クラウドファンディング形式によるふるさと納税寄附を募集!特別天然記念物コウノトリをはく製化!~自然環境を未来へつなぎたい~
このクラウドファンディングで、ふるさと納税を通じていただいた寄付は、環境教育や後世に環境保全活動を伝えていくために使われるコウノトリのはく製製作費等に使われます。
返礼品に注目が集まりがちなふるさと納税制度ですが、越前市では寄附の原点に戻り、使い道に特化した募集を行っています。この取り組みが注目され、今回のクラウドクラウドファンディングでも当初目標にしていた寄附金額を集めることができました。しかし、受付期間中に新プロジェクトが発動したため、期間を延長(~2019年8月31日)することになりました。
なお、ご寄付いただいた方は寄付額に応じた越前市のふるさと納税の返礼品をお選びいただけます。もちろんコウノトリに関する品々も取り揃えています。※返礼品は越前市民の方にはお渡しできません。
越前市では、「生きものと共生する越前市」を目指し、コウノトリが定着するための巣塔・ビオトープ整備やコウノトリのはく製を活用した環境学習など様々な活動を行ってきました。この活動が実を結び、初めて越前市で野外コウノトリが産卵し、2019年5月23日には県内で55年ぶりにヒナが誕生しました。しかし、非常に残念ながら誕生から約1週間後に全てのヒナが死亡していることが確認されました。
また、2010年に40年ぶりに越前市に飛来し107日間も滞在したコウノトリ「えっちゃん」が、6月16日に兵庫県豊岡市で死亡していることが確認されました。えっちゃんは、2010年に40年ぶりに越前市に飛来したコウノトリで、特別住民票を発行し、越前市のイメージキャラクターにもなるなど、特に越前市とゆかりの深いコウノトリでした。
この2つの知らせに、市民は深い悲しみに包まれましたが、関係者からは前向きに活動を続けていく声が上がっています。
当初、このクラウドファンディングでは産卵したコウノトリの抱卵の様子などをライブ映像で配信し環境学習や研究としての材料とするための費用として寄附を募ってきました。
しかし、寄附受付期間中にヒナとえっちゃんが死亡したことを受けて、ヒナ(3羽)とえっちゃんをはく製化することになりました。小中学校などでの環境教育やイベントで特別展示を行い、今後の活動のモチベーションの維持・向上につなげるだけでなく、さらなる市民の意識醸成につなげていきたいと考えております。
※コウノトリは種の保存法に指定されており、コウノトリのはく製自体が希少なものです。特に、ヒナのはく製は、兵庫県に2羽、福井県に40日齢の幼鳥1羽しかありません。そのため、今回の生後10日前後の日齢のヒナのはく製化は、標本としての価値も非常に高いものです。
- 国の特別天然記念物「コウノトリ」が舞う越前市
越前市は、コウノトリと縁が深く、日本の野生コウノトリ最後の生息地(兵庫県豊岡市、福井県小浜市、越前市)の一つであり、昭和30年代には1つがいが約9年間巣を作り続けていました。昭和45年には、くちばしの折れたコウノトリが飛来し、地域住民による保護活動が行われました。その物語は絵本や紙芝居になり、現在でも全国各地で語り継がれています。
越前市とコウノトリには、昭和30年代から60年近くの歴史があり、それぞれの時代で地域住民をはじめ、様々な人々が保護活動に携わり、市民にとって忘れられない物語が時を越えて紡がれてきました。地域住民と行政が協働した取組みが実を結び、県内では55年ぶりのコウノトリの誕生などに繋がっています。
- 貴重な自然環境を次世代へ引き継ぐ
しかし、コウノトリが飛来する地域は高齢化が進み、活動を次世代に引き継いでいくことが課題になっています。主として活動に取り組んでいる越前市坂口地区や白山地区の高齢化率は約40%と県内でも非常に高い割合です。次世代の後継者を育てるために里地里山の保全活動や環境調和型農業の推進、環境学習などを通じた学びあいの推進に取り組み、コウノトリが舞う里づくり活動を全市域に拡げていくだけでなく、この取り組みを全国へ発信する必要があります。
越前市に残る貴重な自然環境を守っていくためにも、皆様のご支援が必要です。是非、ご協力をお願いいたします。
寄附のお申込みはコチラ
→ふるさとチョイス「幸せを運ぶコウノトリがいつまでも舞い続ける自然環境を未来へつなぎたい!!」
https://www.furusato-tax.jp/gcf/540
- ふるさと納税制度を活用した寄附
こちらのプロジェクトに寄附していただくと越前市のふるさと納税と同じ寄附額に応じた返礼品を選ぶことができます。もちろん、コウノトリ関連の返礼品も揃えております。
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