新型コロナウイルス(COVID-19)対策の空気浄化サービスの展開開始
~ウイルス不活化効果が期待できるダチョウ抗体を用いた液体噴霧の業務用ディフューザー~
日本カルミック株式会社(以下、カルミック)は、京都府立大学 塚本康浩教授と株式会社ジールコスメティックス(以下、ジール社)が共同で開発したダチョウ卵黄エキス(以下、ダチョウ抗体)を原料としたウイルス不活化効果が期待される液体を用い、自社の業務用ディフューザー「エアーフレッシュナー」(スプレーによる自動噴霧等の機能付き)等を通じた空間浄化サービスを、11月をめどに新たに展開いたします。
日本カルミックは、衛生環境マネージメントカンパニーとして、全国のトイレ等の施設・設備向けに総合衛生サービスを自社の独自のメンテナンス網により提供し、エアーフレッシュナーを用いた空間の消臭・芳香サービスを展開しています。
新たにダチョウ抗体を用いた液体噴霧による空間浄化サービス(※)を加えることで、新型コロナウイルス(COVID-19)をはじめとしたウイルス感染リスク低減、公共空間でのパンデミック防止に寄与し、快適な環境のもとでの安心な暮らしの実現を目指します。
(※)エアーフレッシュナーを用いたダチョウ抗体噴霧による検証結果は、別紙資料「空間中ダチョウ抗体噴霧ミストのウイルス結合活性の検証」をご参照ください。
●ダチョウ抗体とは:
- 一般的に抗体とは、体内に侵入した細菌やウイルスに結合し、体内からこれらを除去する分子のことをいいます。医療用として原料化する場合は、マウスやニワトリの体内で抗体が作られます。
- 京都府立大学塚本教授は、病気で死ぬことがほとんどないダチョウに着目し、ダチョウの無精卵から高品質で機能が安定した抗体をスピーディーかつ大量に抽出することに成功。従来のコストを約4千分の1に抑えることができ、熱に強く、酸性・アルカリ性の両方にも強いダチョウ抗体を用いて、インフルエンザなどの抗体をコーティングした「ダチョウ抗体マスク」を開発し2008年に文部科学大臣賞を受賞しました。
- ジール社はこの技術を用いて新型コロナウイルスを不活化し感染の抑制を目的とする、ダチョウ抗体配合スプレーの開発に成功しております。
ダチョウ抗体の抽出イメージ(ジール社提供)。この過程でダチョウの命を犠牲にすることはありません。
尚、ダチョウは病気で死ぬことがほとんどないなど、驚異的な免疫力と回復力を持つことで知られております。
●塚本康浩 京都府立大学 学長/生命環境科学研究科教授
1968年京都府生まれ。おもにダチョウを用いた新規有用抗体の低コスト・大量作製法の開発およびがん細胞における細胞接着分子の機能解明とその臨床応用化、感染症防御用素材の開発に取り組んでいる。2008年にダチョウの無精卵から抽出した抗体を用いて新型インフルエンザ予防のためにマスクを開発。以後もダチョウ抗体を利用したさまざまな研究(ガン予防・美容など)に取り組む。
●株式会社ジールコスメティックス(本社:大阪市北区、代表取締役 前田 修)
ダチョウ抗体の他に類を見ない可能性に着目し、2011年に創業。
肌トラブルや感染症など、世界中で起きているさまざまな問題をダチョウ抗体によって、根本的な解決へと導くための研究開発と製品化を行っています。
- 2018年10月「ダチョウ抗体のデング熱への有効性」をIMCB(シンガポール国立分子細胞生物学研究所)と共同発表。
- 2020年3月「新型コロナウイルス(COVID-19)を不活性化するダチョウ抗体スプレー」の開発に成功
- 2020年6月「ダチョウ抗体を空間に噴霧する新たな新型コロナウイルス(COVID-19)対策」としてダチョウ抗体配合噴霧剤「V BLOCK AIR」を発表。
https://zlc.jp/
(株式会社ジールコスメティックスのサイトへリンク)
●日本カルミック株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 髙居隆章)
1969年設立。世界で有数の動物用医薬品企業の共立製薬と英国に本社を置く世界最大級の環境衛生マネージメント企業のレントキル・イニシャル社との合弁会社です。
先進的な製品・技術とサービスにより、衛生的で快適な環境を創造する衛生環境マネージメント企業です。ウォッシュルーム、厨房、オフィス空間の3つの分野で、清潔と安心と快適をお届けしています。
https://www.calmic.co.jp/
(日本カルミック株式会社のサイトへリンク)
本件に関するお問合せ先
日本カルミック株式会社 広報部
E-mail:pressrelease@calmic.co.jp
TEL:03-3230-6760(お電話の際には広報部宛てのご連絡である旨をお伝えください)
別 紙
空間中ダチョウ抗体噴霧ミストのウイルス結合活性の検証
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