9月新学期にも、留学院生の「国境をこえて学ぶ公共政策」オンライン受講
人工知能による海外の規制情報収集エンジンを活用した、満足度92.3%の学び
株式会社オシンテック(本社:兵庫県神戸市、代表取締役:小田真人)は、海外法制情報の自動収集エンジン「RuleWatcher」を利用し、城西国際大学大学院国際アドミニストレーション研究科において、従来とは異なる大学院留学生向けのオンライン授業を提供いたしました。
新型コロナウイルスの影響でオンライン化された授業の影響を受けたのは、日本人ばかりでなく、海外からの留学生についても同様です。夢をもって日本に学びに来た、アジアからの留学生たちが集う、城西国際大学大学院に対し、弊社が開発した情報ツールを使って、国境を越えた課題を探索する公共政策の授業を6月18日、6月25日の2回にわたり実施いたしました。
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海洋プラスチック汚染問題を探索する留学生
「中国では、12年前にレジ袋が禁止になりました。ボクがまだ、中国にいた高校のころのことです。しかし、中国の物価上昇で、レジ袋が相対的に安くなってしまって、プラスチックのゴミが増えているという問題もあります。」
公共政策のオンライン授業でそう発言したのは、広東省からの留学生のGさん。城西国際大学大学院の2年生だ。新型コロナウイルスの感染拡大によって、同大学のすべての授業がオンラインになったのは5月11日。教える側も教わる側も、手探りの中、公共政策の授業で、株式会社オシンテックが新しい手法を実験的に取り入れた授業を行った。同授業の参加院生は、中国、台湾、モンゴル、ベトナム、カザフスタンなどの留学生であった。
海外規制情報の探索エンジンRuleWatcher
世界各国のプラスチックに関する最近の規制を調べてみよう。
同授業で、このテーマで使用されたのは、株式会社オシンテックが開発した「RuleWatcher」という規制情報の可視化ツールだ。
それは、世界数十か国の議会、政府、裁判所からの情報を随時自動収集し、AIによって可視化される。言語はすべて英訳され、容易に検索が可能だ。
国境を越えた課題と公共政策
同授業では、オシンテック代表取締役・小田真人が、海洋プラスチック問題や気候変動など、国境に無関係あるいは国境を越えた課題について講義で行い、まずしっかりと問題意識を共有した。その後、留学生たちは、「RuleWatcher」を活用して、自分の母国のルールと、他国のルールをテクノロジーで比較した。二週間2回にわたる講義の初回に出された「宿題」は、「COVID-19によるプラスチック政策の変化を調べる」というものだった。その「宿題」を通じて、留学生たちは自宅にいる間も、RuleWatcherで情報を探索し、コメントしあい、学びが継続することを体験した。
留学生の院生たちは、このような演習形式の授業を通じて、近年大きな変化を見せるこうした環境政策が、それぞれの国の競争戦略としても機能していることについて、多くのことを学んだようだ。
最新の具体情報と双方向性の満足度の高い学び
参加した院生からは、次のようなコメントをいただいた。
「それぞれの情報が、点から線になって理解できた。」
「面白くて役に立つ知識をたくさん勉強しました。これから環境政策にもっと関心を持つようになると思います。」
「今までなんとなくニュースで見る程度だったのが、実際に自分で調べるきっかけになったと思う。それによって問題点の深刻さや各国の取り組みが見えてきた。」
授業後に実施したアンケートでは、92.3%が、授業を他の人にも勧めたいという満足度の高い結果となった。
感染だけでなく、今後頻発する自然災害にも対応できる授業
こうしたスタイルの授業は、新型コロナウイルス第二波だけでなく、増えつつある自然災害による学びの中断の状況においても対応ができる。9月からの新学期に向けて、多くの教育機関での採用が検討できる手法ではないだろうか。
(担当教員のコメント)
本学の大学院の政策研究Ⅰ(公共)という科目において、株式会社オシンテック(代表取締役:小田真人氏)の協力の下、海洋プラスチック問題や気候変動という問題を題材にして、「国という枠を越えた“公共(Public)”」とは何かについて考える機会を提供いただいた。
当該科目の受講院生は皆留学生なので、同社が開発している「RuleWatcher」という仕組みを活用し、関連分野の自国および他国や世界の情報などを比較しながら、当該科目のテーマについて、これまでの授業の内容とは異なる視点から、実習をしながら、学ぶことができた。今回の機会に対して、参加院生の評価も高く、積極的かつ前向きに学び機会にもなったようだ。
また、今回の機会は、オンライン形式で神戸とつないで授業を行ったわけであるが、院生も充実した機会をもてた。このことは、国内外どこにいても、今回のような学ぶ機会を持つことができるということである。教育において、対面の機会は重要であると考えるが、オンラインやICTなどを活用すれば、新しい教育の機会を創れるということも再確認できたと考えている。
今回の機会を提供いただいた、オシンテックおよび同社代表取締役の小田真人氏に、お礼申し上げたい。ありがとうございました。
鈴木崇弘(城西国際大学大学院国際アドミニストレーション研究科長・特任教授)
[参考]城西国際大学大学院国際アドミニストレーション研究科
https://www.jiu.ac.jp/inter_administration/
「テクノロジー×情報で新しい政策形成は可能か…オシンテックの新しい試み」
Yahoo!ニュース 2020年7月6日
https://news.yahoo.co.jp/byline/suzukitakahiro/20200706-00186847/
(株式会社オシンテックについて)
国内最大級のアクセラレーション「未来2019」等で受賞している、2018年創業の神戸市のスタートアップ企業。企業向けに非市場戦略のコンサルティングを行う一方で、ルール作りに関心の高い人を世界中に増やすことが、民主主義のバージョンアップに繋がるとの思いから、産業界・学術界・非営利セクター等を結びつける独自のウェブサービス RuleWatcher.com を招待制で運営している。
代表取締役の小田真人は、神戸情報大学院大学で客員教授も兼任し、講演を行う等、学術界の人材育成による社会変革も重要視している。
https://www.osintech.net
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海洋プラスチック汚染問題を探索する留学生
「中国では、12年前にレジ袋が禁止になりました。ボクがまだ、中国にいた高校のころのことです。しかし、中国の物価上昇で、レジ袋が相対的に安くなってしまって、プラスチックのゴミが増えているという問題もあります。」
公共政策のオンライン授業でそう発言したのは、広東省からの留学生のGさん。城西国際大学大学院の2年生だ。新型コロナウイルスの感染拡大によって、同大学のすべての授業がオンラインになったのは5月11日。教える側も教わる側も、手探りの中、公共政策の授業で、株式会社オシンテックが新しい手法を実験的に取り入れた授業を行った。同授業の参加院生は、中国、台湾、モンゴル、ベトナム、カザフスタンなどの留学生であった。
海外規制情報の探索エンジンRuleWatcher
世界各国のプラスチックに関する最近の規制を調べてみよう。
同授業で、このテーマで使用されたのは、株式会社オシンテックが開発した「RuleWatcher」という規制情報の可視化ツールだ。
※RuleWatcherで、直近150件の情報を自動分類して把握する。
それは、世界数十か国の議会、政府、裁判所からの情報を随時自動収集し、AIによって可視化される。言語はすべて英訳され、容易に検索が可能だ。
国境を越えた課題と公共政策
同授業では、オシンテック代表取締役・小田真人が、海洋プラスチック問題や気候変動など、国境に無関係あるいは国境を越えた課題について講義で行い、まずしっかりと問題意識を共有した。その後、留学生たちは、「RuleWatcher」を活用して、自分の母国のルールと、他国のルールをテクノロジーで比較した。二週間2回にわたる講義の初回に出された「宿題」は、「COVID-19によるプラスチック政策の変化を調べる」というものだった。その「宿題」を通じて、留学生たちは自宅にいる間も、RuleWatcherで情報を探索し、コメントしあい、学びが継続することを体験した。
※RuleWatcherで、特定の国の政策動向を分析してみる。
留学生の院生たちは、このような演習形式の授業を通じて、近年大きな変化を見せるこうした環境政策が、それぞれの国の競争戦略としても機能していることについて、多くのことを学んだようだ。
最新の具体情報と双方向性の満足度の高い学び
参加した院生からは、次のようなコメントをいただいた。
「それぞれの情報が、点から線になって理解できた。」
「面白くて役に立つ知識をたくさん勉強しました。これから環境政策にもっと関心を持つようになると思います。」
「今までなんとなくニュースで見る程度だったのが、実際に自分で調べるきっかけになったと思う。それによって問題点の深刻さや各国の取り組みが見えてきた。」
授業後に実施したアンケートでは、92.3%が、授業を他の人にも勧めたいという満足度の高い結果となった。
感染だけでなく、今後頻発する自然災害にも対応できる授業
こうしたスタイルの授業は、新型コロナウイルス第二波だけでなく、増えつつある自然災害による学びの中断の状況においても対応ができる。9月からの新学期に向けて、多くの教育機関での採用が検討できる手法ではないだろうか。
(担当教員のコメント)
本学の大学院の政策研究Ⅰ(公共)という科目において、株式会社オシンテック(代表取締役:小田真人氏)の協力の下、海洋プラスチック問題や気候変動という問題を題材にして、「国という枠を越えた“公共(Public)”」とは何かについて考える機会を提供いただいた。
当該科目の受講院生は皆留学生なので、同社が開発している「RuleWatcher」という仕組みを活用し、関連分野の自国および他国や世界の情報などを比較しながら、当該科目のテーマについて、これまでの授業の内容とは異なる視点から、実習をしながら、学ぶことができた。今回の機会に対して、参加院生の評価も高く、積極的かつ前向きに学び機会にもなったようだ。
また、今回の機会は、オンライン形式で神戸とつないで授業を行ったわけであるが、院生も充実した機会をもてた。このことは、国内外どこにいても、今回のような学ぶ機会を持つことができるということである。教育において、対面の機会は重要であると考えるが、オンラインやICTなどを活用すれば、新しい教育の機会を創れるということも再確認できたと考えている。
今回の機会を提供いただいた、オシンテックおよび同社代表取締役の小田真人氏に、お礼申し上げたい。ありがとうございました。
鈴木崇弘(城西国際大学大学院国際アドミニストレーション研究科長・特任教授)
[参考]城西国際大学大学院国際アドミニストレーション研究科
https://www.jiu.ac.jp/inter_administration/
「テクノロジー×情報で新しい政策形成は可能か…オシンテックの新しい試み」
Yahoo!ニュース 2020年7月6日
https://news.yahoo.co.jp/byline/suzukitakahiro/20200706-00186847/
(株式会社オシンテックについて)
国内最大級のアクセラレーション「未来2019」等で受賞している、2018年創業の神戸市のスタートアップ企業。企業向けに非市場戦略のコンサルティングを行う一方で、ルール作りに関心の高い人を世界中に増やすことが、民主主義のバージョンアップに繋がるとの思いから、産業界・学術界・非営利セクター等を結びつける独自のウェブサービス RuleWatcher.com を招待制で運営している。
代表取締役の小田真人は、神戸情報大学院大学で客員教授も兼任し、講演を行う等、学術界の人材育成による社会変革も重要視している。
https://www.osintech.net
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