターネットユーザーの生活向上に寄与します。『Weixin/ WeChat』『QQ』といった製品は、生活者を、ゲーム、ビデオ、音楽、本といった、より豊かなデジタルコンテンツの世界へつないでいます。その独自のターゲティング・テクノロジーは、広告主を、中国の何億という消費者に導くことを助けます。支払い、安全、クラウド、AIといったインフラ・サービスは、ビジネスパートナーに、他とは異なったソリューションとサポートを提供します。テンセントは人々とイノベーションに大きく投資をし、その投資によってインターネットと共にさらなる進化をとげていきます。テンセントは、深圳で1998年に創業され、その銘柄は香港証券取引所に上場されています。
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