勝浦市の小中学校全6校の体育館に、熱中症と感染症対策が可能な大型シーリングファン「スマイルファン」導入完了
~「CHIBAモデル体育館」の進化を見据え、今後も展開~
株式会社五常(千葉県千葉市 河野佳介)は2021年3月末、勝浦市役所学校教育課(千葉県勝浦市)の依頼を受け、千葉県勝浦市の小中学校全6校の体育館に、熱中症および感染症対策として、大型シーリングファン「スマイルファン」を導入・設置しましたことを、お知らせいたします。
[[[ なぜ今春の導入なのか ]]]
千葉県勝浦市の小中学校では、かねてより子どもたちの健康で安全な学校生活を実現するべく、主には夏場の熱中症対策として、各教室にエアコンを導入するなど、学習環境を整えてきました。しかし、大型施設となる体育館に関しては、維持費を含めたコスト面と安全性確保のハードルが高く、ベストな方針に至れない状況が続いていたそうです。しかし昨春、新型コロナウィルス感染症対策への対応も重なり、子どもたちの体育館使用についてのさらなる注意を要する中、各校には、より早急な整備を求められるようになりました。そして、換気も含めたより高度な性能を備えた冷却装置のリサーチを重ねられる中で、広範囲に空気を循環させる天井吊り下げ型の大型扇風機「大型シーリングファン」という選択肢に出会われ、有難いことに、製造元であり施工業者としての実績のある県内企業として、株式会社五常(以下当社)に問い合わせをいただき、検討と相談、承認と手続きを経て、およそ半年以内での早期稼働へと至ることができました。なお、この度の設置工事は、勝浦市が千葉県の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、導入されました。
[[[ なぜシーリングファンなのか ]]]
勝浦市は先述の通り、体育館での熱中症対策を急ぎたいとの考えから、かねてより業務用大型エアコンの設置も含めた設備導入の検討を行っておりました。しかし、複数台の電気設備を常時フル稼働させる高コストな方式の採択は、公共施設として、即決が難しかったそうです。その中で、自然の風をコントロールするだけで送風と換気を一気に担える大型シーリングファンなら、子供たちへの風が与える体への負担も少なく、感染症対策に理想的だとの評価をいただくことができ、この度の導入を決定されました。
[[[ なぜスマイルファンなのか ]]]
当社のオリジナルブランド「スマイルファン」には、既に大手企業の物流倉庫や空港の海上保安航空基地などにも導入され、高い満足度で実働している確かな実績があります。また、1基で最大2100m2もの面積をカバーできるパワーを持ちながらも25デシベルの静音設計で、ドライヤー程度の省電力までを実現する永久磁石同期電動機モーター搭載機は、高性能な上にメンテナンスフリーといった、常設設備として理想的な条件を揃えています。今回はこれらを総合し、子供たちへの安心安全、快適な環境づくりにおいてベストな選択肢であると判断していただけたものと考えます。また当社には、「スマイルファン」の設置工事以外でも様々な建築工事を担ってきた実績があり、体育館という特殊な建築物にも、地元工務店と素早い連携を取りながら、各体育館の構造に見合った設置と安全対策を施すことができため、早期の完成へと至ることができました。
[[[ CHIBAモデル体育館の未来を見据えて ]]]
「スマイルファン」の大きな特徴は、大空間に気流を生み出せることです。その気流が生み出す風は、体感温度で約マイナス5度の冷却効果と、5分から10分の短時間で体育館の空気を全て入れ替えられる換気効果を生み、熱中症対策と感染症対策の高度な両立をもたらします。自然の空気を活かした風は安心・快適で、避難所など、市民に開放する公共の場としても、より頼れる体育館へとバージョンアップさせることができました。そして今後、当社は大型シーリングファンで生まれ変わった6校の体育館を「CHIBAモデル体育館」と位置づけ、県内はもとより、より全国的なお役立ちが実現できるよう、日々の業務に取り組んでまいります。その先の展開として、太陽光発電や蓄電池と併用し、クリーンエネルギーを活用して、有事の際にも活用快適性を確保できる「サステナブル体育館」への進化を考えております。また、そのクリーンエネルギーを肌で感じられる体育館は、新しい林間学校の場として、子どもたちの環境教育にも繋がる可能性を感じています。
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