ICI プレジデント兼最高経営責任者にEric J. Pan氏が就任

グローバルな経験を持ちファンド協会を率いる金融監督機関経験者

Investment Company Institute (ICI)

2020年10月20日、ワシントンD.C. – Investment Company Institute(以下、ICI)の取締役会はEric J. Pan 氏を次期プレジデント兼最高経営責任者として任命しました。
Pan氏は国際的な金融規制の経験を持つベテランの金融監督機関の出身であり、金融規制に関する著名な学者であり専門家です。2011年から2019年まで、米国証券取引委員会(SEC)と商品先物取引委員会(CFTC)で、米国の2大資本市場規制当局の国際規制政策を担当しました。また、法学部の教授・学者として、金融規制の国際協調、企業統治などについて執筆・講演活動も行い、今年の1月からPan氏はワシントンDCを拠点とする国際経済政策アドバイザリー会社、Rock Creek Global Advisors LLCのマネージング・ディレクターを務めています。

レギュレーテッド・ファンドのために設立された世界を代表する協会のICIとその前身組織を含む80年の歴史の中で、Pan氏は10人目の最高経営責任者となります。16年間以上ICIの最高経営責任者として勤めたのち、今年引退予定のPaul Schott Stevens氏の後任となります。プレジデント兼最高経営責任者としてPan氏 はワシントンDC、ロンドン、香港のオフィスに所属するICIのスタッフ、計174人を率いていきます。

「Pan氏はグローバルな経験、財務および規制に関する深い洞察力、投資家保護とサービスへの強いコミットメントなど、ICIを90年目に導くのにふさわしい資質を持ち合わせている」とICIの会長兼J.P. Morgan Asset Managementの最高経営責任者のGeorge C.W. Gatch氏は述べています。 「取締役会は、Pan氏がPaul Stevens氏の築き上げた強力な組織を引き続き推進し、今後の新たな課題や機会を創出できることを確信しています」と続けました。

「次期プレジデント兼最高経営責任者としてICIに参加できることを大変光栄に思います」とPan氏は述べています。「ICIは、優れた研究機関であり、レギュレーテッド・ファンドとその株主の施策を提案しています。ICIの優秀なメンバー、そしてスタッフの方々と一緒に世界中のファンドとその投資家の利益のために、影響力を持ち、効果的な代弁者としての役割を果たすために働けるのを大変楽しみにしています」とコメントを残しました。

Pan氏はアジア太平洋地域について、次のように述べています:「中流階級は増加傾向にあります。中でも世界中で、老後の生活に備える必要がある中流階級が増加している事から、投資機会に対する需要が高まっています。これらは特に投資ファンドが最も効果的に提供できる投資機会です。同時に、株式市場や債券市場への投資ファンドを通じた資本の流れは、将来の経済環境に必要とされるイノベーションや事業開発への資金供給となっています。アジアほどこの傾向が顕著な地域はなく、レギュレ―テッド・ファンドの可能性を地域全体で拡大するために、会員の皆様と一丸となり取り組める事を非常に喜ばしく思います。」

 Pan氏はハーバードカレッジ、エジンバラ大学、そしてハーバード大学法学部を卒業し、金融監督機関や学術的な分野で活躍をしてきました。2011年にSECに採用され、国際的な規制政策の監督と、世界的な金融危機を受けてG20首脳のアジェンダに対応する事を目的に発足された新しい部門を統率しました。また、証券監督者国際機構(IOSCO)と金融安定理事会(FSB)にSECの参画も果たしています。2015年にCFTCに異動し、CFTC国際事務局のディレクターとして、すべてのCFTC国際政策を構築してきました。二国間および多国間の交渉、またIOSCOおよびFSBにおいて、委員会を代表しました。さらにデリバティブに関するIOSCO委員会、OTCデリバティブ規制当局グループ、データ標準ガバナンスに関するFSB作業部会の議長を務めた経歴があります。また、CFTC議長を補佐し、IOSCOサイバー・タスクフォースおよびIOSCO市場の分裂に関わるタスクフォースの議長を務めています。

2005年から2010年まで、Pan氏はHeyman Center on Corporate Governanceのディレクターとして、またBenjamin N. Cardozo法科大学院の法学部准教授を務め、金融規制、国際協調、企業法に関する研究を発表しました。2019年秋には、コロンビア大学法学部の法経済学研究センターで上級研究員および非常勤准教授として、学界にも復帰を果たしています。Pan氏は、ワシントンDC州のCovington & Burling LLPでアソシエイトとしてキャリアをスタートさせました。
 
Pan氏は11月9日付でICIのプレジデント兼最高経営責任者に就任します。

– 以上 –

ICIについて
The Investment Company Institute(ICI)は、米国の投資信託、上場投資信託(ETF)、クローズドエンド型ファンド、ユニット投資信託(UIT)、および世界中の法域で投資家に提供されている同様のファンドを含む、レギュレーテッド・ファンドを世界的に代表する団体です。ICIは、高い倫理基準の遵守を奨励し、一般の理解を促進し、ファンド、その株主、取締役、アドバイザーの利益を促進することを目的としています。ICIのメンバーは、米国で1億人以上の株主にサービスを提供し、米国の総資産26.9兆米ドルを管理しており、その他の国・地域では7.8兆米ドルの資産を管理しています。ICIは、ロンドン、香港、ワシントンDCにオフィスを持つICIグローバルを通じて国際的な業務を行っています。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。


ビジネスカテゴリ
銀行・信用金庫・信用組合
キーワード
投資金融規制ICI
関連リンク
https://www.ici.org/

会社概要

Investment Company Institute (ICI)

0フォロワー

RSS
URL
https://www.ici.org/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル12階
電話番号
-
代表者名
Paul Schott Stevens
上場
未上場
資本金
-
設立
-