【保育士の働き方を調査】保育の仕事の課題は一体どこに? 慢性的な人材不足を解決する環境改善のヒント

【保育士の働き方を調査】保育の仕事の課題は一体どこに? 慢性的な人材不足を解決する環境改善のヒント仕事への満足度はどのくらい…? 現役保育士と元保育士に調査しました株式会社Funkit

株式会社Funkit

企業主導型保育施設フェニックスキッズを運営する株式会社Funkit(本社所在地:東京都豊島区、代表:吉村 勇作)は、現役保育士と元保育士を対象に、保育士の働き方に関する調査を実施しました。
保育所での仕事は、子どもに寄り添い、より豊かな人生になるよう力を注ぐ大切な仕事であり、非常にやりがいを感じられる仕事です。そして、その保育所運営の中で最も中心的な役割を果たすのは、もちろん保育士です。
しかし、慢性的な保育士の人材不足という問題は解決しておらず、その処遇や業務に課題があるのではと考えられています。

保育所運営を行う運営主体にとっても、そこで働く、あるいは働こうと考えている保育士等の求職者にとっても、現在の保育所の様子、働く環境の実態を知ることは重要であるはずです。

また、この度の新型コロナウイルス感染対策も、自治体や園によって、それぞれに対応が少しずつ違っているようです。

現在保育士として働いている方は、新型コロナウイルスの影響をどのように受け止めているのでしょうか?

今回、企業主導型保育施設フェニックスキッズhttps://www.phoenix-kids.jp/)を運営する株式会社Funkitは、現役保育士と元保育士を対象に、保育士の働き方に関する調査を実施しました。
 
あなたが働いている施設は?

はじめに、今回、アンケートに回答いただいた保育士の方々が働いている(いた)施設の種類を確認します。



「働いている(いた)施設の種類を教えてください」と質問したところ、『認可保育施設(公立・私立)(74.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『認可外保育施設(17.1%)』『企業主導型保育施設(5.8%)』と続きました。

『認可保育施設』とは、自治体の審査・認可を受けて開設された保育所であり、『認可外保育施設』はそれ以外をさすことは知られています。一方、『企業主導型保育施設』は制度自体が新しいこともあって、まだ完全に社会に浸透していないように思われます。

『企業主導型保育施設』は、内閣府が所管する新制度によって「企業主導型保育事業」を運営する保育施設であり、公費で補助され、概ね認可保育所と同等程度の設備や運営が求められる保育施設です。
企業が主体的に運営する施設なので、認可保育所と比較して、保護者の働き方など保育の必要な理由に対し、柔軟な対応が可能で待機児童解消の効果的な対策として期待されています。

 
新型コロナウイルスによって所得に影響 勤務時間の変化は?

続いて、上記の調査対象農地、現役保育士に注目し、今の新型コロナウイルスの影響を質問しました。

新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、多くの保育施設で、「臨時休園」の実施や「自粛要請」が出されました。
そのような状況で、所得や勤務時間にどのような変化が起きたのでしょうか?



「新型コロナウイルスの影響により所得は減りましたか?」と質問したところ、半数以上の方が『はい(52.0%)』と回答しました。

一方、「新型コロナウイルスによって勤務時間はどう変わりましたか?」と質問したところ、2割以上の方が『増えた(22.2%)』と回答し、変わらない43.7%)』を加えると、65.9%の保育士は業務が減っていないという結果になります。

つまり、勤務時間が減っていないにも関わらず、所得が減少しているという、大きな矛盾があることがわかります。
何らかの理由で賃金がカットされているケースがあったことが推測されます。この点に関しては、別の設問の考察で触れたいと思います。
 
新型コロナウイルスによる施設の対応は?

勤務時間と賃金に関することの他、働いている施設の安全対策に関してはどうだったのか。
保育士が疑問を感じたり、納得が行かないと感じたりした内容について、記述式で回答を求めました。

■え…?この対策で大丈夫?となったエピソードとは
・完全に休園にしなかったこと(20代/東京都)
・マスク着用があまり許されなかったこと(30代/宮城県)
・検温が義務付けられたが、体温は自己申告(30代/千葉県)
・子どもの人数が少ないのに職員を減らさない(30代/北海道)

などの回答が寄せられました。
安全対策の大枠は自治体等から示されますが、具体的なルール、決め事については各園に任せられていた部分も多く、園によって細かい対応はまちまちであったと考えられます。
そんな中、働く保育士が疑問を感じたままであった点があるとすると、実際の対策が不十分であったか、あるいは、運営者からのさらなる説明が必要だったとも考えられます。
 
仕事を持ち帰ることはありますか?

続いて、勤務時間に着目して持ち帰りでの仕事について質問しました。

保育士の仕事は、子どもとの関わりはもちろんのこと、指導計画や保育日誌などの書類作成や、壁面装飾、行事に必要な小道具の制作など、1日にやるべき業務量が多く、人員と業務量のバランスが改善されていないと、勤務時間内に業務を完了できない場合もあるようです。保育士の中には勤務時間内に終わらないため持ち帰って仕事をする方も少なくないと言われています。

その実態はどうなっているのか。



「自宅に持ち帰って仕事をすることはありますか?」と質問したところ、なんと6割以上の方が『はい(63.4%)』と回答しました。

具体的にどのような仕事を持ち帰っている(いた)のでしょうか?具体例を聞いてみました。

■どのような仕事を持ち帰っている(いた)のか…?
・毎日の日誌の反省を書く仕事(20代/山口県)
・壁面の製作や保育材料の準備、保育計画の作成など(30代/岡山県)
・書類作成、保育の準備や行事の準備で終わらなかったもの(30代/新潟県)
・イベントの小道具の作成業務(30代/熊本県)

などの回答が寄せられました。

従来からの体制で勤務している園であればなおさら、自宅での作業まで勤務として管理することは困難と考えられることから、多くの保育士は自宅作業をサービス残業として行っていたと推測することが妥当でしょう。
また、経験者が6割を超えるということは、保育園において、自宅への持ち帰り残業はほぼ常態化、一般化していたと言っても過言ではないと考えられます。
 
しかし働き方に満足していない保育士は半数以下

では、そんな保育士としての働き方の満足度はどのくらいなのでしょうか?



「今(当時)の働き方への満足度を教えてください」と質問したところ、半数近くの方が『不満(17.2%)』『やや不満(31.8%)』と回答しました。
一見『不満』に類する回答が多く見えますが、新型コロナウィルスの影響で半数以上の保育士の所得が減り、また、6割以上の保育士が持ち帰り残業を経験しているにも関わらず一定数の保育士はその状況を受け入れ、『不満』と回答していないことになります。
これは非常に興味深い結果であり、働く保育士の一部は、現状を「仕方ないもの」と受け入れてしまっている可能性も否定できません。

では、「不満」と回答した保育士は具体的にどのような不満を抱えているのでしょう。

■不満を抱えている(いた)理由は?
・自分の仕事がなかなかできない(20代/愛知県)
・休憩時間がほとんどなく、加算されない残業や持ち帰り業務が多かった(20代/福岡県)
・勤務時間内に仕事が終わらず持ち帰り仕事が多い(30代/三重県)
・保育以外の仕事が多い(30代/栃木県)

などの回答が寄せられました。
勤務時間の多さや、残業の扱い、考え方など、業務内容や職場環境の合理化、改善で解決できそうな課題が多いという印象を受けます。
 
保育士を辞めた理由とは…?

最後に、元保育士が、なぜ保育士を辞めてしまったか、理由を質問しました。

■保育士を辞めた理由は…?
・サービス残業が多かった(20代/神奈川県)
・上司が無理になった(20代/神奈川県)
・給与や環境がとにかく悪かったため(30代/宮崎県)
・給料が安かったり、時間外労働当たり前だったりしたため(30代/沖縄県)
・人間関係と職場環境の悪さ(30代/神奈川県)

などの回答が寄せられました。

前の設問で回答された不満の内容と同様の内容が多くみられます。子どもや保護者と関わる仕事の本質的な内容への適性の問題で退職するケースもあるでしょうが、上述のように、業務の合理化や職場環境の改善で解消、解決できる不満が多く、それにより退職してしまう人材が多いということが今回の調査で得られた結果と言えます。
 
【まとめ】保育士の働き方の課題は労使双方の意識変革による環境改善!

解決できるはずの問題のために、高い志を持って就いた保育士という職業から離職してしまう人材が多くいるということは非常に残念な状況と言えます。
また、現在も、改善できるはずの働きにくい環境の中、勤務を強いられている保育士の方もいるでしょう。
この状況を変えるには、運営者は、従来のやり方を常に見直しながら、諦めずに業務の合理化、職場環境の改善を進めていく必要があります。保育士のモチベーションに頼ってサービス残業などが常態化してしまわないように改善を続けるべきであると考えられます。
また、働く保育士も、従来の常識にとらわれて諦めず、「残業を減らすこと・職場環境を改善することは可能」と考えるべきでしょう。

保育士にとって、そのような課題を解決するためには、働いている施設を変えるという考え方もあります。

企業主導型保育事業が導入されたことがきっかけで、別に主軸事業を持つ一般企業から保育施設の運営に参入した事業者も少なくありません。
運営元が一般企業であるため、持ち帰り仕事や残業、業務量といった、保育業界が抱えている課題を、企業ならではの観点で、業界内の常識にこだわらず合理的に解決に導いているところもあります。

「今の働き方に不満がある…」という保育士の方は、こうした「新しい考え方を持った保育施設」への転職を検討してみるのはいかがでしょうか。
 
保育園で働くならフェニックスキッズがオススメ!



「今の働き方に納得がいかない…」
「もっと満足できる働き方がしたい…」

そんな悩みを抱えている保育士にオススメなのが、株式会社Funkitが運営する保育施設フェニックスキッズhttps://www.phoenix-kids.jp/)です。フェニックスキッズは、全国に、企業主導型保育施設を11園、小規模認可保育施設を1園展開しています。

★フェニックスキッズの特徴
1. コンプライアンス(法令遵守)の徹底
無駄な残業・サービス残業をなくしています。
※ISO規格認定取得予定

2. IT活用で書類作成が合理的
母体となる株式会社FunkitがIT企業ということもあり、保育の現場においてもIT技術を活用しています。
そのため、書類作成など自社グループが開発した保育支援アプリを活用することで、業務負担の軽減を図っています。

3. 給食費実質会社負担
子どもと同じ昼食を食べるのも仕事という考え方から、フェニックスキッズでは、給食費実質会社負担となっています。

楽しみ、考え、認める。
フェニックスキッズは、子どもたちの自主性を育てる、保育プログラムを実践しています。
 



また、働きやすい環境を整えることで、園児に寄り添い、園児の未来を育むと考えています。
独自の知育システム(国立大学と共同開発)を使った幼児教育や、英語教育・IT教育を実施するなど、新しいアイデアにあふれた「未来志向」の保育園です。

株式会社FunkitのIT企業ならではの特徴を活かし、保育業界が抱える課題や古い体質からの脱却を目指しています。

IT技術を導入していることで、保育士にとっては働きやすく、子どもにとっては楽しく学べる環境が整っています。

現在、東京エリアで7施設、宮崎エリアで5施設展開しております。
今の働き方を変えたい方は、ぜひ一度ご連絡ください。

■フェニックスキッズ:https://www.phoenix-kids.jp/
■TEL:0120-963-441
■お問い合わせ:https://www.phoenix-kids.jp/contact?form=1

調査概要:保育士の働き方に関する調査
【調査期間】2020年7月1日(水)〜2020年7月2日(木)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】502人
【調査対象】現役保育士と元保育士(女性)
※以下、メディア関係者限定の特記情報です。個人のSNS等での情報公開はご遠慮ください。
【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
■株式会社Funkit:http://funkit.co.jp/
■TEL:03-5956-5035
■お問い合わせ:http://funkit.co.jp/contact/
 

すべての画像


会社概要

株式会社Funkit

0フォロワー

RSS
URL
https://funkit.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都豊島区南池袋2-12-1 佐伯池袋ビル2階
電話番号
03-5956-5035
代表者名
吉村 勇作
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2012年12月